2006年10月21日

運営者からの報告と御礼

 ブログなるものを始めて約8ヶ月、「さくらのブログ」に移転してから約2ヶ月が経過しました。データに連続性がないので信用はできませんが、アクセス数累計が14万、訪問者(のべ)が5万を超える状態になりました。実は、そんなことより嬉しいのは記事の数(242件)よりもコメント数(271件)が上回る状態になったことです。匿名性が高いがゆえに、ブログでも面倒なことが少なくないようですが、幸い、様々な方から、真摯なコメントを賜り、私自身が勉強させていただいております。

 もっとも、『寝言@時の最果て』という、いかにもちゃらんぽらんな臭いのする、タイトルのブログです。気楽に、「ここはおかしい」とか「他にもこうも考えられる」という指摘を賜れれば、幸いです。

 最近は、最初のポリシーに反して「なまもの」に関する記事ばかり増えてしまいました。複数の事情が重なってゆっくりと考えをまとめるゆとりがあまりなく、自分で読み返しても、@niftyの時よりも、記事の質が落ちているように思います。まあ、@nifty時の記事の質が特に高いわけではないのですが。気がつくと、安保環境を変動させかねない事件が起きて、それに引き摺られるように時事ネタが増えてしまいました。メディアを読んでもわからないと嘆いておりましたが、現状での政府の対応を副会長さんがきれいにまとめられています。12月ぐらいには落ち着く可能性が出てまいりましたので、「時の最果て」らしく過去・現在・未来の時間軸に囚われずに、自由に記事を書いてゆきたいと考えております。

 10月13日に物持ちのよさを含羞をこめて自慢いたしましたが、唯一の例外があります。それは、本でありまして、私の手元にある本のうち、本業で使うものを除くと、約1割程度はボロボロです。一番、ひどい目にあっているのが岡崎久彦『陸奥宗光』(PHP研究所(文庫版) 1990年)です。私事で恐縮ですが、25歳のときに人生で一番、つらい別れを経験して、それから3年ぐらい、おそらく人生の中でも手当たり次第になんでも読んでいた時期に出会った著作でした。クラシックを聴いて思わず涙がこぼれることは多々ありますが、この著作は本を読んで初めて泣く経験を味わいました。岡崎先生が筆をとられた本来の動機とは反するとは思いますが、頭だけでなく血で書かれた歴史書を読むうちに、「死処」を見失ってさまよっている自分がいることに気がつきました。あと、何年生きられるのかはわかりませんが、「ある敗戦国の衰退史」という「寝言」をなんとか書き終えることが、私の「死処」かなと思ったりします。世に出すつもりもなく、単なる自己満足ですが、この国の戦後がハッピーエンドで終わり、新しい希望の時代へ入ってゆくことを心から願ってやみません。

 末尾になりましたが、 『文語の苑』というちょっと私みたいな無教養なものには敷居が高いサイトを紹介させていただきます。以前、こちらのサイトを通して谷田貝常夫先生の御厚意で小冊子を二冊ほど送っていただきました。殺伐とした時代ではありますが、文語体の文章を味わうと、不思議なもので平静な気分になります。谷田貝先生には申し訳ないことではありますが、一冊目は予定より遅くなりましたが、ボロボロになってしまいました。それでも、自分で文語体の文章を書ける水準ではありませんが、私の下らない記事よりも、こちらのサイトを御覧頂ければ、幸いです。
posted by Hache at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ごあいさつ