2007年01月23日

いっぺん○んで来い!

 昨日の記事を書いた後でどこかで似たような話があったなあと思い出しまして、見つけたのがこちら。このお話自体が面白いので、暇をもてあましておられる方はこちらから全文を読まれるのがベストかと。本当にとってもいい人である岡本呻也さんへ「ここまでやる?」と思うぐらい突っ込む伊藤洋一さんとかんべえさんはとっても怖い人なのであります。ちなみにこの四酔人なる企画を読者に「公開」したときに参加させていただいて、「へ」に「へ」を重ねた理屈で伊藤洋一さんを沈黙させたときに、思わず漏らしたかんべえさんの笑みが忘れられません。

お前も「同類」じゃないのかって?

 …。いえいえ、とんでもございませぬ。私は「寝言」を書くのが趣味であるだけでありまして、あの「芸域」にはとうてい及ぶものではございませぬ。

 「へ」のつく理屈を考えだすと、とまらない。これが商売になるのなら、私は億万長者になる自信がありますね。ある勉強会である方を招いたところ、政策の微妙な部分になると、途端に御自分の立場を思い出して「柳に風」とばかりにうまく話をそらす方がいました。ついついみんな「王手」をかけたくなるのが人情で、ビシッと質問をすると、逃げてしまう。こういうときに「王手」は禁物でありまして、二手すきぐらいをかけると、途端に「手」が見えなくなって、「答弁不能」になったりします。「へ」のつく理屈をこねていると、意外な効能があったりします。ひねくり曲がったことを考えていると、一番短い距離が見えたりするかもしれません(論証なし)。もっとも、「と」はご勘弁願いたいのですが。

 うーん、「格差是正」という「善意」からたいてい碌でもないことが生まれるという「寝言」を書くはずだったのですが。まあ、私みたいなザルの脳みそには難しいので、「寝言」スタイルでまいりましょう。「古い自民党」あるいは旧田中派は、「利権政治」といわれましたけれど、ある時期までは「格差是正」と「票とカネ」を両立させることに成功させた側面があったのだろうと。「小泉改革」は、瓦解しつつあるシステムに拍車をかけたことは間違いがないのだろうと。他方で、それに変わる新しい再分配のしくみはまだ見えない。「再チャレンジ」というのは、その機軸の一つになりうるけれども、私ごときが申し上げるまでもなく、それがすべてというわけではない。

 『朝日』の「経済成長」か「格差是正」かという設問の立て方は奇妙ではありますが、「へ」のつく理屈をこねるのが好きな人から見ると、一時期の経済危機を脱して景気は回復しつつあるけれども、実感がともなわない方が多いというどうでもいい話になってしまいます。むしろ「格差是正」(45%(なんで『朝日』は小数点をださないんでしょう。細かいので本当にどうでもいいのですが。まあ、わかりやすいからでしょうか))よりも「経済成長」(35%)を重視すると答えた方の中身が知りたいところです。既に景気回復の果実を実感していてさらなる成長を願っている人だけでなく、まだ景気回復を実感していない人も含まれているかもしれません。実感のともなわない景気回復(成長率の分母が巨大なだけに率でみると小さいけれども、増加量で見れば、優に途上国の1年分のGDPあるいはGNIに匹敵する)のプロセスでは景況感でのバラツキが大きくなってしまうのかもしれません。

 ぐっちーさんが指摘されている点は、「成長戦略」の根幹部分だと思います。不良債権処理は入口。出口は、資本市場の整備。ただし、まだ時間がかかります。申し上げにくいのですが、ここは必要な手立てを打ちつつ、安倍総理にもちこたえていただきたいところです。危機の時期は人の心がまとまりやすい部分もあります。そこから脱して、一息つく余裕がでてきてこれまで悲惨だと意識するゆとりがなかった頃にはあまり目につかなかったことが耳目を奪いやすい時期に入りつつあるように思います。このような時期の舵取りは危機の時代よりも難しい部分もあります。このあたりの機微は私ごときでは手に負いかねるのですが、成長という果実は民間部門が自ら勝ち取るものであって、政府の指図で手に入れるものではない。ですから、「成長戦略」というときにそれはあくまで民間部門が後ろ向きにならないようにインセンティブを与えるしかけであってそれ以上のものではないということを政府自身が忘れるとあやういでしょう。人々が欲しているのは「危機」から脱したという「安心」ですが、実は政府が与えるものではない。人々が自らかちとって自信とするべきものです。

 …。気がついたら「まじめな?寝言」になりかけました。まあ、どうでもいいか。「へ」のつく理屈が好きな人の「寝言」ということで読み流して頂ければ、幸甚です。ちなみにタイトルの話を忘れておりましたが、「いっぺん死んで来い!」は『らんま1/2』第1巻143頁の天道あかねのセリフです。初出は久能帯刀の突きをよけた乱馬があかねのスカートの中身を見てもらした感想にあかねが乱馬に蹴りを入れる際のセリフが初出だと思うのですが、誤りでしたら、御指摘ください。有名なセリフの割には、ここ以外のところが思い浮かばないので、ここにもあるよみたいなコメントがいただけると幸いです。ときどき、一人で自分に「いっぺん死んで来い!」とツッコミを入れる寂しい人生であります。誰か、こんなツッコミを入れてくれないかしら(女性限定)。

 ふう。なんとか「ふまじめな寝言」になりました。つーか、最近のようにバタバタしておりますと、まじめなことを考えるのには脳の容積が足りませぬ。いや、最近だけじゃなかったような気が。物心がついて以来、ずーっとかもしれませぬ。これぞ「構造不況」。

 …。強引にオチがつきましたので、おやすみなさい。


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posted by Hache at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ふまじめな寝言