2013年01月02日

鹿児島県南部近海における中国漁船の拿捕

 元旦の朝の『日経』の見出しを見て萎えました。まず、意味もなく分厚くて、なにかの作業用に1週間程度は新聞紙の備蓄があった方が便利ですが、さっさと捨てたいなと。おまけけに一面で「世界の5割経済圏」という見出しがトップですが、どこの地域の話しなのかが見出しを見てもわかりません。本文を斜め読みすると、2050年のアジアの話だそうですが、正直なところ、生きているかどうかも分からない先の話を新聞でなんでやりたがるのだろうかと。いまどき、新聞など高齢者向けの媒体でしかないと思うのですが、私も2050年まで生きてしまうと80歳になっておりまして、そんな先の話をされてもなあと。あと、中間層の定義が年間所得が5000ドルから3万5000ドルとなっていて、それ自体は国際的な定義なんでしょうが、幅が広すぎませんかと1分ぐらいで正月早々、くだらないものを見てげんなりしました。日本語の活字媒体を読んでいると、うんざりするので、適当におせちをつまんだら、PCに電源を入れて元旦から英字紙を読む羽目です。新年のご挨拶を省いておりますが、正直、そんな気分に全くならないです。財政の崖の記事も『日経』の一面にありましたが、債務上限の方にふれないというのはちょっと信じがたいレベルです。

 米紙だからといって鵜呑みにするわけではないのですが、会員限定でWall Street Journalが2012年12月31日付で配信したBrad Frischkornの"Japan Confirms Detention of Chinese Fishing Boat"という記事が目につきましたが、日本の新聞では全く触れていないので、驚きました。 記事によると、月曜日に海上保安庁が土曜日の夜に鹿児島県南部近海で中国漁船を拘束したことを認めたとあるのですが、私がよほどとろいのか、この記事で初めて知りました。記事は、尖閣諸島周辺ではなく、新しい紛争の種にはならないと指摘しています。おそらくは冷静な分析でしょう。あまりに日本語で記事がないので、「中国 漁船 拘束」で検索しましたが、WSJ日本語版だけでした。「中国 漁船」で検索すると、『読売』の記事がひっかかるので、私がとろいだけなのかもしれませんが、年末年始でマスメディアも日本だけは開店休業状態なんでしょうか。のんきですね。

 単発の違法操業なら対応できるでしょうが、日本の漁業自体が、担い手不足など、衰えつつある中、領海警備は相当の負担になるでしょう。WSJの記事は、そこまで触れていませんが、人口減少下で日本が領土・領海はもちろん、排他的経済水域を維持する費用は、中国側の攻勢だけではなく、日本の首都圏への集住が極度にまで進んでいることと裏腹の関係にあることも忘れるべきではないのでしょう。


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