2012年12月06日

期待の調整

 相変わらず副鼻腔炎とのどの炎症が落ち着かないですね。気温の変化もめまぐるしく、体がついていけない日々です。

 Wall Street Journalが2012年12月3日付で配信したMichael Auslinの"Abe Can't Revive Japan"というオースリンのコラムは会員限定ですので引用して訳すのを省略させて頂きますが、タイトルこそ「安倍では日本を再生できない」となっており全体の4分の3程度は自民党の政策が、(1)財政政策では1990年代のケインズ主義的な景気刺激への逆戻りへの警戒、(2)TPPへの参加に消極的であり、伝統的な農業の保護政策に傾きすぎていることを中心に失望感を表明しています。また、政治的意思決定システムが機能しないことにも配慮しています。他方、小泉純一郎元総理の構造改革をあらためて想起して、自民党が立脚すべき点は、構造改革ではないかと提起しています。

 このコラムを読んで、なるほどと思い当ったことがあります。何かと言えば、次の総選挙に私自身が希望を抱きすぎていたのだと。だから、あべしの発言にいちいちイライラしてしまっていたんだなあと。まあ、なんとか期待を現状に合わせようとして四苦八苦しましたが、次の総選挙で実施する前の状態よりも実施後の状態がよくなるというのが暗黙の前提になっていて、それがどうもそうなりそうにないと感じて、苦痛だったんだなあと。選挙後の方が悪化すると割り切ってしまうと、このことで大して考えることはないのですねえ。問題は、小選挙区ではどの候補者へ、比例代表ならばどの政党ならダメージが少ないかということですが、この判断を下すのは容易ではないです。

 自国の選挙のことを考えるのに海外のメディアの論評を利用するのは日本人としては恥ずかしいのですが、国内のメディアがさすがにどれも碌でもない政党ではないが、ここはまだマシとはかけないでしょうから、WSJの記事がちょうどよかったです。 
posted by Hache at 00:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 不幸せな寝言