2007年05月12日

連休明けの一週間

 今週は、私自身がよく知らないネタをふられて困ることが多かったです。まずは、「日中友好」とディズニーランドのパクリ。私はテレビをまったく見ない人なので、未だにブツを見ておりません。あとは見る気もしないなあというの正直なところ。こういう報道がされること自体が、首脳同士が相手国を互いに訪問し、会談できるようになったからかなあという程度の感想。小泉政権下で日中関係が冷え込んだといっても、天安門事件の直後に比べれば…などと書いている時点でおじさんだということを自覚しますね。あの頃は、民主化に賛成する中国人留学生がまるで隠れるようにしていたことを思い出します。「日中友好」といっても、正常な外交関係に戻ったというだけで、あまり「親中」、「反中」と騒ぐ必要はないだろうというのが素朴な実感ですが。もっといえば、台湾海峡で大人しくしていてくれさえすれば、とくに中国人の方々に悪い印象ないです。知財の問題は、ディズニーランドのパクリのようにわかりやすい話はともかく、著作権あたりは「迷いの森」という印象で、私自身がわからないことが多すぎるというところ。

 これとならんで若い人たちによく尋ねられて、なにが問題なのかさっぱりわからなかったのが、安倍総理が靖国神社へ榊を奉納していたという話でした。「なにがどう問題なのか、まったくわからないから教えて?」と底意があるわけでもなく、素で尋ねると、まともに説明できる人がいない。「正当化」しようとか、「批判」しようとか、面倒なことを考えるゆとりもないので、尋ねてくる若い人に逆に教えてもらおうとしましたが、説明をさせると、本人がどうでもよくなるので、その程度の話なんだろうと。それにしても、小泉前総理の参拝のときには若い人から尋ねられた覚えがほとんどないので(時期の問題はありますが)、若い世代とひとくくりにしても、マスメディアで話題になっていることに関心をもつ人もいれば、もたない人もいて、申し上げにくいのですが、同世代や上の世代の方たちと同じく、「人生いろいろ」というところでしょうか。

 靖国がらみの話では、「富田メモ」がでてきたタイミングがタイミングだったので、こちらが過剰反応してしまいましたが、『卜部日記』は雪斎先生が書かれているぐらいで、あまり話題になっていない様子。『昭和天皇独白録』と比較すると、いわゆる「A級戦犯」への昭和天皇の評価が異なっている印象もありますが、御厨先生の検討が正しいのであれば、専門家の見解にしたがうだけです。正直なところ、宮中というのは私には遠い存在ですので。

 それにしても、あっという間に一週間がすぎてしまいました。中途半端に連休があるので、連休明けは疲れてしまいます。プライベートで最大の「成果」は、ヒラリー・ハーンの演奏をCDでではありますが、聴けたことでしょうか。カワセミさんのお勧めだから外れということはないだろうと思いましたが、正直、驚きました。18歳前後でバッハ、それも『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ』を十八番にしてしまうというのが信じられない。オイストラフは途中で自分の奏でたい音を奏でることができずに投げてしまったという伝説があるぐらいなので、録音しようというだけでも、かなり勇気がいるのではと思います。若い才能に触れて、とても気持ちよくなりました。本業で、ようやく「フリーハンド」の1年をえたのでとにかく成果をださなくてはと気がはやっておりましたが、こういう演奏に触れると、創造しようとする意欲のないところに創造はないけれども、創造を過度に意識するとなにも生まれないことを実感します。私の場合は、もう少し他人の意見を聞いたほうがよいと自分でも思うのですが。これは直りそうにないのかな。なんとかは死ななきゃ直らない、いや死んでも直らないとも言いますので。
posted by Hache at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 気分しだいの寝言