2011年06月09日

第69期将棋名人戦七番勝負第6局

 睡眠時間は6時間程度と最低限のラインは確保できているのですが、いかんせん睡眠の質が悪く、生きているのがやっとという状態です。おまけに月曜日からお腹をくだして、ぐったりしました。土日にそれぞれ2時間程度、散歩をしてほどよい汗をかいたのですが、困ったことに便通が止まってしまい、不思議な感じでした。運動不足の状態が続いた後で、散歩をする程度で、便通があっても、すっきり感がない状態の時には、汗をかく状態が2時間も続くと、翌日すっきりしたものですが。月曜日からよもやの下○で、週明け早々、疲れてしまいました。国内政治はまったく食指がのびないですし(政権交代後、政治がなにかを与えてくれることよりも、どんなダメージを食らわせてくるのか、私の生存にかかわるのかどうかという程度の期待値しかないですし)、海外もカオス状態で、私の元々、足らない脳みそでは、「寝言」にすらならない始末です。週末は出張の予定ですが、不安が大きく、金曜日しだいでしょうか。

 NHKの表記にしたがって、囲碁の名人戦と区別するために、面倒ではありますが、「将棋名人戦」と記しております。公共放送様にとっては形式的とはいえ、配慮が必要でしょうが、私にとってはどうでもいい、細かいところでこだわるのが「時の最果て」の流儀というところでしょうか。それにしても、まさかフルセットになるとは思いませんでした。実は、第5局の大盤解説を聞いたおかげで興奮してしまい、ないなりに手の意味を考えたり、頭の中で盤面を進めていたので、金曜日頃にはぐったりしてしまいました。

 そんなわけで、火曜日の晩に明日から第6局かなと思っていたら、既に始まっていて、口があんぐりでした。65手目までは第4局と同じ進行でしたが、率直なところ、森内俊之九段がこの戦型にこだわる理由がよくわかりません。今回の七番勝負は永世名人資格者どうしの対決ですので、まさに「名人に定跡なし」といったところでしょうが、先手にあえて穴熊に組ませるのが素人目には得策なのかどうかがまったくわかりません。しかし、44手目で先手の穴熊を阻止しても、第69期順位戦A級の木村一基八段対森内九段戦のようにきわどい勝負になる例もあるので、あえて穴熊に組ませてカウンターで追い込むというところなのでしょうか。

 当たり前ではあるのですが、へぼの手にはまったく負えないのですが、先手が矢倉から穴熊に組み替えても、固める余裕がなければ、端と8筋からの攻めと6筋の下段からの攻めが実現すれば、かなり狭い印象もあります。ただ、第4局で敗れた森内九段があえて同じ局面に誘導しているわけですから、1日目の段階で先手の羽生名人もどこで森内九段が手を変えてくるのか、手探りの状態で、苦吟している様子が消費時間でうかがえました(ひょっとしたら、森内九段がどんな会話をしてくるのだろうと楽しみにしている部分もあるのかもしれないなどと不謹慎なことも考えてしまいますが)。封じ手は、棋譜解説にある手が本命でしょうが、20回以上、応募して9割近く当たっているのに、景品が当たったことがないので、放置しました。

 それはさておき、森内九段の66手目で第4局とは異なる将棋となり、先手の攻め駒を攻めるという展開にはなりそうになくなりました。それにしても、先手の羽生名人は飛車角銀桂のすべてが攻めに参加していて、この形で指せると見る森内九段の自らの受けへの自信というのはすごいなあと。しかし、端と2筋を制圧されて、玉が下段で右辺に逃げるのがやっとというのは、私のように攻めもパッとしないが受けはもっとひどい人間には生きた心地がしません。

 羽生名人の93手目の▲6四歩から角をつり出して、▲5六金は驚く手順です。指されてみればなるほどですが、左右挟撃の体勢になっては後手には楽しみがありません。これで漸く森内九段も肚を決めて、先手の穴熊を崩しにかかるのは素人目にも当然なんだろうなと。第4局と比較すれば、はるかに先手陣が乱されて、素人目には先手がよさそうに見えますが、きわどい差のように映ります。ただ、やはり気になるのは、羽生名人の飛車で横利きが受けに利いていて、金銀3枚分ぐらいの値打ちがありそうです。この形で寄せるのは容易ではなく、123手目で用心深く先手陣に刺さったとげのような金を角で外して、さらに香車で寄りにくくすれば、素人目にも羽生名人の勝ちが見えてきます。寄せでの歩の捨て方は、プロなら当然かもしれませんが、実に巧みで、3連敗後の3連勝となりました。もし、羽生名人が防衛に成功すれば、第21期竜王戦で渡辺明竜王が3連敗後、4連勝して初代永世竜王の資格を獲得した七番勝負以来になります。

 しかし、番勝負の行方よりも気になるのは、66手目の△5六歩で森内九段がなにを主張したかったかという点です。感想戦の内容が反映されていないので、棋譜解説が頼りですが、私の棋力では無理です。素人目には、第4局と同じ手順に森内九段が誘導し、羽生名人が追随した印象ですが、△5六歩の主張が棋譜を眺めている程度ではまったくわかりませんでした。コテコテの相矢倉を期待していた者としては楽しいのですが、このあたりの呼吸があまりに難しく、考えても無駄なので、このあたりで止めるのがよいのでしょう。


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posted by Hache at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 気分しだいの寝言