2006年11月15日

20代の人たちとのおしゃべり

 私が見ているサイトの多くは、30代後半から40代と思しき方が運営されているところが多く、20代前半の考えていることがつかめないです。今日は、20前後の人たちとしゃべる機会があったので、雑駁ですが、いくつかの点描をしてみます。同じ年に生まれたというだけで、「人生いろいろ」(この発言を入院中に聞きましたが、「問題発言」とは聞こえませんでした)なので、あくまで私が接した印象でしかありません。

 まず、驚いたのがアメリカへの依存心の強さです。イラクを攻めたのに、なぜ北朝鮮はやられないのかという物騒な発言がでてきます。朝鮮半島で米軍が抑止されている現状を説明すると、納得はするのですが、不満そうですね。核の議論にしても、アメリカと相談した上でやっているのですかと素朴ではあるのですが、デリケートな質問をぽんぽんされてしまうので、こちらも思った以上に疲れます。

 北朝鮮の問題にせよ、中国との「友好」にせよ、アメリカとの同盟関係が大切ですよということを説明すると、こちらが「あれ?」と思うぐらい、素直に同意されてしまってこちらが反論を期待しているところを見事に裏切られてしまいました。さすがに集団的自衛権については、「しゅうだんてきじえいけん?」となるのですが、要は、アメリカは日本の安全を守るために米兵の命を捨てるリスクを負っているのに対し、日本が自衛隊の方々にアメリカとともに戦っていただくための環境をつくって、露骨に言えば、自衛官の方々にお国のために命を危険にさらすリスクを負うかもしれないという選択肢をもった上で、実際には外交も絡めて戦争に至らないようにするために議論しているんですよと説明すると、これも、納得されてしまって困ってしまいました。淡々と日米が一体となって「やられたら、やり返しますよ」と立場をはっきりさせたら、北はおろか、中国だって歯向かうことは無理でしょうという程度の話なのですが。日教組の影響とはほど遠い世界にきた感覚で、なんだかネットでされている議論とずいぶん違うという実感をもちました。まあ、私が接した人たちが、「サイレント・マイノリティ」であるだけかもしれません。

 つまらない話では、タウンミーティングの話で、知らないという若い子がほとんどで、知っていると答えた人が1割程度。「不規則発言」を見せて(自分の意見を言う代わりに面倒なときに「こんなことを言っている人もいる」と紹介するには便利なので、あんまり悪く言ってはいけませんね)、「北の核武装を10程度の重要さとすると、この問題はどれぐらいかな?」と尋ねてみました。驚いたことに、知っていると答えた人は、3から4程度と言うので、思わずのけぞってしまいました。この問題に関心があるから、重要度を高く感じているのは当然なのかもしれませんが、思わず考え込んでしまいました。余計ですが、これで民主党は国会審議を拒否しているという話をすると、重要度を高く評価した人が「それはバカげています」と答えるので、ますますわからなくなりました。同世代では民主党への「拒否感」が強まっている印象がありますが、20代ではどうなのかなあ。

 本当にどうでもいいのですが、その場に居合わせた女性のほとんどが安倍総理ファンでした。理由を尋ねてみると、「優しそうだけど、いざというときに頼りがいがある」という声が多くて、なるほどと思いました。彼女たちの評価が的確かどうかは、これからの安倍総理の言動しだいなのですが、異性として総理を見るという感覚は、私自身が男である以上、当たり前ではあるのですが、私には新鮮でありまして、考えさせられてしまいました。もちろん、限られた人数での話ですので、一般化することはできないのですが、彼氏を見るような感覚で総理を見ているようです。

 さらにどうでもいいことを書くと、『溜池通信』を読んでいますという人がいたので、「寝言@時の最果て」の管理人が私であることを伏せて、「こんなひどいことを書いている人もいるけど、どう思う?」と尋ねたら、バカ受けされてしまい、意地の悪い笑いを抑えるのに苦労しました(著作権は私にありますが、送ってきたのは時の賢者様ですので悪しからず)。サンプロも見ているようなので、タクシーでの「不規則発言」よりも、番組での発言でさらに目立ってくださいねと申し上げておきましょう。
posted by Hache at 03:57| Comment(9) | TrackBack(0) | 気分しだいの寝言