2009年11月25日

全体と部分

 なんだか熱っぽいので嫌な予感がしましたが、帰ってきて体温計を脇の下に挟んだら、いまだにデジタルになじめなくて水銀計(まあデジタルも水銀計ではありますが)で37度ちょっと。油断はできませんが、インフルエンザの可能性は低いのかなと。早めに治るとよいのですが、やはり日曜日に軽く飲んだ後に雨を浴びたのがきついようです。昔から微熱が苦手なのですが、35歳を過ぎてから38.5度を超える高熱がなく、ちょっとだけ恐怖感があります。不思議なもので20代は高熱を発しているときに頭だけは妙に冴えてちょっと疲れているときにはきつい計算がスラスラできたりしたのですが、最近は微熱でもダウン。日曜日にこれ送ってねとお願いしたのがメールで届いて早速、読み始めましたが、感覚的にしかつかめず、計算ができない。ここで頑張ろうとすると、年寄りの冷や水になるので、ちょっと待ってねというところでしょうか。

 ふと気がついたのですが、ああ私は頭が悪いんだなあと。今更なんですが、ふと日曜日に飲みながら仕事の話をしていて、母校に勤務されている方でしたが、パッパと手順を並べられて、これはダメでしょと。ああ、言われればなるほどなのですが、どうも頭が悪いと形式から入るのでムダな筋を読んでしまう。感覚がよいとかセンスがよいという決まり文句で片付けるのはちょっともったいないところがありまして、直観というのともちょっと異なる。昔は、ゲシュタルトという話もありましたが、それに近いけれども、ちょっと似非科学のような感じもします。苦し紛れの表現ですが、あるステイトメントが複数のエレメントから成り立っている場合に、個々のエレメントを逐次的に解析してゆくのが凡人で、頭のよい人は一瞬でステイトメント全体が浮かぶので、これは参ったなあと。ちょっとだけ悔しいので(くやしいのお)、私が在籍していたころにくらべると上品なカリキュラムになって雑草が生えにくいのが残念でございますと申し上げましたら、苦笑されました。だって、後輩がおかしな教育を受け続けるのはかわいそうでしょと言われて、軽く悪態をついたら、強烈な返し技を喰らってぐはっ。だから発熱したのか。なるほど。

 お米屋さんが晩にちょっと高級なコシヒカリを届けてくれて、びっくり。予定の時間よりも遅かったので、連絡を入れようかどうしようかと迷っておりましたが、自宅まで届けてくれたのがなんと社長さんでした。これはさすがに。底冷えするような寒さ、雨の中、夜の8時過ぎまでお仕事をされているので頭が下がります。中小企業対策の話を四方山話ついでに伺いましたが、勉強になりました。一言、借りた金は返さないと、私どもは信用を失うので、その辺を亀井大臣は理解されていますかねとのこと。ちょっと驚いたのは、中小企業が苦しいからといって、その度に救済ばかりしていたら、市場なんて成り立ちませんよとおっしゃっていて、このあたりはわたくしみたいないかれた「外道」でも、ちょっと躊躇うところですが、全く同感です。やはり日本郵政人事で信用がなくなったようで、真っ赤の企業を黒にしてクビなんてバカな話がありますかというのが率直な実感のようです。小泉政権の評価が高いのも意外でして、ポピュリズムがふんだらだとか言っているのはインテリだけなんだろうなあと。あれで自助努力が基本だという肚が据わったのが大きいとのことで、学者や評論家のいうことはつくづくあてにならないものだと思いました。

 それにしても、日本のマスメディアというのは優雅だなあと。日々の相場にはあまり興味がないのですが、日経平均がまた下がって、民主党の経済政策がふんだらだという話が日本のYahooのファイナンスではトップに来ておりました。藤井財務相がこう言った、亀井金融相がああ言ったとかは材料になるんですかね、今更。アメリカのYahooではAPが配信した"Asia markets lower amid China warning to banks"がトップページに(参照)。日本の相場解説が超ドメどまりなのに対し、アメリカの方がいつもといってよいぐらい視野が広いのはなんともならないなあと。中国ではバブルへの警戒が強く、金融面での政策協調が難しい。相場解説なんてどうせ後付けのへ理屈ですから、もう少し視野を広くして頂きたいものです。コンセプチュアルな問題を抜きにすれば、"G-2"の弱点は貿易摩擦や政策協調の実現可能性を無視していることにあるわけで、中国を国際協調の枠にとりこむのは困難でしょう。また、現実的にははるかに協調の余地が多い日米が中国を包摂してゆくのが日米両国の利益になるだけではなく、中国の安定化にもつながるのでしょう。もう少し、広い視野で報道してもらいたいものです。
posted by Hache at 01:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 気分しだいの寝言