2007年11月08日

説明したい人 説明されたい人

 10月31日に書いたように、あたふたしております(それにしても、ここ最近では一番、手間暇をかけた記事がまるで読んで頂けないというのは、お約束とはいえ、寂しいものです)。それにしても、「寝言@時の最果て」というのは変なブログで、更新が続くとアクセス数が減り、更新が途絶えるとアクセス数が増えるという具合で、案外、他のブログも似たようなものかもしれないのかなとも思います。アクセス数が高止まりして気持ち悪いので、「そして誰もいなくなった」状態にするために、あえて書きますると、ブログの書き手が変な人であるならば、読む方も「変な方」である確率が高いのかもなんてね。過疎地にわざわざお越しいただいている方には申し訳ないので、書きにくいのですが、ついつい、そんな「寝言」が浮かんでしまいます。

 それにしても、あたふたしているうちに、だんだん図々しくなり、「なるようしかならないけれど、なるようにはなるわね」と鈍感になってゆきます。それがよいことなのか悪いことなのかはわかりませんが、私程度の頭の場合、考えても考えなくてもたいして変わらないことの方が多いということに気がつくまでに40年近くかかっているので、「進歩」とは縁が薄いんだろうなあと思います。

 いきなり話題を変えましょう。貧乏なのでタクシーなどあまり乗らないのですが、荷物が重く疲れていたので利用したら、普通は天候の話などをする運転手がほとんどなのですが、ちょっとびっくりする人もいました。行き先を告げて座席に座るなり、「お客さん、9.11が自作自演というのはご存知ですか?」。根が善良で性格が温和な私(自分で自分に嫌味を書いてどうする)も、これには二の句が継げず、無事に目的にたどり着けるのかどうかが不安になってしまいました。

 実を言えば、日曜日にも知り合いと話をしていて、「航空機が突っ込んだぐらいであんなビルの崩壊のしかたはしないと専門家が指摘している」とか「ビルの所有者が9.11の約半年前に代わっていて、そこだけが狙われた」とか「ペンタゴンに突っ込んだとされているアメリカン航空77便が飛行している状態を周辺住民で目撃した者がいない」とか散々、聞かされてうんざりした(「それで何が言いたいんだ?」と言ったら、説明ができないのが理解不能でしたが)ばかりだったので、またかよというのが正直なところ。友人だけに、日曜日は腹が立って、「君はそのうち真珠湾攻撃もルーズベルトの陰謀だったとか言い出しかねないね」と釘を刺して黙らせましたが。

 この種の「陰謀論」が好きな人は、無関心な者には不可解なぐらい説明好きで、相手は申し訳ないのですが、話題を転換するか立ち去るか、そのタイミングだけを考えてしまいます。『らんま1/2』でゆくと、21巻55頁の「…別に」というあかねのセリフも使いたいのですが、アニメの「あ、そう」(by 日高のり子)も捨てがたく、難しいところです(こんなところばかりに頭を使ってしまうので、まあ、そのお、要は頭が悪いわけですが)。このタクシーの運転手は、わざわざネットの資料をコピーして渡してくるぐらい、「布教」にご熱心で、タクシー料金の値上げに同情的でしたが、気分が変わって断固反対になってしまいました。碌でもない「サービス」などやめて安くしろという感じ。

 イラク戦争後、大量破壊兵器が見つからなかった経緯から、この種の陰謀論(アメリカが「震源地」なんでしょうけれど)がごく一部でしょうが、受け入れられるのはわからんでもないんですけれどね。ただ、そんなことより、情報担当者がトップの気に入らないことを耳に入れるインセンティブを保つのはつくづく難しいという細かいところが気になってしまいます。こういう細かい、「どうでもいい」話ほど萌えてしまう私の方が変なのかもしれませんが。「テロ陰謀説」というのは某「尊師」の「空中浮遊」なみに私のように想像力の欠如した人間には縁の遠い世界だったりします。まじめに反論しているサイトを見ると、嫌味ではなく、立派だなあと思います。陰謀論を「押し売り」する人は、貧乏暇なしの私からすると、「友人の友人がアルカイダ」発言の方なみにお近づきにはなりたくないなあと。

えっ、あんたみたいな雑魚はあの方の眼中にないよって?

そりゃ、そうですな。

 さて、説明されたい人も多くて、「なんで小沢さんは辞任を表明したんでしょう?」と今週だけで何度、質問されたことか。別に「テロ陰謀説」ほど鬱陶しいわけではありませんが、虫の居所が悪いのか、「私にではなくて小沢さんに聞いてください」と何度もいいかけました。説明してほしいとのことなので、「連立程度のことで民主党内がぎゃあぎゃあ言うから、辞めたい気分になったんでしょ、フフン」てな感じ。それで、辞意を撤回すると、今度は「どうして辞めないんでしょ?」となるので、「年を食ったから丸くなっただけかもしれないけれど、慰留されて続けてもいいという気分になったんでしょ、フフン」てな調子。

 正直、考えること自体、バカバカしく感じてしまいます。だって、説明しようという気が起きないもの。別に小沢さんをバカにしているわけではなく、ねじれ国会でつらい思いをしているのは与党だけではないのがわかったというところでしたから。それにしても福田総理の「ひとまず落ち着いてよかった。私どももいろいろ心配しなくてすむ」とのご趣旨の発言にはしびれました。嫌味ではないのでしょうが、ついつい、語尾に「フフン」が入っているように妄想してしまい、「フフン語」の世界に段々、引き込まれつつあります。

 あれこれ書いておりますが、ようやく今日の「寝言」です。ある特定の個人の論理で動いていない世界を特定の個人の「論理」で説明しようとしたがる方たち、そのような説明を欲する方たちを横目で見ながら、「ご苦労様」と声を掛けたくなる週の半ばです。そのような方たちをバカにしているのではないのですよ。なかなか大変でしょうなという感じでしょうか。フフン。
posted by Hache at 00:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 気分しだいの寝言