2012年04月26日

ユーロ圏 政治システムの不安定化と経済成長

 今週に入ってから、のどがとても楽になりました。乾燥しているときにはマスクが必要ですが、扁桃腺が腫れて発熱するリスクはほぼ無視できるところまで来たかなと。4月29日までにマスクなしで不自由がない状態にしたかったので、現状は想定以上に良い感じです。ただ、昨年の10月下旬、もしくは今年の2月下旬に扁桃腺が腫れた状態を治しきらずに、慢性化させてしまったのではと素人としては考えておりますので、用心深く対処せざるをえません。薬を飲みすぎているので、どれが効いているのかはまったくわからないのですが、内科の先生が処方してくれた抗生物質を服用し始めてから、急激に発熱につながるような腫れが急速にひいていったような感覚があります。

 今は、耳鼻科で処方されている抗生物質がメインなのですが、念には念をいれて、今年の4月から始まった「お薬手帳」を持参して、診察していただきましたが、「これでいきましょう」とのことでした。もう70近い先生ですが、視野が広くてコミュニケーションがとりやすいので助かります。抗生剤がかなり強い薬のようなので、ビオフェルミンだけではきついだろうとのことで胃薬が追加されましたが。問題は、ゴールデンウィークが目前まで来ているので、万が一、症状が悪化したときに困ることです。

 現状は、耳鼻科の先生の地道な治療がすぐに効果を表す段階ではなく、抗生剤がそれなりに効いているので、薬でカバーするしかないのかなと。副鼻腔炎やのどの炎症そのものは完治することがないので、あるレベルまで抑えるしかないのですが、他の細菌に感染しやすい状態が続くので、治療を続けるよりほかありません。しかし、大型連休は意外と困りますね。

 ただ、のどの状態がある程度、治まってくると、禁煙して少しずつ健康が回復していることを実感します。というよりも、よく喫煙なんてしていたなあと。禁煙したら太るじゃないとバカにされていましたが。中にはけしからんのもいて、実はメタボじゃないんですよというと、メタボの基準が変わったのかとか真顔で言う高齢者がいて、「○ね」と思ったことは内緒ですね。ただ、タバコを止めたおかげで、体を動かすのが楽になって、ジムに通わなくても、それなりに負荷をかけても大丈夫な状態になったので、昨年の11月をピークに体重が確実に減少しています。ダイエットの目標があるわけではないのですが、小学生から陸上を始めて、高校生のときに体を動かす喜びを初めて知った時期を思い出します。

 自分でもうつ病的な気質とややマゾヒスティックな傾向があって、幼児の頃から体が弱く、苦痛も多かったので、肉体的・精神的に負荷がかかっている状態が常でした。おかげで軽い状態になると不安になるようです。加齢とともに、気もちがよい方がよいというあたりまで堕落してきたので、わざわざ金を払ってつらい思いをする必要もなかろうと。「なまもの」の本題の前ふりのつもりでしたが、つい長くなってしまいました。

 滅多に読まない『読売』ですが、2012年4月25日の国際面の記事は、手際よくフランスだけではなく、オランダの緊縮財政への政治的反発を手際よくまとめていて、へえという感じでした(『日経』は仏社会党と独社会民主党の連携とか細かい論点に深入りして、記者がなにやら欧州の政治に詳しいことはわかるがなにをつたえたいのかまったくわからない。あの新聞の記者は政治と経済を両方見るということができない記者ばかりのご様子)。他方、Wall Street Journalが2012年4月23日付で配信したMarcus Walker and Charles Forelleの"Economic Gloom Deepens Europe's Political Crisis"という記事は、記者の視点が興味深く、それ自体が適切かどうかは別途、吟味する必要がありますが、なかなかでした。『読売』がオランダをとりあげたのは悪くないのですが、経済的な背景を取り上げないのは、日本のメディアになにかを期待するのは無理かなと。

  The country is a net lender to rather than a borrower from the rest of Europe, unlike the euro's southern members. That matters, because the European countries with debt crises are those that need to borrow large amounts from abroad each year.
  The main significance of the government's collapse is that it shows the fraying consensus in Europe for German-led fiscal austerity.

 オランダはヨーロッパの他の国に対して純債権国であって純債務国ではない。そのことが問題だ。というのも、債務危機にあるヨーロッパ諸国は海外から毎年、巨額の借入れを行う必要があるからだ。
 オランダ政府の瓦解の主要な意義は、ドイツが主導するヨーロッパにおけるコンセンサスが擦り切れてしまうことだ。


 オランダ政府の危機の意義としてはこれで十分なのかは確信がありませんが、単にオランダも大変ですと書くよりも、はるかによく観察していると思います。私自身は、単に政治的な問題としてだけではなく経済それ自体の問題としても、緊縮財政が債務危機解決の手段として適切だとはとても思えないのですが、ここでは債務危機からほど遠いオランダですら緊縮財政は受け入れがたい、政治的な側面に焦点があてられています。他方、債務危機のリスクを無視できる国でも政治システムが不安定化する点にも読者の注意がいくように配慮されています。分析というほど数字をいじっているわけでもなく、観察と常識的に考えているだけなのですが、悲しむべきことに日本語にのメディアでそれができているものが見当たらないのが実情です。

 私の愚痴を書くことが目的の「寝言」ではないので、次に移ります。政情がとっくに不安定化してるギリシャの政治システムの日程なども触れた上で、記事は驚くべき叙述をします。WSJの記事としては長い方なので、なんだろうと思いましたが、以下は読者を誘導しようとする意図を感じる部分もありますが、日本でユーロ圏の債務危機を論じるときになぜか「死角」になっているのが不思議でした。

  Many investors are increasingly doubtful about the austerity-for-all mantra emanating from Berlin and the European Central Bank. On Monday, financial markets were more worried about disappointing data on growth than by Holland or Mr. Hollande, analysts said.

 投資家の多くはしだいにベルリンや欧州中央銀行から発せられるすべての国に対する緊縮財政というお題目を疑っている。月曜日には金融市場はオランダ、あるいはオランド氏よりも成長に関する失望を招くデータにより懸念を抱いた。


 日本のメディアの記事を読んでいると、債務危機に緊縮財政への反発が強くなって大変ですねで終わりです。債務者がいれば、債権者がいるのですが、債権者の視点から今回の債務危機を見るという発想がおそろしく貧しいのには驚きます。貸す側からすれば、危ない相手に資金をより多く貸すというのも難しいでしょうが、これから貧乏しそうだという相手となると、減らすどころではすまないでしょう。記事は緊縮財政そのものを否定しているわけではなく、財政の健全化と経済成長という、ときに両立が難しい課題のバランスをとることへもっと注意を払うよう、読者に注意を促しているわけです。ちなみに、ドイツの製造業者からすれば、南欧諸国の緊縮財政は需要を縮小させるので、利害が対立すると指摘しています。なにげない指摘ですが、ドイツ国内ですら、緊縮財政一色というわけにはいかない背景をやんわりと指摘しています。

 Walker and Forelleの記事は、WSJでもよく見かけますし、それぞれが独立した記事を読むこともあります。とくに敏腕という感じは、失礼ながらしないのですが、あまり外さない感じです。日本のメディアは絶望的なので、せめて経済学者やエコノミストぐらいはこのレベルで発言してほしいなあと思ったこともありましたが、2年ぐらい前にあきらめました。政治も似たようなものでしょうが、まさに「愚者の楽園」というところでしょうか。


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2012年04月22日

長い4月

 やっと4月かという感じです。正直なところ、抗生剤を服用する意味があるのかどうか、素人にはわからない状態ですが、先週と比較すると、ほんの少しだけ軽くなったような気がします。第2週は発熱しましたが、第3週は発熱もなく、1日だけ声が出なくなった程度で済みました。親切な人がのど飴を勧めてくれたことがありましたが、残念ながら既にほとんど効果がないのは病院のトローチからいろいろな飴で確認済みなので、マスクをしていることもあり、申し訳ないと思いつつ、遠慮させて頂きました。いつもマスクをしているので、雨の日ぐらいと外して出かけましたが、電車や店の中は空調が効いているのか、湿気がそれほどでもないので、マスクをした方がよかったです。1か月前には加湿器がほしい状態だったのが、今では除湿が必要で、本当に気候の変化には悩まされる国だなあと実感します。

 今年の下半期はまったく更新できない状態になりそうなので(休出・サビ残の連続で休みがない)、前半だけでも、せめて生存報告をというところでしょうか。本当は、New York Timesが2012年4月14日付で配信した"NATO Sees Flaws in Air Campaign Against Qaddafi"という記事を「寝言」にしてしまおうと考えておりましたが、既に23時を回ってしまい、眠気がすさまじいです。リビア空爆ですら、NATOでは自己完結できない現実を認めているのはさすがというところでしょうか。意地悪な見方をすれば、ユーロ圏がゆっくりと溶けていくのは避けられないにしても、テロの後にはびこったネオコンが印象付けた、軍事行動ができない欧州というイメージが少しは変わるのかなと。もっとも、地中海中心なのか、シリアが話題になってもバーレーンは無視されている感じで、なんともはやというところでしょうか。

 それにしても、雨の日だからと油断したおかげで、歩きタバコは高齢者に多いことに気がつきました。マナーがどうこうと騒いだところで、あれじゃあねえ。すれ違いざまに煙が入ってくると、のどがさすがに痛いです。最近は、全面禁煙の店でないとご飯が食べられないです。分煙の店では高齢者が多くて、ほとんどの場合、喫煙者が混じっていたりするので敬遠するようになりました。

 桜も散ってやっと4月も後半というところですが、なんだかスローモーションで時間が動いているような感じです。鼻とのどさえ正常なら、トレーニングして仕事も全力投球という感じなのですが。禁煙の力は地味に効いてきていて、喫煙時の集中力が最も高い状態を超えることもありました。未だに転居の日程がまったく決まっていないせいもあって、考えてもどうしようもないとわかっていても遅いなあと感じることが多いせいかもしれませんが。


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2012年04月16日

東京電力福島第一原子力発電所4号機

 鼻とのどの粘膜の炎症が慢性化しているので、通院するしかないという状態でしょうか。今週は寝る時間まで調整して午前もフル活用したおかげで、週5回と開業している日はすべて通いました。厄介なのは、まだ、炎症を抑えるために必要だという目安の半年(約24週間)からすると、ごく初めという状態で、「短距離走」よりも「長距離走」の方が好みの私でも気が遠くなります。それでも、今週は、扁桃腺が腫れかけて、微熱とはいえ発熱もありましたので、通院に関する強いインセンティブが生じたのですが。こちらを内科で診察して頂いたところ、マクロライド系では効かんだろの一声で別の抗生物質へ切り替えました。急性の疾患では内科の先生、慢性の炎症に関しては耳鼻科の先生の言うことを聞くという、あまり好ましいとは思えない状態です。

 自覚症状が相変わらず乏しいのですが、マスク越しに話をしていて、やはりのどがつらいなあと。傷んだり、乾燥したりするとも異なって、異物感が半端ではなく、なにか変なものでも飲み込んでしまったような感覚があります。他方、鼻は自覚症状が乏しく、治療を始めてから、鼻水が止まったぐらいで、元々、副鼻腔炎で通っていた頃のような頭痛もなく、穏やか過ぎるので、かえって気もち悪いぐらいです。問題はのどで、炎症があるレベルにまで落ち着くまで、感染症にかかりやすいリスクが高いのでしょう。むせているのか、咳なのかの区別が自分でも難しいのですが、咳もあるので、マスクをつける期間が長くなりそうです。5月いっぱいが限界かなと思いますが。

 性格が自分でも悪いなと思うのですが、北朝鮮のミサイル発射なんて万が一のことだけ備えて、安保理で形を整えた上で無視すりゃいいのにと思っていたら、発射失敗。ついつい内心で「ざまあ」と思ったことは正直に告白します。すぐにWaPoが核実験の可能性が高まるよという記事を配信していたので、やはり英字紙は助かります。どうでもいいのですが、時事通信が英字紙の記事をまとめた記事を配信していたのですが、それぐらい自分で分析できないのかとため息が出ます。北朝鮮より関心をもっていたのは、スマトラ島沖地震による津波で、もちろん、被害もさることながら、日本のマスメディアでは取り上げられる地震関連の研究者でインタビューを受ける人がいるのかなというのを毎日のように確認しておりました。すべての記事を読んだわけではないので、確信はないのですが、私が見た範囲では皆無でした。まあ、スマトラ島沖地震の方が東北地方太平洋沖地震よりも「歴史」が古いですし、英語という壁もあるので一概に比較するのは酷でしょうが、1990年代に金融システム不安を起こしたのに、2008年の金融危機では日本人の研究者がインタビューを受けたという話がほとんどないのと同じでしょうか。1980年代の終わり頃から1990年代半ば頃には、日本叩きがひどかったのが、今ではあってもなくてもたいして変わらない国のようです。 

 そんな訳で、日本の話題というと、原発の再稼働ぐらいなのですが、naked capitalismというブログが、"Fukushima Dai-Ichi No. 4: An earthquake before spent fuel rods are moved to safe storage would be “the end”"というタイトルで記事を配信していたので、へえと思いながら読みました。他人事みたいですが、おっかないですね。少なくとも、4号機の使用済み核燃料プールで事故があると、首都圏を含む東日本は人が住めなくなる勢いで、恥ずかしながら、記事に貼られていた番組も知りませんでした(WOWOWで録画した映画を見ているのですが、『ハート・ロッカー』が怖すぎてまだ途中という有様)。英語にまで翻訳されているので、ちとびっくりです。



 テレビ朝日の番組では、関西電力大飯原子力発電所の再稼働の問題で、再稼働に反対する立場から東京電力福島第1原子力発電所の事故の検証が終わっていないことを指摘して、とくに、4号機の使用済み核燃料プールの危険性にクローズアップしたようです。この議論の進め方には疑問を感じますが、自分なりに整理しておこうかと。

 まず、福島第1原子力発電所4号機の建屋内における水素爆発です。経済産業省のサイトで「原子力発電所に関する四大臣会合(第2回)配布資料」(参考)の「原子力発電所の再起動にあたっての安全性に関する判断基準(案)」では4号機の建屋内の水素爆発について、「特に、4号機については、3号機のベント操作により、3号機で発生した水素が非常用ガス処理系を経由して、建屋に滞留したと推定される」とあります。まともに議事録を残さない現政府の推定をうのみにするのは危険な気もしますが、現時点では、4号機の爆発は、使用済み核燃料プールの水位が下がって、核燃料が崩壊熱によって露出したからではなく、稼働していた3号機のベントによって水素ガスが3号機からやってきたことが原因だというのが有力なようです。使用済み核燃料プールにも注水を行っていたことを考えると、それでいいのかなと思いますが、留保づきで、いったん政府の見解にしたがっておきましょう。

 この場合、大飯原子力発電所をはじめ、他の原子力発電所の運転再開と福島第1原子力発電所4号機の建屋内における水素爆発との関連を無視することは困難でしょう。これは私の事実誤認を含んでいる可能性が大ですが、4号機の爆発は使用済み核燃料プールの水位が下がり、核燃料が露出したために、水素ガスが発生したのが原因だと素朴に考えておりました。そうではないとすると、やはり、稼働中の原子炉で電源の喪失が生じて冷却が行われないことが惨事を招くと考えた方がよいのでしょう。政府の「原子力発電所の再起動にあたっての安全性に関する判断基準(案)」にある「ベント配管の独立性確保による水素の建屋への逆流防止や建屋側に漏えいした水素についての処理装置の設置などによる水素濃度の管理及び適切な放出による水素爆発の防止対策を進める。【対策23〜24】」で十分なのかは私の判断能力を超えますが、3号機のベントによって4号機に水素ガスが漏れ出たのが事実であるならば、一応の対策ではあるのでしょう。

 順番が前後しますが使用済み核燃料プールに関しては、「使用済燃料プール又は使用済燃料ピットにおける冷却給水機能の多重性及び多様性を確保するなど信頼性の向上対策を進める。【対策17】」とされており、軽視されているわけではないのでしょう。経験を一般化するのはあまりに危険ではありますが、福島第一原子力発電所の事故では、やはり稼働中の原子炉のメルトダウンとそれに伴う水素爆発がメインで、使用済み核燃料プールの問題は深刻とはいえ、従の問題なのかもしれません。

 この問題を関西電力大飯原子力発電所の再稼働と絡めるのは微妙な部分がありますが、やや乱暴に単純化すれば、現時点ではやはり再稼働させた方が事故のリスクは高くなり、それに応じた対策が講じられる必要があるということでしょう。他方、運転しない場合には事故のリスクは下がるものの、使用済み核燃料の問題は厳然と残る側面もあると思います。それ以外にも、安全対策に関する議論が整理されないまま、豚政権が話をこじらせている印象があります。冷静に考えて、菅氏から豚が政権を引き継いだときに、なにか新しいことを始めるよりも、前の政権がこじらせてしまった問題を一つ一つ解きほぐしていくのが課題ではと思いましたが、見るところ、正反対なのが豚政権の大きな特徴でしょうか。


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posted by Hache at 00:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 不幸せな寝言

2012年04月10日

愚かなアンチが「敵」を大きくする

 仕事のことは「時の最果て」では忘れたいのですが、2012年4月6日から合宿の予定を休むように職場の上長から言われておりましたので、言われたとおりにしておりました。薬局で投薬履歴を打ち出してもらったのが5日で、同じ日に二度も同じ病院で診察を受けるのはまずいのではと思って、翌日になってから履歴を持参して午前中は通院しておりました。病院に通うという段階で携帯の電源を落としてしまう癖があります。この日も同じです。

 帰宅してびっくりしました。3度にわたって、今日は来られないのですかと、「休んでください」と上長から留守番電話が入っていました。ぐったりしていたので、夜になってから携帯の電源を入れたのですが、これはいかにと職場に電話をすると、どうも情報が錯綜してあれほど休めといったのに私が来るというデマが一人歩きしていたようです。当日は、なにかとバタバタしてしまうので、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんとのことでした。その方を責めるのは酷なので、一応、笑って済ませましたが、腹の中はもちろん違います。私の性格は一言で言えば陰険なので、まずは上に対してデマの根源を徹底的に洗うように要求することになるでしょう。あくまで、最悪の場合ですが、現場を混乱させて、私に責任を転嫁しようという悪意を感じます。そうでなくても、職場で意思疎通ができない人が急増していて、こちらが疲れますね。問題の根源は、いかれた「外道」には単純に見えます。トップが自信を失うと、一方で事なかれ主義による消極さ、他方で現場の「暴走」が生じる。

 それはともかく、2月末以来の処方箋を持参したところ、かなり熱心に見入られていました。出そうと思っていた薬があったらしく、困ったなあとあまりに正直に言われるので、時々、困ります。素人の浅知恵ですが、マクロライド系のクラリス(250mg)あたりかなあと。というのは、実際に処方された抗生剤がジスロマックという薬で、やはりマクロライド系の薬だったからですが。紙で包装されていて、「この薬は3日間の服用で約7日間作用が持続します」とあって、変わった薬だなあと。キプレス錠が診断された初日から処方されているので、元々、事実しか言わない、職人気質の先生ですが、かなり深刻だということを実感します。気管や気管支に炎症が広がっている可能性が高いということを想定しての投薬でしょう。ただ、腕や知見は確かなのですが、唯一困る点があって、コミュニケーションが難しいことです。木曜日には耳鼻科として診察している範囲でも、ひょっとしたらもっと根っこの病気がある可能性があるとおっしゃっていたので、万が一を想定して検診を受けるのにも病院や診療科を選ばなくてはならないのですが、具体的にどんな病気が想定できるのでしょうかと尋ねると、それは先入観を与えて視野を狭めるので言えないと。この先生にしては珍しい、ありがちな逃げ方でしたが、患者としてはたまったものではないです。

 肺炎や気管支炎の線は血液検査とレントゲン撮影で否定されているものの、これだけのどの粘膜が腫れていれば、食べ物ものどを通らず、痛みで夜寝れなくても不思議はないとまで言われているので、無視はできないのかなと素人的には考えてしまいます。問題は、発熱がほとんどないこと(たまに37度を超える程度)、咳が起床時と就寝時以外にはほとんどでないことで、既にかかってきた内科では相談が難しいです。血液検査で否定されている上に、自覚症状が乏しい。他方で、上半期は休まざるをえないかもと思うほど、炎症自体はひどいらしい。率直なところ、困ってしまいました。

 唐突に、手詰まりになったところで、本題ですが、日本語のサイトを読む気がしないのでスルーしていましたが、新年度だしというので覗いたら、橋下徹氏を「法秩序の破壊を前提に話をする」トンデモ首長扱いで、なんともはや賢いと自分で思っている方というのは大変だなと。ちなみに、未確認情報ですが、大阪市営地下鉄四ツ橋筋線で喫煙して緊急警報装置が作動して大阪市民1,000人に影響を出した大阪市交通局職員は諭旨免職になったという話もあります。教えてくれた方は、「あんなのが退職金をもらうのか!」と怒り心頭でしたが。橋下氏のスタイルは、アメリカの法廷弁護士に近く、ふっかけて、このあたりだろうというラインで落とすということがほとんどではと思います。まあ、あまり関心をもって見ている訳ではないので、的外れでしょうが。ふっかけたときに、「法秩序の破壊」というのはおそらく橋下氏のねらいではないし、関心外でしょう。老婆心ながら、感情的に橋下氏の言動を挙げ足をとるアンチ様ご一行は、それほど関心がない人たちへむしろ橋下氏への関心を強め、プレゼンスを高めるという点で、橋下氏の最大手の応援団の一つではないかと。露骨に言えば、頭が弱いアンチが乱暴な批判をすればするほど、アンチのおかげで、批判の対象が他の人には大きく写ることはままあるわけでして、現状で解散しても、任期満了を持って解散しても、維新の会が国会でそれなりには議席を確保する可能性が高い現状では、バカは黙っててほしいというのが正直なところでしょうか。せめて、アンチ橋下の人は、本音では橋下氏よりも履行だと思っているのでしょうが、向こうの方がはるかに怜悧で上手かもと思って欲しいのですが、まあ、無理でしょうな。


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posted by Hache at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 気分しだいの寝言

2012年04月05日

手遅れ?

 米中関係ではお互いの選択の余地が徐々に狭まってきている印象があります。同時に、歴史上の大国と比しても、理念による統合という側面が強いアメリカがWashington Post紙の2012年4月2日付社説が象徴するように、9/11に代わる、よりアメリカの社会の根幹にかかわる部分で理念的な部分が強くなっていることにも注意が必要なのでしょう。うまく表現できませんが、中国を"state capitalism"と呼ぶこと自体は妥当ではあるのですが、この手の話になると、政治と経済を動かすロジックが異なることを理解していると同時に、両方を見ていないと、迂闊に手が出ない部分があります。もっとも、普通は素人さんがなにもわからずにやけどをする分野に平気で突っ込むのが「時の最果て」の流儀なのですが。火傷を何度もしたことがあるという自覚はあるので念のため。

 気がつけば4月で新年度なのですが、のどの痛みと咳がとまらず、来週までに体調を整えておいてねとお休みになりました。引越しがゴタゴタしたこともあって、3月はとくになにかをしたわけではないのですが、ストレスがどんどん溜まって疲れた状態で新年度になっちゃったみたいな感じでした。新年度早々、休むのもなんではあるのですが、平日の休みではなければできないことを一気に片づけました。

 まずは、ほとんど使っていない口座を4つほど解約して、残るは漢字四文字になぜかアルファベットが来る銀行の2口座とゆうちょ銀行の1口座だけです。金融機関に言わせると、維持管理費がかかってかかってしょうがないそうなので、とっとと解約してやろうと。感動したのは、ひらがな三文字で決済システムに障害を起こして世間的に嫌われている銀行の窓口でした。大学に入って真っ先に作った口座を解約するために、住所は学生のままだったり、印鑑がなかったりと面倒な作業を実に手際よく片付けていくので感心しました。もう一つのひらがな3文字の銀行の窓口は、二つの支店とも絶望的でびっくりしました。ここは税で相当、支援したはずなのですが、こんなレベルだったら、豚によると、今なら消費税率を引き上げても大丈夫なそうなので、さっさと取り潰せよというレベル。漢字4文字の銀行は可も不可もなく、無難な感じでした。

 口座の解約の前に耳鼻咽喉科に通ったのですが、遅すぎた感じです。花粉症で咳が止まらないという方にメカニズムを聞いて、微妙に似ているなあと思ったので、前から耳鼻科にいかなくてはと思っていたのですが、引越しでゴタゴタしだしてから、それどころではなくなってしまっていたので、思い出したように午前中の診療に駆け込みました。以前は、滅茶苦茶混雑していたと思いますが、時間帯が午前中だったせいなのか、空いていてホッとしました。耳鼻科に通うのが遅れた理由は単純そのものでして、内科は歩いて12分ぐらいなのに対し、耳鼻科は歩いて25分と倍以上なので、自転車に乗らない私にはやや辛いです。診療時間が遅いので、仕事帰りにもっと早く寄っていればよかったと思いました。

 10年近く前に副鼻腔炎の治療でお世話になった先生ですが、はっきり言って、最近の医師には珍しく怖いです。丁寧語は一切なし。声を荒げることはありませんが、よく怒ります。ただ、他の先生にかかったとしても耳鼻科は苦手でありまして、鼻をくちゅくちゅされると、全身が硬直してしまいますし、喉を開けろと言われると、顎の開きがよくないので、歯科よりも疲れてしまいます。これまでの経緯を話して、私の話が要領をえないので、診察になったのですが、もうヘロヘロでした。思わず、先生から出てきたのは、「2月末、せめて1週間早く診ていれば……」という言葉で、そんなにまずいのかと驚きました。意訳すると、副鼻腔炎の治療開始時と変わらないほど、鼻の粘膜が荒れ、喉も咽頭から気管支にかけて粘膜がひどい状態のようでした。「なぜ、自覚症状がない?」は、昔のことを思い出している私でも答えに窮しました。発熱から入ったので、てっきり内科だと思い込んでおりました。鼻水や鼻づまりはかぜのおまけぐらいにしか思っていなかったので、鼻からのどをへる粘膜がそこまでひどい状態だとは思いもよりませんでした。

 怒りが収まらないようでしたが、半年、毎週治療して、なんとか炎症をあるレベルには抑え込めるだろうと。ただし、そこからどこまで改善するのかは約束できないとのことでした。以前の頻度からすると、週1回では十分ではないので、おそらく週2回は通わないとダメでしょう。あとは、内科の投薬の履歴が知りたいとのことでしたので、薬局で履歴を打ち出してもらいました。医薬分業で投薬が減っていないと、どこかの新聞が怒り心頭でしたが、利用する側からすると、こんな利用方法もあるわけで、単にコスト削減だけしか見ないのはあまりに物事を見る視野が狭いのではと。それはともかく、この状態で頭痛がしないのかと尋ねられて、びっくりしました。正直、頭痛だけは症状になかったので、副鼻腔炎の再発を伴う、鼻からのどにかけての粘膜全般が炎症を起こしているとは考えたこともなかったです。咽頭の状態を覗いた直後に(自分でのどの状態を確認するのに苦労するぐらいなので、舌の位置を見やすい状態にできない)、思わずため息をつきながら、これでは気管支もつらいだろうと。花粉症でもないだろうけれど、まさかと思って診察を受けたら、問題の根っこがようやく分かったという感じでしょうか。診断は、最低でも半年で炎症が少し楽になる程度ですので、さすがに気が遠くなります。

 いまさらですが、昨年の秋に禁煙を始めた頃に、鼻毛の処理を化粧鋏ですると、鼻の粘膜から血が出ていた時期に診察を受けておけばよかったと思いますね。おそらくは、禁煙を始めた頃には、鼻の粘膜が既にボロボロだったのでしょう。他方、禁煙したおかげで、確実に刺激が減っているので、以前ほど症状が劇的な形にならない。先生は「不摂生も原因の一つ」と話されましたが、暗に酒やタバコのことかなと。酒は飲まないのですが、タバコは私の体質ではまさに自殺行為なので、不摂生どころではないなと。鼻と口の吸入をしているときにも、診察室(といっても吸入するところと壁で隔たったいるわけではないのですが)から、「なぜ自覚症状がないのだろう」とつぶやく声が聞こえてきて、申し訳ない限りです。

 いまどき治療に熱心な先生も珍しいのですが、この先生は本当に変わらないなあと。言い方には表面的な優しさのかけらもないのですが、これほど真剣な方は珍しいので、この先生の話は耳に素直に入ってきます。しかし、昨年秋の扁桃腺の異変があった時点で、気がついていないとダメだったんですね。1週間というのは、鼻がムズムズするのがこの1週間ぐらいという私の話からきているのだと思います。そのときに、副鼻腔炎を患っているという自覚を思い出さしてほしかったのでしょう。極力、手術を避けたがる方なので、治療の効果を実感するまでに時間がかかるのですが、指示に従っていれば、確実に改善するので、しまったなという感じです。以前、治療を受けた際に9カ月ほど治療期間が空いていると、不信をもたれていましたが、こちらはおそらく誤解だろうと。いったん、通院の必要がなくなって、めまいがあったので、治療を再開した時期がありましたので、間が空いていたのだと思います。しかし、10年間も一度も副鼻腔炎の診察を受けたかったのは、さすがにまずかったのでしょう。症状が再度、悪化するかもしれないから、たまには診察を受けるように言われておりましたから。

 問題は明確になりましたが、事態は想像以上に深刻でした。副鼻腔炎を甘く見ていたのが、完全に失策でした。しかし、10年前のように頭痛もなければ、鼻づまりもほとんどないので、気がつかなかったです。花粉症、まさかねえと思いながら診察を受けてよかったなと。ただ、いろいろな病気を併発しても不思議ではないので、炎症をある程度まで抑えるのに必要な半年間は要注意といったところでしょうか。


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2012年04月01日

奇妙な感じ

 やはり3月20日あたりが節目でしょうか。咳がひどくなり、のどの痛みがとれず、病院の検査では、レントゲン検査でも血液検査でも、気管支炎や肺炎など感染症の可能性がまったくないのですが、とにかくしつこいです。引越しの準備でかなり無理をしていたせいもあるのですが、3月下旬は本当に無駄にしてしまったという感じでしょうか。

 引越しの方は移転予定先の借主に直接、要求するのは難しいので、不動産業者に質問する形で感情を交えない質問書を渡しておきました。貸主の方もさすがにこれを読んでは動かざるをえなかったようで、一応の目途として5月末の退去という話が出てきました。ただ、これもまだ文書になっていないので、そういう話もあるという程度にしか受け止めておりません。思った以上に中国での求職活動が厳しいそうで、中国の景気後退というのは米紙では当然のごとく報道されているのですが(どこぞの島国の報道機関というのは大事にならないと騒がない鈍感さがうらやましい限り。そして、火がつくと、まともな警報が聞こえなくなる勢いでノイズを垂れ流す)、日常生活で実感するとは思いませんでした。

 とある会合でEFSFで1兆ドルとか積んだところで半年持てば上等じゃないですかとうっかり本音を話したら、どんな根拠だと真顔で突っ込まれて、突っ込まれた方が意外な感じでした。だってギリシャ救済単体でも3000億ドルを超える勢いですのに。緊縮財政なんてやっていれば、一時的に税収が増え、仮に歳出削減にも成功して財政赤字が減っても、民間部門へ借金を移転するだけの話ですから、民間部門が疲弊するのは必定。成長が見込めないということは、所得が減ることと同じことですから、新規に国債を発行する必要がないレベルにまで行くのならともかく、そうではない場合、税収を担保にと言っても、民間部門が疲弊しきっていたのでは、信用がないでしょうと。

 ユーロ圏に学ぶことがあるとするなら、財政危機が起きてから緊縮財政が解決策として適切な場合というのはかなり限られているということでしょうか。危機が顕在化する前に財政を引き締めるというのはありえるのでしょうが、政治的説得が非常に難しいですし、増税が成長に与える影響を事前に予想するのには限界も多いでしょう。豚の功名心のせいで消費税率の引上げが未来永劫できなくなるという予想ができてしまうことも困ったことではあります。

 それにしても、同じ公務員でもこんなに世代によって意識の差があるのかと驚きます。同世代は上の世代と変わらず親方日の丸ですね。20代後半は、驚くほど公務員の地位の不安定さに敏感で、年金に関しても民間部門と変わらない感覚でした。豚が余計なことさえしなければ、公務員の共済組合は安泰ですよというとびっくりしているので、こちらがびっくりしてしまう。単に無知と片づけるのは簡単ですが、1980年代生まれというのはまるで感覚が違うので、1960年代前半生まれ以上の世代が総討ち死にの現状、1960年代後半生まれや1970年代生まれも政治的リーダーシップの担い手としてダメだというのが確定したら、この世代を使うのはありかもとも思ったりします。


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