2011年12月30日

心地よいモーツァルトの交響曲

 先に、つまらない話を適当に片づけておきます。ちょこまかサイトなりを覗いていて驚くのは、いまだに増税で財政再建が可能だという意見をおもちの方が多いことです。増税にいかなる状況でも反対というわけではないのですが、主として見込まれる成長率を低下させるという経済的な側面から反対の理由を書いてきましたが、経済畑の意見を見ながら、いつも違和感を覚えるのは、政治的な問題というのは政治的な説得や誘導がかかせないということが完全に欠落しているということでしょうか。手順的には、(1)歳出を徹底的に削減しました、(2)実際に財政赤字がこれだけ減少しました、(3)それでも○○兆円の財政赤字は避けられません、(4)やむをないので増税をお願いしますというのが、あまりに単純に見えるかもしれませんが、増税を説得する際の最低限の手順でしょう。それが、「仕分け」ごっこだの大騒ぎをした結果、足元の予算で44兆円を超える公債金を平成24年度予算案に計上している上に((2)の実績がないと説得力は皆無でしょう)、いきなり(4)の結論を持ち出すのはあまりに拙劣で、それでは説得力がないという自覚がないのが不思議です。「アメとムチ」みたいなもので、「アメ」で散々、釣っておいて、実は「アメ」はないので「ムチ」をいきなり使うといえば、逃げ出すのが正常ではないかと。

 年末になると、時間がないようでもてあますので、インターネットラジオで一番やかましいのを聞いて爆笑していましたが、落ち着いてくるとやはりモーツァルトが手が伸びてしまいます。いつも通り、テレビ番組は見ないのですが、録画したカルロス・クライバーがウィーン・フィルを振ったモーツァルトの第36番は極上です。後半がブラームスの2番ということもあるのでしょうが、モーツァルトを聴いた後だと、ロマン派の音楽にはどうしてもゴツゴツとした感じが強くて、そんなに話を難しく考える必要はないのではという「寝言」が浮かびます。第3楽章のメヌエット(楽譜はもちろん解説も何もないので自分の耳がソースなので、たぶん)あたりで、木管の響きのよさにうっかり逝きそうになりました。こういう奴を起こすために、第4楽章あたりでは目が覚めるように仕掛けがあるような気がするのですが、管楽器が咆哮したり、弦楽器が自らをかき鳴らしたりせず、ふっと飛躍して気がつくと、さらに豊かなハーモニーが待っているという具合で、名人芸としかいいようがない感じです。で、面倒くさいブラームスに移りかけたら、もう一度、第1楽章に戻ると、あらためて完成度の高さに驚かされます。

 繪里ー・アントワネットで、つい実在の人物はもっとグラマーでしたよとツッコミを入れたくなりましたが、我慢。ただ、モーツァルトの音楽を聴いていると、18世紀はハプスブルグの支配が最後の光を放っていた時代だっただなあと。かなり乱暴な単純化ですが、モーツァルトの音楽はハプスブルグ家の統治下の音楽で、19世紀以降の音楽というのは、ドイツ音楽が中心なのかなと。あまりよくない表現ですが、音楽が頭でっかちになった分、感情の表出が激しくなったり、内面を吐露したりと、聴く側からしたらどうでもいいよという部分が一気に増してしまったような。ブラームスを振っているクライバーを見ながら、なんて忙しいんだろうと。19世紀は忙しくなった割には成果が今一つだったような。それでも、20世紀と比べれば、希望があったのだろうと。なんとなく、モーツァルトの時代には戻れないだろうなと思いつつも、過去のいかなる時代よりも現在が優れていると見てしまう現代人の思い上がりにはついていけない、自らの中途半端さを感じつつ、2011年も終わろうとするのでありました。


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2011年12月29日

人相の悪いトップにバカな役人 財務省

 ようやくしつこい風邪から解放されました。年末にしては、お酒を飲む機会がほとんどなく、おとなしく終わりました。クリスマスは、一件ほどグリーティングカードが届いていましたが、スルーしてしまいました。異性だからといってそれほど意識する必要もないのでしょうが、なんか面倒くさいなと思ったら、おそらくお互い様でしょうから、お互いに無理しなくてもいいじゃないですかという感じです。体力的にも精神的にも、財務省のサイトでバカ予算を見た直後が最悪の状態でしたが、緩やかな回復基調が続き、無理をしなければ、たいていのことはできるかなと。

 口が悪いので、現内閣を財務省ロボット豚内閣と呼んでおりますが、財務大臣となると、貧乏神、あるいは疫病神そのもののお顔のようで、財務省のロボットとしては想像以上に出来が悪い気もしますが、まあ、増税をしますよという一方で、為替介入がお好きなようです。財界への配慮なんでしょうかね。それにしても、昔、大蔵省(当時)の人が書いた本だったか、大蔵省のことを書いた本だったか忘れましたが、やや自虐的に「ドブネズミ」と大蔵省の中の人が自虐気味に表現していたように記憶しますが、いまの財務大臣は貧相なドブネズミそのものみたいな感じで、将来、貧乏しそうだなあと。それでも、まだ先の話かなと思っていたら、アメリカさんがお怒りのご様子です。

 Wall Street Journalが2011年12月28日付で配信したTom Barkley and Sudeep Reddyの"U.S. Criticizes Japan, China on Currencies"という記事では、オバマ政権が中国への「為替操作国」認定を見送る一方で、日本の為替介入へ米財務省が批判したことを伝えています。記事では中国を為替操作国として認定すれば、中国への圧力を高めることにはなるが、米中対話を促進しないことを指摘しており、為替の問題についても、元の切り上げが不十分なことを指摘するなどしていますが、基本的には、以前のように為替で火花を散らすというから、対話と交渉という普通の関係になりつつあるのだろうと。一筋縄ではいかない関係でしょうが、米中がコミュニケーション不在の為替切り下げ競争のような状態になりますと、ユーロ危機とは異なる不安定さを招きかねないでしょうから、為替操作国と指定して押していくオプションを完全に排除する必要はないですし、現状もそうでしょうが、やはり交渉でというのが正常な感覚でしょう。

 他方、日本は、大臣・財務省の役人を含めてなんだか間抜けだなあと。米財務省の報告書本体を読んだ方がよいのでしょうが、記事を読む限りは、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に際しては国際的に円高是正が認められたのが、現状のドル円相場がファンダメンタルズから乖離しているという日本側の主張は、少なくとも米財務省には理解できないようです。私自身は、計算した上での根拠のある話ではないのですが、介入しても1ドルが78円台の状態で、為替介入になんの意味があるのだろうかと。仮に、製造業が、いわゆる「空洞化」しても、他の産業が伸びてくれば問題がないのですが、電力不足問題一つとっても、そのような他産業を伸ばすための最低限の素地づくりすらまともにできない連中がなんちゃって為替介入とかなんとなくバカらしい。経産相にあんなのをもってきている時点で、定期検査が終わった原発を動かす気がないでしょう。あえて、あれをもってきて動かすというのは奇策としては面白いと思いますが、そんな妙味は豚にはなさそうですし。

 そんなわけで、成長戦略なんてかっこいい話などはどうでもいいので、現政府の各種施策が生活や産業を正常に営む邪魔になっている現状を認めた上で、変更するなり、廃止して頂きたいものだなあと。それをしないうちに、網羅的に増税を行うことは、見込まれる成長率が低下した状態でさらに低下させようという、肺病患者に夜は外で寝ろという指示を出すのに等しいということぐらい、豚と貧乏神と財務省の役人どもは自覚してくれないものかと思うのですが。


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2011年12月25日

チャンピックス服用による禁煙7週目

 年をまたいで禁煙すると、この10年ぐらいでは、かなり長い禁煙期間になります。とくに、感慨もなく、もう煙を肺へ入れる以前に、臭いの段階で無理になっているので、このまま脱煙するのでしょう。年明けで邪魔が入りそうなものはすべてキャンセル。どの道、付き合っていても百害あって一利なしといっても過言ではないぐらい、碌なことはないですから。ただ、この数日のキャンセルは、地味に風邪が長引いているおかげで、咳やのどの痛みがあるので、申し訳ないのですが、連絡なしでキャンセルしております。発熱がないだけマシですし、10月末の風邪に比べれば、はるかに症状が軽いのですが、地味にしつこいので、他の人にうつしてもまずいなあという感じでしょうか。

 追い打ちをかけられた、というわけでもないのですが、2011年12月24日に公開された平成24年度予算案を財務省のサイトで見て(参考)、精神的にも抑鬱状態になりました。「平成24年度一般会計歳入歳出概算」(PDFファイルなのでアドレスを貼っておきます。http://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2012/seifuan24/yosan003.pdf)を見ると、来年度も歳入に公債金として44兆2,440億円が計上されており、今年度の当初予算の44兆2,980億円は下回っているものの、租税収入を上回る状態が当初予算から生じているわけでして、大変だなあと。ただ、それだけなら、大変だなあというだけで、抑鬱にはならないですね。

 民主党中心の政権によるバカ予算(歳出削減の枠を外した麻生政権から通算すればとうとう4年目になりますが)を根本的に組み替えない限り、所得税から消費税まで網羅的に増税しようとしているわけですから、バカ予算を正当化するために、単純計算で消費税率を10%ほど引き上げれば、22.5兆円ほど調達できる計算になりますなあ。ですが、増税によって見込まれる成長率(学術的な話ではないので「期待」とか「予想」はあえて避けております)が低下すれば、手の施しようのない債務危機が生じる可能性があるだろうと。簡単に言えば、海外の投資家も無視できない程度にはJGBを保有してきていますが、それ以上に、国内の金融機関が値下がりリスクに曝されれば、海外の投資家と同一の行動をとらないという保証はどこにもないわけでして、致命的なのは、累積債務の大きさも無視はできないのですが、追加的な債務増加と成長率の低下を予期させる増税のミックスでして、これは考えるだけでも恐ろしいです。

 金融政策は最悪の事態では大した役割を期待できないでしょう。もっとも、金融システムの安定化を図るだけでも大変ですし、そこができたら凄腕としかいいようがありません。問題は、いつ、追加的な債務増加と見込まれる成長率の低下が国債価格の下落を招くかですが、そんなことが予想できる能力があれば、このブログをとっくに有料化しているわけでして、ただ、確率自体が上昇したように思えるという程度の話です。ユーロ圏が残してくれた教訓としてはあまりに貧しい気がいたしますが、その一つは、成長率が低下してから債務危機にあたって増税するというのは最も愚劣な対応策だということでしょうか。

(追)あるいは、増税によって見込まれる成長率を押し下げる一方で、財政赤字を高水準に保つこと自体が債務危機の原因になりかねないことを政府・民主党・国民新党は理解した方がよいのでしょう。まったく期待していないのですが。


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2011年12月22日

クリスマス・イブが近づくと

 「年末進行モードその2」みたいな感じで、通院も完了させました。おそらくは本人負担が1割であろう高齢者が多くてうんざりですが、ないと困る薬が多いので、待合を出て、他の用事を済ませておくと、能率がいいですね。チャンピックスの備蓄は順調でして、朝晩1錠ずつ飲んだとしても、2週間は大丈夫な量になっています。2月前半はやりくりできる公算が立ちました。ちなみに、毎回、一酸化炭素の量を測るのですが、今回は4ppmでありゃまという感じ。吸っていないので、参考程度ではありますが。看護士さんが好みだったのと、愛想のいい人だったので、あれこれ話をしていましたが、「喫茶店なんかで副流煙が呼気に入ると、気分が悪くなります」と話したら、「結構速いペースですね。まず、やめられますよ。ちなみに私は吸わないから以前から気分が悪かったんです」と笑顔で話してくれるので、「今までご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません」と頭を下げたら、ニコニコしていました。

 新年会の出欠が来ているのですが、結婚しろとうるさかったなあという記憶だけが残っていて、返事を出すのも面倒だなと。ひょっとしたら、ひょっとしたかもというときにしていたら、配偶者を連れて行くわけがなく、困ったお人だという感じでしょうか。内面的な部分は庶民的なので大丈夫と思う反面、容姿が浮くだろうなと。そんな人がなんでというので話題になりそうで、それはそれで面倒ですなあ。まあ、20年近く前に終わった話なのでどうでもいいのですが。

 で、携帯に困ったメールが。まずは、親友がクリスマス・イブにプロポーズするというのですが、こんなルートでいいかなあと尋ねてくるメールで、こういうことって他人に相談することか否という感じ。同性なので、冷たいようですが、ご自身とお相手にとって大切なことですから、他人があれこれ口出しすべきではないだろうと。こちらはいったん、メールが来なくなって落ち着いたようなのでホッとしました。

 しかし、それも束の間で、今度は、禁煙サポーターをお願いした女性からメール。最初は、禁煙できてますかというのが19日に届いて、ずいぶん間が空いているし、microSDカードにバックアップをとるときに、アドレス帳をざっと見てたまに削除するのですが、ちょうど消した後だったので、名前も忘れてしまいました。禁煙手帳を見て何日間、禁煙が続いていますよと返したら、「何日目か忘れるぐらいまで続けてくださいね。頑張ってね」とのこと。「サポーター」がいなくても、禁煙外来ともう煙が無理という状態なので、禁煙しているということさえ忘れていることが多いので、なんか面倒くさいなあと。クリスマス・イブが近づいて、相手がいるけれども、気にしてくれているのか、単に相手がいなくて寂しいのかはわかりませんが、これだけ間が空くと、あっという間に過去の人になってしまうので、どれぐらい続けるつもりで日記を調べて日数は書きました。あと、今はブラームスのシンフォニーの4番第4楽章を聴きながら、まったりしていますと書いて送ったら、返事が来なくなりました。できれば、早く私のことは忘れてほしいなあという感じ。パッサカリアを聴いていたのは事実ですが、向こうに、ああこいつの相手するのがめんどいと思われたら、大成功ですね。

 まず、相手がクラシックが嫌いだったら目的を達成できます。知ってはいるが、言われるとインテリ臭がするという相手にはブラームスあたりがちょうどよいですね。教科書で名前が出てくる程度で、音楽を聴いていない人の方が多数でしょう。

 問題は、相手がクラシック好きのときですが、それ自体はポイントが高いものの、私自身は、お友だちもしんどそうなので、自然消滅がいいかなと。で、それなりに知識があればブラームスの4番のパッサカリアってまったりするところかとなりそうで、こいつはブラームスを聞いているといいだけじゃないのかととってくれる可能性が大ですね。露骨に言えば、どう転んでも、向こうがこいつとは話があわないと思ってもらえれば成功ですので、それ以降は、メールが途絶えて、うまくいきましたね。

 で、クリスマス・イブですが、なんと勉強会の案内を12月の初めにもらって参加しますと返事したので、予定が埋まっています。学生時代に、ホテルで食事から過ごしましたが、人が多くて高いだけ。ちなみに、女性からプレゼントをもらっても、自分からは渡さないというひどい奴です。当日までにほしいものリストを挙げてもらって、一緒に買いに行くことが多かったかなあ。身につけるものが多いので、こちらが事前に準備するより、2人で見て回ったほうがサイズをあわせたりするのが楽だろうと。

 一番大切だった人は、クリスマスにはこだわりがなくて、価値観がほとんど近かったので、楽でした。結婚式で、パリで気に入られたおかげで、オートクチュールのドレスを用意してくれているのとか、その手の話をもう半年、我慢してくれればなあと。本当は、もっと複雑な事情がありましたが、古傷が疼くだけなので、このあたりで忘れましょうか。


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2011年12月20日

考えてもムダな北朝鮮情勢

 年末進行なので、主として文書と申しますか、電子化が進んでいるので、モニターとにらめっこする時間が長くなっているので、目が疲労しました。しかし、電子化が進んでも、最後は紙で出さなければならないことも多くて、疲れがきているのか、最後に手で各段階でミスを連発してしまいました。もっとも、提出前に自分で間違えたことに気がつくので、紙を無駄にしただけといえば、それだけですが。ちょっともったいない感じがして、(誰に対してかは自分でもわからないのですが)ごめんねというところ。それでも、社内的には用件を締切よりも早く片付けたので、引っ越しの準備など自分の時間を確保しつつあります。

 率直に言って、雑談で一番、話題がない人がふってくるのが北朝鮮情勢ですね。それも、ご本人の推測がほとんどで、権力の移行がスムーズに進むんだろうかとか、飢えている北朝鮮の人々がかわいそうだとか、聞いていて適当に相槌を打ってやり過ごす日々です。まあ、情報鎖国をしている国ですから信頼できる情報が少ないがために、メディアもバカ騒ぎを続けているようで、平和っていいことだなあと思います。

 金正日の死去をラヂオプレスが最初に捉えていること、いつものおばさんが大げさな発表をしていること、型通りとはいえ、哀悼する市民の姿を映していること(本心からかどうかは独裁国家では本質的ではないのでしょう)などから金正恩が権力を掌握してからの発表だったのだろうと。金正日が死んでから時間がたっているというのは本質的ではないでしょう。だいたい、本当にいつ死んだのかはわからないですし。民主化? 治安を握っている上層部が寝返ればわかりませんが、現在はないのでは。対応策? 経済制裁は即効性がないかもしれないが、金正恩が治安警察を掌握するにもカネが必要ですから、中国経由の物資の援助で効果が薄いでしょうが、何もしないよりはマシでしょう。

 話していて、どこかで早く北朝鮮の体制が崩壊してほしいという願望があるのに気がつく。私もそのような願望が皆無とは思いませんが、当座はあの体制が続くことに耐える覚悟の方が必要ではないかなと。

 それはさておき、財務省ロボット豚内閣は、経済環境以外の要因も不安定な状態で消費税率の引き上げを目指すんですかね。先のこととはいえ、若年層には厳しい話だと思いますが。大阪市水道局が大阪府南部の自治体へ上水を供給した方がコスト面でも品質面でもよいのに、南部の自治体が大阪市の傘下に入るかのような錯覚を起こして、首長を説得できずに大阪市水道局を「抵抗勢力」などと決めつけた橋下のような小物が政党幹部を見定めるとか、世も末かという感じ。

 国内情勢を見ると鬱になるので、クラシックを聴く機会が増えますね。今さらですが、ブラームスを聴いていて、ああ、やっぱりロマン派だと。19世紀の音楽は現代的すぎてそれ以前の音楽を聴くような楽しみが少ないなあと。モーツァルトは才能のせいか、フリーダムすぎる気もするんですが、19世紀以降、こうも不自由になったのはなんでかなあと。加齢のおかげで、マーラーは中年男の愚痴を延々と音楽にしていると思うとすっと聴けるのに気がつきましたが。ただ、くどい。ブラームスは、変人ですが、あっさりしているようで簡明なので(4番の第4楽章はいまだにわからない部分が多いのですが)、こちらがやはり好きですね。
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2011年12月18日

チャンピックス服用による完全禁煙6週目

 文庫で読み始めた『正史 三国志』ですが、「文帝紀」の煩雑さに疲れながら、禅譲のひな形だしなあと思い、読み続けています。うっかり、歴史に煩い人に見せたら、「ド変態」と笑顔で言われてしまいました。自分でもわかっているのですが、言われると苦笑するしかないです。まあ、ビョーキだなあというところでしょうか。

 「時の最果て」も「寝言」を記す場というより、禁煙日記みたいになって、たまに飽きたら別の話題という感じになってしまいました。土曜日から6週目ですが、徐々に目標が禁煙から「脱煙」へと変化してきたなあと。「脱煙」そのものは重く考えれば、死ぬまで続く目標になりますが、体重は重いが考えは軽い私にとっては、ニコチンに振り回されないというだけで十分だなあと。寒暖の差が激しく、この時期にしては、たびたび風邪をひくので、それも追い風になっている感じです。虫がいいので、禁煙という目標を立てると、そのためには何でも利用してしまうという感じでしょうか。

 禁煙してみて気がついたのですが、タバコを吸ってニコチンを摂取したところでストレスがとれるわけでもなく、ただ疲れるだけだなあと。すぐに解決する問題は、さっさと手を打った方がよく、解決しない問題は散歩でもして頭の中を空っぽにしてからという感じです。もっとも、すぐではないにしても、ほとんどの問題はかけた時間に比例して解決していくので、疲れたら、散歩でもして休めばいいのかなと。

 日曜日も朝ごはんを食べた後で、チャンピックスを飲み忘れておりましたし、夕方はあえて飲む必要を感じない状態です。残りの錠剤の数を数えると、どこかで丸一日飲み忘れた計算になります。年末の混雑を避ける意味もあって、今週に処方して頂いて、禁煙治療の最終月(3か月目)を迎えることになります。脱煙に成功している人に話を伺うと、ここまでくるとほぼ成功すると思ってよいそうです。ただ、油断は禁物なので、治療終了後も、チェックの意味で禁煙に関することは書くかもしれません。まあ、ネットで人様が読むことを意識した内容とは思えず、読んで頂いている方には申し訳ないのですが。

 東京電力福島第一原子力発電所の第2ステップが完了したそうです。私がとろいだけなのでしょうが、第3ステップというのはないようなので(参考)、次のステップはなくて、残りは「中期的課題」のようですが。除染が実質的に中期的課題というのは頭では理解はできますが、感覚的にはそれでいいのだろうかと。素人目にも、作業が進むほど、放射性物質の処理が多くなるという問題などもありますし、簡単ではないのは理解できるのですが。もう一つは、中期的課題にもないのですが、10年間ぐらいはスマトラ沖地震のように繰り返す可能性が否定できず、万が一の事態に備えがあるんですかねえということです。無駄に終わる可能性の方が高いのでしょうが、中部電力浜岡原子力発電所よりも、福島第一の方が危険なのではと。浜岡も津波対策を進めていますが、福島第一の方が先ではないかと。浜岡の対策をしなくて良いという意味ではなく、福島第一の方が優先順位が高いのではないかということです。避難区域の問題は正直疲れましたね。まだ、国が対応できないというのは信じられないです。

 世論調査の結果だけをネットで見るだけですが、『新報道2001』で電力料金の値上げに反対が圧倒的なのにはドン引きしました。原子力発電の代替として火力を使う以上、燃料費は目先の変動があるにしても、首都圏以外の地域で上げざるをえないと思うのですが、福島第一で賠償を抱える東京電力が料金以外の収入でどうやって資金を最終的にねん出するのだろうかと。どうでもいいのですが、2011年11月17日から12月15日の期間で121kWhで、前年同月比マイナス33.8%でした。関西電力エリアの住民だとしても、節電目標10%は余裕ではないかと。それよりも、昨年に183kWhも使った理由がわからないので、意識的な節電の結果ではないのですが。変なたとえですが、節電と禁煙はどこか似ているのかも。最初は意識的に始めるのですが、気がつくと習慣になっていて、無意識に節約したり、吸わなくなったりする。適当に生きている、いかれた「外道」の「寝言」なので、こんな下まで読んで頂いただけでも感謝ですねえ。


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2011年12月17日

虚偽だったエリート意識

 ふと職場で、国家公務員の話になって、東大法学部を出ても大変ですねえなんてのんきなことを話したら、上司が「東大法学部に遠慮なんかいらん。この前はバカ息子がギャンブルですったばかりだし、碌な奴の顔が浮かばない」と珍しく怒気をあらわに言っていたので、ちょっとびっくりしました。「ええ、まあ」みたいな感じ。忘年会をキャンセルしまくったのですが、断らなかった場でも(タバコを吸いたくなる可能性がないメンツでしたので)、東大の法学部というのはここまで落ちたかという嘆息が漏れる始末で、東京帝国大学の時代から日本を滅亡に導く政治家・官僚を輩出した最悪の大学などと「寝言」、もとい悪い冗談を「てへっ」みたいな感じでつぶやいたら(ツイッターじゃないです)、みるみる賛同者が増えてしまったのでありゃまという感じ。

 しかし、東大法学部を叩くというのは微妙に学歴コンプレックスの香りがしますので(トップクラスでダメだったのは東大工学部卒の地球外生命体だったし)、試していくと、根っこはやはり官僚不信ですか。きっかけは、言うまでもなく、東北地方太平洋沖地震後の経済産業省原子力安全・保安院の見ている方が不安になる会見だったりするわけですが。民主党に失望した人たちが(私自身は元々、害しかないとみていたので失望のしようがない)、次に失望したのが「政治主導」が幻想だということを学習したところで、財務省豚ロボット内閣財務省ロボット豚内閣が次々に増税を打ち出すので、とうとう官僚機構がガンだと気がついたというところでしょうか。最近の実例は、東大出ではないようですが、官僚制が生む典型的な人格的欠陥を代表していて、まず目につくのは「僕は悪くない。悪いのは他の人だもん」みたいな感覚でしょうか。責任転嫁だけはお得意のようなのですが(でも役所しか通用しない、あるいは役所でも通用しないレベルだと思うのだが)、実態としては、「現代型うつ病」とほとんど同じ症状ですなあ。年齢的に危ないのは、やはり1950年代生まれあたりかなあと。この人たちが社会の実権を握っているのですが、彼らが団塊の世代批判をやっていたときの言葉がそのままあてはまるので、自己実現的批判的期待だったのかなあと。「自分たちは上の世代とは違う」。この思い上がりこそが特徴で、まあ、昔からよくあるビョーキのような気もしますがね。「団塊ジュニア」ではないので、あそこまで人が多くはないのですが、やたらと同世代が多いので、同世代は意識しても上とか下とかは本音はどうでもいいという感じでしょうか。

 しかし、政権交代には負の意義しか見いだせないのですが、既に官僚機構が根っこから死んでいたことを満天下にさらしたという意義はあるのかもなあと。書くのも恥ずかしい(食べるのか、そういうことに専念するのかどっちかにしなさいとしかいいようがない)、1990年代の財務省・日銀のスキャンダルが暴露されたときに、宇沢弘文氏が嬉々として『日経』の経済教室でハーヴェイ・ロードの前提が崩れたと書いていて、これって喜んでいいのだろうかと首を傾げましたが、「セカンド・インパクト」は違いますね。腐敗とかそういうレベルではなくて、より根本的に国家の大事を扱うには能力と識見が低い人(要は普通程度の人)たちが、実は最近だけではなく、これまでも担った来たのだが、実は、高度経済成長やバブル経済で目立たなかったのが、長期停滞の時代には露わになるという感覚でしょうか。「神輿は軽くてパーがいい」とも違ってエリートとして扱ってそれなりに政策提言能力があり、唯一無二のシンクタンクとして有能であるかの粉飾をしてきたのが、長期停滞が続き、さらに低い水準で長期停滞を迎えそうですし、増税や社会保障制度改革、雇用への介入など長期停滞するにしても、その水準を下げる提言が目白押しでは、さすがにエリートというおべべを着せるのも無理が来たという感じですね。

 裏を返せば、私自身が、薄汚くても能力はあると官僚をかいかぶっていたということですね。サンプル数が一桁では意味をなさないのですが、私の所属している業界はビョーキの人が多いのですが、さすが、本物のキャリア官僚出身者は本物の病気なんじゃないかなと。

(追記)「財務省豚ロボット内閣」よりも「財務省ロボット豚内閣」の方が語呂がよいので、改めました。(2011年12月20日)


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2011年12月15日

禁煙と風邪

 禁煙は続いていますね。チャンピックスを飲み忘れそうになる日も出てきましたが、最近、ストレスを与えてくれる人が近くにいるので、タバコでもとついならないように気を引き締めています。なんだろう、1969年生まれなのですが、1950年代後半あたりから1960年代前半生まれとは根本的に話が合わないことが多いなあと。いわゆるバブル世代の人とは、なんででしょうね、価値観が合わないことが多すぎますね。別に合理主義というわけでもなく、そんなの無理じゃないかなと思うようなことを他人に要求したり、安っぽい「浪花節」につき合わされたりで、うんざりしますね。世代というより、年齢の問題なのかもしれないなあと。更年期障害みたいな人が多くて、できれば避けたいです。

 今年は気温の上下が激しい上に、湿度の変化まで激しいので、風邪までいかなくても体調を崩すことが多いのですが、咳と鼻水とのどの腫れという正統派の「風邪」で参りました。水曜日に病院に行ったら、一週間分の薬を処方して頂きました。ほとんどの症状が治まってきたのですが、鼻水がしつこくて、つらいです。鼻がつまるだけで思考力が落ちるので、ここに負荷がかかると、禁煙も危うくなる可能性があります。しばらくは安全運転でしょうか。発熱はないですね。

 病院で水曜日の『朝日』の朝刊一面を見て、ゾッとしました。希望したら全員を雇えとはね。60歳で年金をもらって、医療費の負担は1割とか、世の中なめている人たちとの「格差」はあの世まで行っても埋められない。人殺しの役所がとうとう会社にとどめを刺しに来たのか、民主党が本来の力を発揮しつつあるのか、いずれにせよ、統治する者の無能さは命でも償えないほど罪深いなあと思います。

(追記)風邪で内科へ行くと、指先になにやら巻きつけて測っているのですが、意味がわからず、看護士さんに作り笑いをしながら、なにをしているのかわからないなあと。今週、何を測っているのかを尋ねたら、酸素濃度とのこと。正常値でなければ、喫煙している可能性が大とのことでした。禁煙外来をバカにしていたなあと。これだけ監視されれば、喫煙のインセンティブは高まるかもなあと思いました。木曜日はストレスがものすごく溜まったので、危ないなと思ってチャンピックスを晩御飯の後にも飲みました。不眠などの副作用もほとんどなくなって、ストレスによる喫煙衝動も極めて抑制されて心地よいです。やはり長い目で見て、「脱煙」の敵は、ストレスが溜まると、タバコを吸うという習慣のようです。30代まではまだ生真面目さ(自分でも嘲笑)が残っていましたが、加齢とともに世の中をなめている高齢者ばかりの世の中をまじめに考えると、疲れるだけだという簡単な真実に気がついたので、段々と不真面目になりましたとさ。
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2011年12月13日

EUサミットへの懐疑

 豚の支持率が40%前後もあってドン引きしました。豚と書いては豚さんに失礼でありまして、本物の豚さんならばたんぱく質やミネラルを提供してくれますし、Pちゃんともなれば、その愛らしさにあかねにパフパフされるわけでして、所得税率を上げたいだの、消費税率を上げたいだの、えさばかりほしがってまともな成果が期待できない豚は、豚は豚でも「死せる豚」といったところでしょうか。

 それはともかく、英字紙では先週のEUサミットの結果に懐疑的な記事が目立ちます。Wall Street Journalが2011年12月12日付で配信したCharles Forelleの"Examining Europe's Crisis Deal"という記事やロイターが配信したAnnika Breidthardtの"EU summit may not calm investors for long"などの記事があります。素人目には、これらの記事より、New York Timesが2011年12月11日付で配信したSteven Erlanger and Liz Aldermanの"Chronic Pain for the Euro"という記事の方が明快に映りました。以下、自分用のメモです。

 この記事では、初めに(1)イタリアを投機筋から守るためにどれぐらいの資金が必要か、(2)銀行は危機によって失敗するのか、(3)英国の孤立、(4)ドイツが処方したブリュッセル療法は病気に対応できるのかなどの論点を提起しています。記事ではこれらの問題を一つ一つ解いていくというより、インタビューによって論点を掘り下げています。まず、Joschka Fischer独元外相は、メルケルが優柔不断で愚鈍であると批判して、結局はドイツはユーロ支援を増やさざるをえなくなるだろうという見通しを示しています。まあ、妥当なところです。

 興味深いの次のあたりでしょうか。緊縮財政とはまた間抜けな話だと思いましたが、さすがにNYTともなると上品です。

  But many argue that the core problem is less discipline than the lack of economic growth and the deep current-account imbalances − exporters versus importers − within the euro zone. Austerity tends to bring recession, not growth, and Europe needs growth to cope with its debt. But structural changes and investments to accelerate growth and competitiveness generally take years to bear fruit.

 だが、核心の問題は、財政規律ではなく、経済成長とユーロ圏内の、輸出国と輸入国の間の経常収支の不均衡だ。緊縮財政は成長ではなく景気後退を招くだろうが、ヨーロッパに必要なのは債務をやりくりするための成長だ。しかし、構造変化と成長と競争力を加速するための投資が成果をえるには一般的には歳月がかかる。


 ただ、上の見方にも問題は多くて、成長を促進したり、経常収支の不均衡を解決するために政府にそれほどの手段があるのかという点はあまり考慮されていないと思います。他方、間違いがないのはユーロ圏を確実かつ不可逆的に破壊する手段として緊縮財政ほど適切な手段はないというあたりでしょうか。Jean Pisani-Ferryはインタビューでスペインとアイルランドのここ数年の財政赤字がマーストリヒト条約の基準を満たしており、イタリアにいたっては、ユーロ圏では財政赤字が最も少ない水準の国の一つであり、プライマリーバランスが黒字であったと指摘しています。

 また、Bernard Avishaiは、南欧諸国がどのような環境下で最も成長しやすいかが問題であり、通貨切り下げは解決策にならないと述べています。成長の鍵となるのは安い労働力ではなく知的水準の高い労働力とハイテク産業への資本を海外から引き寄せることだと指摘しています。そんなうまい話が実現できるかは疑問ですが、「成長戦略」の一つであることは否定できないでしょう。

 時間がなくなってしまったので、いったん打ち切りです。お断りなく、この「寝言」を再開することがあるかもしれません。


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2011年12月12日

地味につらい風邪

 目視でも確認できるのですが、土曜日の夜からのどが真っ赤に腫れています。10月末には、40度近い高熱が出ましたが、今回は平熱以下で不思議だなあと。咳がきついのでマスクをして外出しましたが、途中で鼻水がひどくて撤退しました。日曜日なので寝るだけです。あとは、発熱すると、今年はぬるい年末進行とはいえ、やはり仕事量はふだんよりも多いので、作業が止まります。それだけは避けたいのが正直なところです。加湿器をフル稼働させているおかげなのか、のどもダメージが最小限に収まっています。これで喫煙を続けいていたら恐ろしいことになっていただろうなと。どの道、禁煙しか選択肢がなかったことを実感します。

 先月、カシミアのセーターを衝動買いしそうになったので、3万円台の安いのを買いましたが、結局、6万円弱でもう一枚、買ってしまいした。お前はセーターに執着するなあと自分でも苦笑しますが、20代のときに買ったニットのタートルネックのような「定番」がかけているので、お気に入りのセーターの寿命を延ばす意味でも、「トロイカ」体制はやむをないのかなと。12月から3月初めの限られた期間しか使えないのですが、ないと死ねるので、金を惜しむ気がしないです。

 さすがに掃除は厳しいので、ネットで転居先で使う家具を探してみたら、安い価格帯でけっこういろんな商品が出てくるので、びっくりしました。やはりまずは絨毯・カーペット類でしょうか。基本の部分なのであまりけちってもいけない気もしますが、相場がわからないので悩ましいところです。全部で合計5万円ぐらいが上限でしょうか。リビングに高級な絨毯を置く趣味もないので、このぐらいの予算だと意外と選択肢があるんだなと。机は合計で10万円程度のものを考えておりましたが、機能的には2万円台で十分だったりするので、悩ましいです。本棚は予定通り4つほど買って8万円程度で済ませようと。机を安く済ませると、ベッドを買う余裕が出るのですが、悩ましいところです。セミダブルの布団とマットレス、毛布が置ければ十分なので、買い替える必要はないなあと。とりあえず、ベッド以外の家具は、ヤニで汚れていることもあって、すべて廃棄する方針です。食器棚だけはこれというのが見つからないので、そのままかも。

 話がうって変わりますが、EUの会議でドイツとかフランスとか、ヨーロッパの覇権を握ろうとしては失敗した国ばかりが前面に出てくるというのは、象徴的かなあと。まだ、フランスの方がしたたかな気がしますが、ドイツとフランスが中心になってユーロ圏の再編を進めるのは、ユーロ圏の将来を暗示しているような気がします。まあ、根拠が薄いのですが、両国は軍事力で周辺を圧倒することはあっても、長期的に持続可能な秩序を形成するための資質を書いているような気がしますね。この点は日本もよく似ていますが。財政規律の問題ばかりに重点が置かれているあたり、欧州が2008年の金融危機以前に資産価格とファンダメンタルズとの乖離が大きかったあたりがきれいに抜けていて、時間稼ぎとしても最も拙劣な手段を選んだなあという感じ。IMFも今度は2兆ドル(1.5兆ドルという報道もあり、このあたりは私も整理できていないのですが)という実弾を準備してるので、時間稼ぎをする手段がすぐなくなるという状態ではないでしょう。しかし、実弾の使い方は拙劣だ。5年ももったら、よい方ではないでしょうか。

 特別な新味はないのですが、New York Timesが2011年12月10日付で配信したNicholas Kulishの"Euro Crisis Pits Germany and U.S. in Tactical Fight"という記事はドイツのスタンスを改めてアメリカと対比させていて、興味深いです。記事自体は平板で、オバマ政権が1930年代の大不況の回避を念頭に置いているのに対して、メルケルをはじめとするドイツ勢はインフレを警戒しているという図式です。Josef Joffeが"We will not sacrifice our memories."と述べているのは改めて興味深いです。まあ、現状を無視して、歴史に学べばそうでしょうねという感じ。もっとも、オバマ政権の主張のように拡張的な財政政策をとることがユーロ圏の課題とは思えず、アメリカとヨーロッパの溝はさらに広がっていくのでしょう。


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posted by Hache at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 気分しだいの寝言