2011年04月19日

祝!? 「期間限定」消費税率引上げ?

 財務省様は手回しがよいようで。『時事』が配信した記事のタイトルで噴き出しそうになりました。「消費税3%上げ案が浮上 期間限定、復興債償還に 政府」だそうです。「期間限定、絶賛需要吸収祭中!!」という感じでしょうかね。被災地の復旧・復興の目途すら立っていない状態でこの手順はいかがなものかといいますか、終わってる感じ。

 財政をめぐるアメリカの党派間対立は救いがなく、ポルトガルが逝って、ギリシアも再燃してユーロ圏がじわじわときている状態で、将来、3年間にわたってきっちり回収させて頂きますから、借金しますよというシグナルにはため息がでますね。まあ、復興債の償還財源なら選挙をしなくても、やりますよで現与党は済みますし、増税する頃には政権交代もありで、その頃には、「ミンシュガー」となっていそうというわけで、こういうときには「キャッチボール・パーティーズ」というのは便利なのかも。財務省の震災を上手に活用した「焼け太り」能力には心から感服するばかりです。

 若いというのはよきかな。やはり「余震」(あまり口にすべきではないのですがスマトラ島沖地震を考えると現状ですら小休止かもしれないと思ったりしますが)が多いので、次は東海地震か東南海地震かと不安がっていて、私は無言なので、このおっさんは怖いものがないのかという表情をしていて苦笑いをするしかありません。月曜日の話なので、『時事』配信の記事はさすがに知らなかったのですが、今回の震災は消費税率を引き上げるチャンスだねと呟くと、地震よりおびえた表情になるのがかわいいものです。だって、東北の復興を人質に、増税に反対するんですかと言えば、よほどの変わり者以外は空気を読むだろうと。反対する人は空気で押し切ればいい。「予測」は外しましたが、まずは復興を錦の御旗に掲げて、5%ほど引き上げて、何年かかるかわからない状態で消費税率10%が定着すれば、そろそろと年金・医療の財源が足りませんとさらに5%上積み。20年後ぐらいには財政再建でいよいよと20%というのがわかりやすいよねと話すと、いつ起きるのか、わからない地震よりも重苦しい雰囲気で黙ってしまいました。財務省の中の人がどう考えているかはわからないけれど、向こうの立場で考えれば、もっと緻密に練っているだろうけれど、そんなところじゃないという感じ。

 五百旗頭先生なんて知らないだろうななんて、「時の最果て」でコケ下ろしているのは伏せておいて、学生時代に読んだ『米国の日本占領政策』はいい本だったよと煙に巻きつつ、占領期を描いた人が、今度は自ら歴史をつくるとなれば燃えるよねと。学者先生なんて菅や枝野よりもはるかに「神輿は軽くてパーがいい」にぴったりだから、うまいこと財源の問題をいわせたのはさすが財務省だなと話すと、ドン引きされてしまいましたが。

 原発で経済産業省が沈み、行革厨が実質的に発言権がない現状で財務省をさえぎるものはないのですよね。復興再生債を先出しすれば、その後の財源問題でいくら揉めても、選択の余地はないでしょう。サンデル先生が語るように、日本人は従順ですから、どうってことない?

 それにしても「期間限定」という『時事』の見出しのセンスに痺れました。増税なのに、まるでバーゲンセールのような陽気さがありますね。私のあてにならない嗅覚では3年間も消費税率が8%台で定着すれば、後戻りはきかず、財源は後でどうとでもなりますから、ドドーンと復興をしましょうというのは、数年後にはコンセンサスが成立しないかもしれないというギャンブル的な要素があるとはいえ、分のいい賭けでしょう。


続きを読む
posted by Hache at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ふまじめな寝言