2007年04月25日

「反霞ヶ関」コンセンサス?

 3年ぐらい前でしょうか、とある大学の法学部の先生が、最近の優秀な学生が国家I種を受験すらしなくなったと嘆いておられました。ご自身は「リベラル」を自称されていましたが、お話を伺っていると、そんなに意見の相違がなく、意外でしたが、一点だけ世代の差というのでしょうか、最初の点だけ違和感を感じました。「官尊民卑」ともちょっと違って、官僚の質の低下を政治家が補うことに非常に悲観をされていて、「とてもじゃないですけれど、行政が回らないでしょう」。いかれた「外道」には、バッシングはされるは、年金も削られるは、事実上の「3K」ときては、利巧な学生ほど敬遠するのは当たり前じゃないのかと思うのですが、相当、悲観されていたので、慌てて言葉をのみました。いいにくいのですが、こんなことを言ってしまうと、受験している若い人がまるでダメなように聞こえてしまいますので。

 こちらを見ると、確かに受験者が減っています。風の噂ですが、ある試験の総合試験(記述式)の採点は大変なようで。「そもそも、たいていの答案が文章になってないんだ!」という声を聞いたような聞かないような。まあ、どこの業界も新人を育てるのには苦労しているわけでして、「公」も例外ではありえないというところでしょうか。失礼ながら、民間部門が「不調」だった時期にそれなりに人を集めてきた反動がきているというところだと思うのですが。長期的な見通しは…。言わぬが仏。

 公務員制度改革、「人材バンク」、「年金一元化」と受難続きの霞ヶ関が気の毒にも思えますが、様々な利権の「噂」や「究極の上長」への悪口がwebで載せられている様子などを鑑みますると、民間とはやはり違う世界だなあと。似たような雰囲気は、霞ヶ関だけではなく、永田町界隈、それも与党あたりにも、おありのご様子。かんべえさんが「会社を愛する心を保つのに苦労する」旨のことを「不規則発言」に書かれても、たとえ、匿名であっても、自社の上長の悪口を書く姿は想像できないわけでして、「公」になんらかの形で携わる方々の「皮膚感覚」は、市井の者にはうかがい知れない部分があります。まあ、お相手が、「上長」であっても、公人だから当然なのかもしれませんが。霞ヶ関の擁護でも書こうかと思いましたが、こんな過疎ブログで私が方に力を入れたところでなんの影響力もなく、なんとなく萎えちゃいました。

 それにしても、小泉前総理は、上手に「反霞ヶ関コンセンサス」を利用したものだと感心してしまいます。おそらくですが、小泉さんは「反霞ヶ関コンセンサス」と「反永田町コンセンサス」が一体のものであることを理解していたのでしょう。道路公団民営化、郵政民営化とときに煽りながら、上手に、霞ヶ関をぶっ壊したところでなにも変わらないわけでして、役所を切り従えていった印象があります。自民党内かつ閣外(政権発足当初に閣内にいた人たちは出しちゃった)に「抵抗勢力」がいたことも、彼の仕事をやりやすくしたのでしょう。それにしても、小泉さんは人々の気分を直感的につかんでいた印象があります。表現は悪いのですが、小泉さんは、とくに任期の最後の2年間は郵政解散に8月15日の靖国参拝とやりたい放題に見えましたが、終わってみると、統治が「気分しだいの政治」に堕しないように、いろいろしかけをしていたように思います。

 安倍政権はどうなんでしょう。閣内に「抵抗勢力」が入り込んでいる状況では、同じ手は使えない。下手をすると、「改革」という美名の下で利権を新たにつくっていた咎をすべて負いかねないリスクすらあります。また、「反霞ヶ関コンセンサス」は、ちょっとしたきっかけで容易に「反永田町コンセンサス」になるでしょう。「非自民」という潮流は小泉政権をへて、「反永田町コンセンサス」となりやすくなっているように思います。民主党は受け皿になるには古くなっている上に力不足でしょう。

 幸か不幸か、「反霞ヶ関コンセンサス」はともかく、「反永田町コンセンサス」はその受け皿がないがゆえに、当面は目立った動きにはなっていません。とりあえず、今後は参院選を中心に動いてゆくのでしょうが、現在のボスが「反永田町コンセンサス」をコントロールするだけの為政者かどうか、知の字にやまいだれのつく私はほうけた頭でボーっとしながら無責任に眺めてゆこうかなという感じでしょうか。昨年、外政リスクを書きまくったせいか、最近は、内政リスクが気になってしまいます。特別なルートがあるわけでなく、「妄想」、「お花畑」の世界で書いておりますので、適当に読み流していただければ、幸いです。

 適当に書いていたら、意外と長くなってしまったので(誠に申し訳ありません)、「今日の『らんま1/2』」は「続き」をどうぞ(これを御覧になっている方がいらっしゃるんでしょうか?読者無視の過疎ブログとはいえ、ちとこれでいいのかなと不安になりますが)。ちなみに今日は、とっとと寝たいので、投稿時間を「ロンダリング」(1時間ほどずらして)しております。


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乱馬はなびきの許婚?

【今日の『らんま1/2』】

 これは「天道あかね特集」というより、「天道家三姉妹特集」と呼ぶべきでしょうか。アニメでは1回分ですが、原作では連載5回分。劣化は避けられませんが、名セリフは残っていて、それほどできは悪くない感じ。なびきが中心人物ではありますが、やはりらんまの「よかったじゃねーか、一番似合う服が無事で…」にそわそわするあかね。そして、らんまの一言があかねを激怒させてしまいます。心配するかすみさん(この方だけは「さん」づけになってしまいます)の原作中、最も長いと思われるセリフも再現されています。「そりゃああかねは乱暴だし、気が強くて素直じゃないし、粗忽者で不器用でかわいげがないかもしれないけれど…でも…あかねは女の子なのよ」(原作17巻77−78頁)。天道家の「菩薩」ことかすみさんまでとどめをさすようなフォロー(たいていフォローになっていないのがポイントが高いのではありますが)。なびきの「爆安価格980円」が「激安価格980円」になっているのはちと萎えます。それにしても、乱馬の「値段」は1991年当時からデフレ傾向だったのでしょうか。

 冷静に考えると、女性の方が苛酷な環境で育つものなのかもしれず、自殺でも未遂率が高く、なおかつ平均寿命が長いのかもしれません。男性はもともとひ弱な生き物なのかも。もっとも、原作ではあかねが仲直りしようとするところで、乱馬があかねに「凶悪な姉より凶暴な妹の方がなんぼかラクだよなー。あはははははは」なんて言ってますから、単に、男性の方が相対的に幼稚なだけかもしれませんな(普通、考えもしないし、思っても口にするというのはよほど無神経…)。

 それにしても、(1)で日高のり子お気に入りのセリフが炸裂し、(2)でヤキモチをあらわにし、(3)でおめかしするあかねの気もちの動きはなかなかおもしろいですねえ。『らんま1/2』は「ラブコメ」に分類されるようですが、「ラブ」の部分にはあまり興味がなく、ひたすらナンセンスモノとして楽しんでしまう私も、いかれた「外道」そのものではありますが。
 

乱馬はなびきの許婚? 『らんま1/2』熱闘編92話

(1) http://www.youtube.com/watch?v=LcjG4UHPgC4(8分02秒)
(2) http://www.youtube.com/watch?v=Cd06YawEwmg(8分14秒)
(3) http://www.youtube.com/watch?v=lrLBOPcQbCQ(7分23秒)