2006年10月30日

ピラティスとインストラクター四方山話

 久々にピラティスの話題です。日曜日は通常のレッスンに加えて、女性のインストラクターに特別に「個人授業」をして頂きました。…ちと、えっちな響きですが、まじめな話であります。なにせ、20人近くが参加しているところで私一人が暑苦しく汗まみれになってしまうので、目立つのであります。どうも、下手くそのようです。

 レッスンそのものは、続ければ続けるほど、やさしくなっています。最初は、かなり複雑な動作をやっていたのですが、私も含めて参加者のレベルが低い。よって、難しいことをやっても、ぬるい単なる「筋トレ」にしかなりません。というわけで、基本動作をみっちり仕込む方向にレッスンも変わってきたようです。このあたりの判断は実に的確で、インストラクターを信頼する理由の一つです。ピラティスのマニュアルなど役に立たないわけでして、個体差にあわせて指導しなければ、参加者には迷惑なだけです。基本を抑えるのも容易ではありませんが、結局は臨機応変の対応がものをいいます。どんな物事でも通じることなのですが、出来る人の方が少ない印象があります。

 下手くそな教師はいきなり難問を解かせて生徒を苦しめ、や○医者(外科)は簡単な処置で済むところを大きく切ってしまう。教育に関する議論が盛んですが、私に言わせてしまうと、能力が低い教師をどうするのかということ以上に、上手な教師が報われる制度が長期的には肝心だと思います。さらに、それを見極める情報が保護者に伝わり、保護者がそれを合理的に判断できるかが問題で、思想がどうたらこうたらとかはどうでもいいように思えます。教育する側・教育される側の信頼関係をどのように構築するのかという議論が見当たらないのは、お寒い限り。

 いま、公教育に携わっている方がすべて悪いなら話は簡単ですが、そうじゃないからお魚から小骨をとるような地味な作業が必要です。はっきり言って、世の教育「評論」の多くは、悪い事例をもちだして、それがあたかもすべてを物語っているかのような議論になっていて、私みたいな凡夫には理解不能です。話がそれましたが、今、お世話になっているインストラクターは参加者のレベルを見ながら、相手に合わせることができるので、安心して言うとおりにやっていればよく、頼もしい限り。

 で、私の問題なのですが、インストラクターの「診断」では力みすぎているとのこと。うーむ、実に単純ですが、鋭い。要は、腹横筋を鍛えているわけですが、意識が過剰になっていて動作に負担がかかりすぎていると指摘されて、納得しました。呼吸や骨盤の動き、背骨の動きなど事細かに説明を受けても、苦痛に感じない。スムーズに頭に入ってきます。とどめに「ただ、口で説明するのは簡単ですけど、体が覚えるまでは時間がかかります。私も、最初の半年ぐらいは本当に大変でした」と言われて感心してしまう。

 まあ、政治にせよ、経済にせよ、わかったような理屈をこねている人のなんと多いことか。あるいは、理屈をバカにする「実務家」のなんと多いことか。岡崎先生やかんべえ師匠、雪斎先生などごく一部の方を除くと、「識者」の見識など鼻で笑ってしまいます。話をピラティスに戻すと、教えていただいているのに失礼な話ではありますが、街の外れのジムで、非礼を重ねるに報酬もあまり高そうではないのです。言いにくいのですが、月会員で7,000円というのは、この方のレッスンを受けるだけでも、元がとれそうです。これが「格差社会」ってやつかなと思ったり。

 ピラティスのねらいは、内臓や骨に近い深部の「インナーマッスル」を鍛えることにあるわけですが、手段としては骨盤を安定的に動作させることで腹横筋を鍛えることになります。副次的には、骨盤の動作が円滑になり、骨盤に近い背骨の歪みがとれ、姿勢がよくなるとともに、他の運動をやるときに腰を痛めることが少なくなるそうです。平たくいうと、深いところの筋肉(通常の筋トレでは十分に鍛えることができない)を意識的に鍛えることによって、腰周辺の柔軟性が増すということ。頭だけでなく、体も硬い私にはありがたい話です。ただ、仕事が煮詰まっているので、最近はとびとびでしかレッスンに参加できず、インストラクターも心配してくれていて、ちと胸一杯。来週は、本当に厳しいスケジュールになるので参加できそうにないと話したら、手取り足取り、20分近く、自宅で簡単にできるトレーニングを教えていただきました。要は、ニュートラル・ポジションとインプリントなんですが、私の癖を見ながら、10分でできる基礎トレーニングのメニューをつくっていただいて助かりました。

 余談ですが、「Kさんは、元は陸上でしょ?」と尋ねたら、一瞬、戸惑いながら「わかります?」と驚いていました。半分、山勘なんですが、同じ「道」を歩んできたのが、筋肉のつき方と曖昧ですが、顔立ちと雰囲気でなんとなくわかります。陸上をやっていた人は、いい人が多いんです(私?訴追の虞はありませんが、黙秘いたします)。それにしても、今週というより、11月末までしゃれにならない状態に。11月は乗り切れれば、十分という状態です。体調は万全に近くなってきたのが、不幸中の幸いですが。更新がないときは、病気ではなく、手が空かないと御了解ください。
posted by Hache at 00:05| Comment(2) | TrackBack(2) | 健康な?寝言