2007年10月27日

いかがわしい「三角関係」

 「速っ!」というのが率直な感想。『ヘルシング』がこちらでとうとうでたのを見た瞬間に中日が完敗したのねと思う私も「穴党」ですかね。だから、言わんこっちゃない。「敢えて言おう、カスであると!!」がすべてを象徴している感があります。というわけで、日本シリーズなんて見もしませんよ。結果は見えているんだから。野球は「筋書きのないドラマ」というのも一興ですが、戦力的に厳しいのは明らかですからね。(やけくその)フフン(こちらを拝見すると、2回ぐらいは勝てるんでしょうか。本当だといいのですけれど。信用していないわけではないのですが、「戦前」から弱気なので、慰めていただいているような気分です)。

 「師匠」と仰いだ方を罵倒するのが「弟子」たるものの心得と作法いうのがいかれた「外道」なのですが、「米中融合の舞台裏」はさすがに驚きました。米中融合自体は断片的にも報道されていますし、同時進行で日中融合が進み、日米融合に至っては、お互い切りたくても切れないぐらいに抜き差しならない関係。そこへ一気に米中が幹、日米・日中は枝と言い切ってしまうあたりが、なんでもないようでひそかにかなわないなあと思うあたりです。悔しいのですが、これはさすがに参った。言われてみれば、当たり前なのですが、こういう読み筋が出てこない。もちろん、この読みが正しいかどうかは疑問の余地がありますが、このように見ておけば、取り返しの付かないミスはしそうにない、肩の力をごく自然に抜いた概観で、こういう常識的な議論には参ります。

 ある失礼しちゃう人が証人喚問を静止画像でやる方とかんべえさんが似ているなどとおっしゃるので、慌てて、写真を探していたら、あるサムネイルが目に留まりました。「うげっ!かんべえさん、まさか?」と思ったら、石破防衛相でした。画像がぼけていると本当に似ている。違うところといえば、スペック厨かどうかという点ぐらいで、あとは、しゃべっているときの重圧感の有無ぐらいでしょうか。というわけで件の事務次官経験者は、疑惑の真偽いかんにかかわらず、イシバ系ではないと断言しておきます。

 ……。どうも癖が抜けないようですな。話を元に戻しましょう。米中は幹と割り切ってしまえば、きついようで実際には日本側に選択肢があまりないわけですから、米中を中心に情勢をしっかりと見極めた上で数少ない変数を操作してゆくほかなく、ぐだぐだな政策論は不要という感じでしょうか。日米・日中が米中の従属変数と割り切ってしまえば、中国との関係ではごく普通の国と国との外交関係を維持すればよく、既に安倍政権で通常の関係に戻っているわけですから、よけいなことを考える必要はないと思います。日米関係は、日中関係よりも深いだけに難しい部分も多いでしょうが、小泉政権下の日米同盟の蜜月時代に覆い隠されていた米軍再編によってさらに複雑化している基地問題など小骨をとる作業に専念するのがベストでしょう。もちろん、集団的自衛権という問題はあるけれども、それ以前の問題があまりに多く、これを放っておくわけにはゆかない。しかも、日米間の懸案というよりも、国内問題であって、消極的に響くかもしれませんが、こちらも積極的に仕掛けるというよりも、発火している部分は丁寧に消火し、くすぶっている部分は用心深く火を煽るようなことをしないという姿勢で細やかな対応が肝要であって、「大技」をかける必要はないでしょう。日本が被動者の立場にあること、日米関係が日中関係に優越するということなどを抑えて、地味なことを積み重ねてゆくにはちょうどよい時期だということでしょう。

 そんなのんきなことを考えていて、米中が日本の頭越しに接近したら困るじゃないかという考え方もできるのでしょうが、実を言えば、米中が衝突のコースに入る方がおっかないというのが素朴な感覚です。かんべえさんは、日中関係において胡錦濤政権への不信感を漏らしていますが、彼らがアメリカの扱いを間違える可能性も低くなく、アメリカの側にも同様の不確実性があります。率直に言って、足元で火がくすぶっている状態で米中衝突となると、耐えられるかどうか。かなりお寒い状態でしょう。厄介なことに、カネの面では中国と利害を共有する点も多く、安全の面で米中が衝突に至れば、アメリカ側に立つのが当然とはいえ、経済面での犠牲に耐えられるかどうか、危うい部分があると思います。。米中が生ぬるく「友好」関係にあるときには地道に、とくに日米関係にある棘を抜く作業に専念すればよいのですが、衝突となると、それに見合う準備が日本にはない。どちらに米中関係が転んでも大丈夫なようにしておくのがベストですが、実際には事が起きてからでなくては対応することは難しく、おきてからでは遅いという厄介な問題です。事が起きる前に備えておくのが現実的だとは思いますが、この種の「現実論」はしばしば事前の対応策の実現可能性を考慮していないという点で理想論になってしまうことが少なくなりません。

 ここで強引な「寝言」ですが、日米中の「三角関係」で日本の影響力が低下する事態にカリカリするのはムダですから、余計なことを考えそうになったら、寝てしまえというのが、いかれた「外道」の見立てです。下手の考え休むに似たり。口角に泡して議論をするよりも、情勢を冷徹に見ながら、日米同盟の「空洞化」を止める地道な作業が必要だと考えます。もう少し、スピードを上げていただけると、一国民としてはありがたいのですが。