2008年04月20日

投資は投機?

 そういえば、外為投資をされている方には「米ドルは円に対してさらに弱くなりますか?」と尋ねられて困りました。外為投資をされている方でこれまで利益が出ていた方にも損失が発生しているようです。昨年の暮れ頃には十分に利益がでていたのに、今では大幅な損失という状態で損切りをするタイミングをはかりかねているご様子。

 まず、プロではないので知らないだけかもしれませんが、為替レートの変動を的確に予測する理論というのは現状ではないのだろうと。じゃあ、まったく訳がわからないのかといえば、微妙な部分はあります。仮説に過ぎないとはいえ、為替レートに関するモデルはあるわけで、ただ、実際には理論と呼べるレベルではないから、取引をしている方たちが様々な要因を織り込んで、いわば「モデル」をつくって行動しているというのが現状なんだろうと。表現が悪いかもしれませんが、結果的によりよく為替の実際に適合した「モデル」を構築できた方が生き残っているのが相場の世界ではないかという「寝言」が浮かびます。ただし、現在の国際的な金融システム不安では「モデル」自体をもっていることが不利に働く可能性すらあって、素人には正直に「わかりません」としか答えようがないのが現状です。

 損切りのタイミングとなると、私の仕事の範囲を超えるのですが、あえてお答えしました。「それがあなたにとってすってもよいお金、表現は悪いですが競馬やパチンコで負けてもよいお金なら選択の余地が広いでしょう。そうでなければ、損失を確定させたいのなら早いに限ります」。とても「模範解答」にはほど遠い、ひどい「答え」です。教科書的には「投資」と「投機」が区別されているものの、実際に「投資」する側に自分が立ったとき、そんな感覚ですね。株式取得なら10年間は持っている値打ちがありそうな会社にしか手を出しませんが、それでも、その見通しが間違っていた場合、最悪だと紙切れになるわけですから、不適切かもしれませんがギャンブルですってもよい範囲という感覚になります。「時の最果て」だから書けますが、バフェット本を読んだときに思ったのは、自分には才覚がないという絶望感ですね。とくだん、奇異な印象のない常識を説かれていますが、とてもじゃない、「まともなことをまともにやる」ことほど難しいことはないと感じている常識のない人間なので、いくら自分に言い聞かせても間違えるだろうと。私みたいな碌でもないのが、「投資」と思い込んでいても、他人からすれば「投機」となっている可能性が大なわけでして、このあたりは常識のない人間なりの「投資法」です。あまり他人にお勧めできない、芸のない発想ですが。

 「マーケット」と表現しても、大多数の「参加者」には可視化されていない、とらえどころがない世界だと思います。先の質問をされたご婦人はずいぶん感心されていましたが、素人なりにマーケットと付き合おうと思ったらという前提の話であって、もっとまともな方の話の方がためになるだろうなあと無責任な感覚です。外為投資の商品に詳しくないのでレバレッジが利いていると、これでは対応できない気がしましたが。


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posted by Hache at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ふまじめな寝言