2008年12月11日

高坂正堯「正しい情報確保の難しさ」に関する「寝言」

 率直なところ、日本のマスメディアに好意も敵意もないのですが、『朝日』や『産経』などがたいした分量でもないのに、英字紙のように記事を複数のページにわけて掲載しているのを見ると、滑稽な感じがします。中身は英字紙におよばないので、せめて字を大きくして複数に分割してパーマリンクを貼りにくくしたいというところなのでしょうか。紙媒体で唯一、宅配を契約している『産経』ですが、政治・経済・文化いずれも読む価値があるところが少なく、ニ週間ほどまとめて適当に見出しを拾っては、本紙より多いチラシ類にうんざりしながら捨てております。うっかり捨てそうになりましたが、2008年12月6日の「昭和正論座」の高坂正堯「正しい情報確保の難しさ」(参照)は興味深く読みました。あとは、エアコンなどの掃除でチリが落ちてもよいように床に敷く分だけとっておいて捨ててしまいましたが。

 と軽い気持ちで書き始めたら、例によって、とりとめのない、自分でも「バカじゃないの?」とツッコミを入れたくなるほど長い「寝言」になってしまいました。頭が悪いというのはほんにつらい。ああでもない、こうでもないとぐだぐだとまさに「寝言」を読んで眠たくなりたい方は「続き」をどうぞ(煽っているわけではないので、警告を無視して本当に二度寝されても、苦情を当方は一切受け付けませぬ)。


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2008年12月10日

「デフレ」下のささやかな願望

 この「時の最果て」なるすちゃらかなブログ(恥)を始める際に、あまり日記みたいなことは書かないつもりでした。特段の事情があるわけでもなく、単に自分で読み返してもつまらないだけだろうと。つまらない日々を過ごしているのを再確認して鬱になるだけですからねえ。さて、気を取り直して、今年の7−8月の「寝言」を読み返すと、静脈の一つが詰まるのも不思議はないなあと。PC自作に加えて、既存のマシーンのBIOSアップデートで躓いて、徹夜の連続。不健康極まりないです。病気になったおかげ、というのは不謹慎にもほどがありますが、歩けないうちにいらないソフトを外してファインチューニングをしたおかげで、自作機がメインになりました。

 OSは「Windows XP Home」、CPUが「Core 2 Duo」のE8500、マザーがP5Q-E、メモリーが2GBとなんとも特徴のない構成ですが、カワセミさんの方のおかげで恙なく動作した(正直、アドバイスを頂いていなかったら、心が折れていたかも)おかげで、とても快適です。ウィルスバスターでシステム全体の検索をかけながら、動画のエンコードをしても、冬場を迎えていることも大きいのでしょうが、CPUの温度は30度を超えることはなく、MBも30度ちょっと。カワセミさんのお勧め(一例だったそうですが、ど素人には十分すぎるぐらいでした)GIGABAYTEの「G-Power II」の冷却性能は偉大であります。『三國志11』などというク○ゲーもLEADTEK「WinFast PX9600 GT」の過剰すぎるスペックでは2Dゲームと同等の負荷にすぎないのだ。てなわけで、PCのアップグレードというよりは、SATA対応の光学ディスクに取り替えるとか、外部HDを1TBのものにするとか、ポータブルHDを120GBのタイプに乗り換えるとか無駄なことばかり考えておりました。

 ふと職場でワイド液晶モニターで操作していて、非常に便利だと気がつきました。解像度が確か1920×1200ぐらいだったと思いますが、作業領域が非常に広くて、並行していろんなウィンドウを開いていても、いっぺんにみれるのがびっくり。素人というのはしみじみアレでして、ワイドモニターというのはテレビを見るためのものだと思い込んでおりましたが、動画自体はそれほどきれいなわけではなく(仕事用ですから高い製品は違うのかもしれませんが)、作業能率が上がるんだなあと感心しました。恥ずかしながら、古いグラボでは19型モニターでも1024×768が限界でしたが、グラボを一新したおかげで1280×1024が当たり前になり、これでも便利だなあと思っておりましたが、液晶を買い換えようかと悩み始めてしまいました。

 問題は、机の上に2台のモニターを並べていますが、ワイドだとちときつい。価格の問題もあるので、20型あたりがベストのサイズですが、メーカーが微妙な感じ。お値打ち感はあるのですが、それなりのメーカーはやはり作りが細かくて信用度が高く、安いメーカーはそれなりという印象があります。CRTがメインだった頃は、いつかはナナオという夢がありましたが、液晶になってからどこがよいのかさっぱり。相変わらず、液晶になってもナナオがいい値段なのですが、コストパフォーマンスからして私には猫に小判という感もあり悩ましいです。メーカー名を出すのは憚られますが、入力・出力の頭文字をとった会社は、性能はよいと思うのですが、外付けHDで物理的なつくりが甘くて保証期間が切れたときに壊れるという悲劇を二度も味わったので、ちと避けたい。

 CRTの頃には突然、IBM製のディスプレイが壊れて参りましたが、慌てて買ってきたソニー製の製品が値段の割りに安定していてびっくりしました(雇用も安定させていただけると……。無粋な話はやめましょう)。てなわけでソニー製を探しても、見つからず、ダメモトで安い製品でお試し程度にするか、三菱あたりでそれなりのものにするのか悩んでしまいます。ナナオは価格が高くてやっぱり無理ですね。それにしても、解像度が1680 x 1050ぐらいがいいなあという程度の知識では相談される側も困惑してしまうというのは、怠け者には困った時代です。

 てなわけで、液晶テレビやHDDレコーダーは先送り。どの道、デフレだから2年ぐらいかけて価格が下がるのを待ちましょうという邪な考え、もとい「寝言」が浮かびます。「Core i7」もまだ必要なさそうですしね。


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posted by Hache at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ふまじめな寝言

2008年12月09日

オバマ政権への幻滅と期待

 これまでオバマ次期政権が提示している経済政策を粗雑ではありますが、検討してきました。率直な実感は、おそらく雇用対策や企業の救済策などはさほどの効果を挙げないであろうと。オバマ次期大統領とその経済政策の決定者が無能というわけではなく、新しい危機にふさわしい経済政策の輪郭はいまだに不透明で、現時点で漏れてきている政策メニューはどうも新しい危機に対応できるだけの確信をもてないでおります。もちろん、私自身が現時点で危機の全貌を把握し、適切な対処法を提示する能力などもちあわせておりません。おそらくは、ブッシュ政権から行われた「実験」に加えて新しい「実験」を繰り返す試行錯誤の過程が続くのでしょう。

 2001年にこの国で小泉政権が誕生したとき、私自身、歓迎しました。他方で、小泉政権が提示した構造改革は、その大半が1980年代というインフレーションの時代にはふさわしいものでしたが、当時の状況にそぐわないという感覚をもっていました。率直に言えば、金融セクターを再生することに全力を挙げるべきであって、他のイッシューなどは少々、遅れてもよいとすら感じておりました。

 小泉政権下の構造改革は単なる経済政策に留まらずに、中央政府における政治的意思決定過程から中央と地方の関係を見直す広汎な内容となりました。これらの政策に関してはこれから評価を行ってゆく必要があるのでしょう。ただ、間違いないのは、小泉氏は国民の欲するところを満たそうというよりも、党内の権力基盤を固めることと改革という国民にとって必要なことを一致させる演出を行いました。そのようなギャップを埋めるためには、小泉氏に対する底堅い国民の支持が不可欠でした。小泉氏は、当初の高い期待値を維持することこそできませんでしたが、国民の支持をある一定の水準に保つ政治的リーダーシップを発揮しました。

 オバマ次期大統領は、おそらくは一時的に期待値をコントロールできない状態に陥ることもあるでしょう。とくに、経済政策では従来のような政府のどんぶり勘定に基づく政策のみでは危機への対応が困難だと思います。財政政策の必要性を否定するわけではありませんが、アメリカ経済を「再生」するにはよりミクロレベルで細かなディスインセンティブを取り除いてゆく作業が不可欠だと考えております。私の考えが正しいとしても、オバマ次期政権がそのような政策にたどり着くには、多くの試行錯誤を重ねる必要があるのでしょう。

 さらに、「『グランドデザイン』のない国際経済」という「寝言」で雑駁な話をしましたが、政策運営によってはドルの信認の低下のリスクというミクロレベルの対応では解決できないであろう問題もはらんでいます。それでも、オバマ氏は少なくとも一度は失敗せざるをえないでしょう。その代償は大きいのかもしれませんが、もし、オバマ氏が困難に陥ったとき、どの程度、アメリカ人がそれを支えるのかが最も不確実な要素です。オバマ氏が困難を克服する過程は、基本的にアメリカ国内の問題ですが、その方向性はアメリカ以外の国の運命を左右するでしょう。

 いわゆる「信用収縮」とは異なるかもしれませんが、英字紙でも邦字紙でも国際的に債券の発行残高が大幅に減少しています。個人消費や企業の投資意欲の減退など国際経済をとりまく環境は非常に厳しく、適切な対応策をアメリカをはじめ、各国がただちに実施するのは困難でしょう。オバマ次期政権の経済政策には批判的ですが、依然とは異なった形で政策を実施するためには、そのような試行錯誤が避けられないと思います。なにか私がアメリカ経済や国際経済の次の「設計図」をもっているわけではなく、オバマ次期政権が試行錯誤を重ねる中で新しい対応策を意図せざる結果として発見することを願っております。率直なところ、小泉政権発足当初からの2年間はフラストレーションのたまる状態でした。オバマ氏がそのような期間を耐え抜くことを期待しております。


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2008年12月08日

日米の不思議な雇用情勢

 労働市場はさっぱりですが、自分用にメモです。日本に関しましては総務省HPの「労働力調査」(参考)から、アメリカに関してはアメリカ労働省労働統計局HPの"Employment Situation"(参考)からデータをとっています。なお、アメリカのデータは季節調整済データを用いております。喧々諤々の経済政策論争とは無縁ですので、お暇な方は続きをどうぞ。


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2008年12月06日

政府は市場を代替するのか補完するのか?

 火曜日に心臓内科で診察を受けました。11月初めの血液検査の結果は大幅に改善しておりました。素人にはよくわからないのですが、D-ダイマーの値が劇的に低下して、要注意程度まで低下したとのことでした。血栓が消滅したかどうかまではわかりませんが、11月末ぐらいから足のむくみがかなり回復しておりまして、ワーファリンを毎日、欠かさず服用した効果がでているようです。

 毎月、最初の週の火曜日に診察を受けて、次回、診察までのワーファリンを処方していただいておりますが、診察を受ける日の朝にはぴったりワーファリンを飲み切るので、毎日、ちゃんと飲んでいるなあと自分でも確認することができます。他方、やはり心臓の肥大に先生が懸念をもっているようで、簡単な心電図の検査を受けました。ついでに、風邪をひいているのを発見されて、風邪薬と抗生物質を処方していただきましたが、やっぱり眠い。もう、下手な睡眠導入剤より眠たくて、平日の昼間に服用するのはなかなか厳しいです。仕事の最中にリアル寝言はさすがにまずいですからね。

 とにかく眠たくて「寝言」も浮かばないまま、一週間があっという間に終わってしまいました。なにかをしたという実感はまるでなく、気がついたら、週末を迎えたという感じです。

 それにしても、時の流れはすさまじく、竜王戦第5局を迎えるのがあまりに速い印象です。素人目にも飛車を捨てて6筋と端から挟み撃ちにした渡辺竜王の攻めが羽生名人を圧倒した印象です。最後は一手違いで残しているので(111手目の▲3五歩は一生に一度は指してみたい手)、勝負の綾はありそうですが、中盤以降、やはり渡辺竜王がよかった状態が続いたのではと感じました。私の棋力じゃ、「寝言」以外の何者でもありませんが。

 しかし、将棋をのんびりと楽しむ余裕もなく、ネットとか新聞とか読まないでおこうかというぐらい情報が多すぎる感じです。ひどい話ですが、こうも情報が多いと、こちらの神経まで鈍麻してしまう感覚です。全米で2008年11月には53万3,000人の雇用が失われ、34年間で最悪の数字を記録したという報道に接しても、本当に悪いねという感じで、なんだかこんな状態でよいのやら。NBERが昨年12月から景気後退局面に入ったと発表して、「今更なんだよ」という反応もあるようですが、統計の性格上、やむをえないのだろうと。この結果、昨年12月から270万人の雇用が喪失した計算になり、失業者数は1,030万人に上っています。おそらく、この雇用統計の結果は、オバマ政権で公共事業等で失業対策を行う政治上のインセンティブを与えるのでしょう。

 ただ、悩ましいのは、金融市場における混乱が財市場へ波及してきたという捉え方は間違っているのかもしれないという点です。世間様が大騒ぎしているところで、いかれた「外道」らしく、のほほんとした「寝言」ですが、どうも、金融市場と財市場の関係が捉えにくい印象です。財市場での取引の縮小が金融市場に影響する方が先なのか、財市場のちょっとした変化が金融市場を揺るがすのか、判断に迷うところです。どうも、いまだに現在、起きている事態の全体がつかめていないことを実感します。


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2008年12月02日

防衛省「イージスシステムに係る特別防衛秘密流出事案について」雑感

今回、取り上げる事案に関しては、2008年10月28日、横浜地裁で3等海佐に有罪判決が下りました。10月30日、この3等海佐は控訴しました。また、2等海曹に関しては様々な噂や憶測がとびかっておりますが、今回の関心はそこにはありませんので、すべて省きます。このような事件が通常の裁判所で取り扱われることに違和感を覚えますが、特別なつてもありませんし、ネットで見ても裏づけに乏しい話や意見が多い印象がありますので、防衛省が公表している下記の資料のみを参考とします。

防衛省「イージスシステムに係る特別防衛秘密流出事案について」(平成20年3月21日(参照))

 事件の流れとしては、3等海佐Bが特別防衛秘密を漏えいし、防衛省の報告書の範囲ですら、実に多数の海上自衛隊員にイージスシステムの情報が流れました。この事態が発覚するきっかけになったのが、平成19年1月20日に神奈川県警による「しらね」乗組員である2等海曹の自宅を妻の出入国管理及び難民認定法違反容疑で捜査した際に、外付けハードディスクへ秘密が記録されていたことでした。防衛省の報告書では「3等海佐Bから2等海曹Aまでのイージスシステムに係る特別防衛流出の経緯及びそれ以外の者への流出の有無について明らかにする」ことを調査の目的としています。また、情報流出防止対策も提案されており、その後の実施などは防衛省のサイトでも報告がありませんが、再発しないことを祈るばかりです。

 この事案の影響として、防衛省の報告書は次の3点に要約しています。

(1)海上自衛隊および防衛省の情報保全体制に対する国民の大きな不信を招いた。
(2)日米安全保障体制や関係国との関係にも影響をおよぼしかねなかった。
(3)自衛隊において隊員の士気に多大な影響を与えた。

 (2)では明確には示されていませんが、アメリカとの信頼関係を損ねる可能性があったということでしょう。この認識が正しいのかは率直なところ、怪しいと思います。既に損なってしまったのではないかと懐疑的に見ております。特別防衛秘密流出が明るみにでたきっかけが神奈川県警の捜査というのはあまりにお粗末な印象です。さらに、公判記録が残るわけでして、さすがに核心のイージスシステムに関する情報部分は公開されないのでしょうが(公判記録に残っていたらゾッとしますが)、海自の情報保全体制のひどさ、それを裁く体制の不備などはいかに日米安保条約があるとはいえ、自衛隊と情報を共有するリスクの高さを、ある程度は感じていたのだろうと思いますが、米軍に痛感させたと想像します。

 もちろん、事案の影響として第一義的には防衛省・自衛隊は国民に責任を負っているわけで、国民の不信を招いたという認識は重要だと思います。しかし、現実問題としては、「あたご」と漁船の衝突事故の方が、事故という点では、もちろん不幸ですが、耳目を集めてしまうことは不幸でしょう。「イージスシステムに係る特別防衛秘密流出事案」の方がはるかに国防への影響が甚大だと感じる私の方がどうかしているのかもしれません。CICにおける火災によって「しらね」が事実上、廃艦寸前になり、200億円程度の支出が見込まれるという話をすると驚く人のほうが多いのが実態です。さらに、情報という対価が明確ではない話になると、興味をもつ方が変なのかも……。検索してみると、スパイ防止法を制定せよという主張の根拠としてこの事案をとりあげていることが多い印象がありますので、そのような政策上の主張とは切り離して、この事案から浮かび上がってくる、自衛隊というプロの組織ですら情報の「価値」への意識が希薄であるという事態を考えてみます。かなり鬱になるのですが。


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2008年12月01日

ソマリア沖海賊の跳梁跋扈が示すこと

 先週は、若い人には珍しく例の作文に共感する人がいたので、珍しい虫でも眺めるように会話をしておりました。戦前の日本は侵略国家ではなかったとおっしゃるので、「大陸で侵略しましたけれど、何か?なにが悪いんですか?」と「むしろ悪女がいい派」の立場で尋ねると、しばらく沈黙。コミンテルンがどうたらこうたらとおっしゃるので、「ローズヴェルトはコミンテルンに操られた愚鈍な指導者で、その程度の人物の罠にはまった日本の指導者はみんなバカばっかりだってことですね。わかります」と話すと、しばらく沈黙。イラク戦争だって侵略じゃあないんですかとおっしゃるので、「仮に侵略だったとして、治安を改善した上で駐留協定を結んで居る状態ですが、何か?」と話すと、再び、沈黙。とどめに、「戦前のことを悪く言われていては戦えないなんて言っている将官連中は万が一のときに戦闘したくない言い訳にしか聞こえないのですが、何か?」と畳み掛けると、とんでもないのに出くわしたといわんばかりの失礼な表情(正常な神経の持ち主なのでしょう)で逃げられました。

 そんな観念的な議論をしている間に、インドのテロばかりでなく、『朝日』まで11月30日に「海賊怖い…喜望峰へ遠回り 年間100億円のコスト増」(参照)という記事を配信していました。あくまで前川弘幸日本船主協会会長の発言として「『海賊から守る自衛艦の派遣をお願いしたい』とも訴えている」と締めくくっていて、とくに論評を加えていないのも興味深いです。

 海自の艦船の派遣を行うべきか否かという点を離れて、この記事は簡潔ですが、けっこうおもしろいなあと。喜望峰へ迂回すると、航行距離が約6500kmも長くなるというのはすさまじい。スエズ運河は中東戦争で閉鎖されたりと地政学的には非常に不安定な位置にありますが、海賊で迂回を強いられるというのは大変な事態だなあとあらためて感じます。ちょっと、驚いたのが、所要時間が6日から10日程度増加するというあたりで、粗い計算ですが、速い船で平均25ノット弱、遅い船になると記事にもありますが平均15ノット弱というところでしょうか。船の種類にもよりますが、現代の商用船は意外とスピードが出るんだなあと変なところで感心してしまいました。

 日本国内では海賊対策のために海自を派遣する方がよいという提言が増えているようですが、中国でも軍艦を派遣せよとの主張があるようです。『レコードチャイナ』は「ソマリア沖に中国軍艦を、海賊を撃退せよ―香港メディア」(参照)という記事を配信していますが、こちらは露骨に中国海軍の派遣が海上交通に依存している中国経済にとって不可欠だというストレートな主張で、日本国内ほど屈折していないのかもしれません。現実問題として写真で出ているミサイル駆逐艦をインド洋からソマリア沖に展開できる能力があるのかはわかりませんが、日本国内で議論がぐだぐだになると、日本の海運会社の船舶が中国の軍艦にエスコートされるという、とっても素敵な姿を見ることができるのかもしれません。


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