2013年08月26日

退院後

 2013年8月19日に入院して、20日に手術を受けました。25日に退院しました。入院直後は4人部屋でした。部屋で入院している方にご挨拶をすると、ほとんどが私よりも年配の方で、これはちょっと驚きました。耳鼻咽喉科と頭頸部外科、救急診療科などが混在している病棟だったので、もう少し、年齢がばらつくのかなと思いましたが、ほとんどがご高齢の方で、意外でした。なお、入院時に患者の氏名とID番号、バーコードが記された紙のようで紙ではない、不思議な素材のリストバンドをはめました。

 1日目の午後になって、個室が空いたのでどうですかと打診されて、聞くと、なんと1泊1万8000円也です。最初は、断ろうとしましたが、翌日が手術なので、金も地獄までは持っていけないしと、移りました。後でわかりましたが、違いは面積とシャワーのあるなしですが、この差は地味に大きいです。

 部屋を移動した段階で、今回が2回目の入院ですが、荷物を持ってきすぎてしまったなあと。前回は、準備なしで入院したので、時折、外出しては荷物を持ってきたので、物資不足に苦しみましたが、必要最小限でコンパクトに済ませることができました。今回は、事前に色々、情報がありすぎて、失敗でした。必要なものはどれかを見極めることができず、あれもこれももっていたので、主に衣類ですが、あとあと苦労しました。また、敷地内にコンビニやコーヒーショップがあるなど、事前に知ってはいたのですが、事前に慌てる必要なく、入院生活に必要なものは、コンビニで安価に手に入りました。たとえば、箸を入れる箸箱を買いましたが、スプーンやフォークは抜けていて、コンビニで割り箸と使い捨てのスプーンを買えば済みました。

 手術前日はまず入院生活のリズムに慣れられるかなと不安でしたが、割りとスムーズに9時半就寝、6時起床の生活に慣れました。個室だったので、夜中に起きて手洗いに行っても大丈夫とか、条件が良すぎるぐらい整っていたことが大きいのかもしれませんが。

 前日に手術の日程の説明があって、午後1時半頃からスタートの予定とのことでしたが、前の手術の進行によって遅れることもありますとのことでした。4人部屋で入った最初の看護師さんは若い女性で、絶食のうち、飲み物の最終は当日6時でしたが、前日零時と間違えて記入していました。個室に移ると、私と同じぐらいか、少し若いぐらいの看護師さんになって、朝まで大丈夫ですよと教えてくれました。説明を受けていたのですが、ついつい最初の説明に非木津られて、朝、水を取り忘れていたので、食べられないのは大した苦痛ではなかったのですが、のどが渇いて大変でした。もっとも、のどが渇いたらうがいをして下さいというアドバイスがあって、うがいで凌ぎました。手術は1時半になっても準備すら始まらず、焦ることではないのですが、少しジリジリしました。手術は全身麻酔ですので、手術になったら寝てしまえばよいと開き直っていた分、手術前が一番苦痛だった気がします。

 午後2時前に、看護師が入室して、手術の準備です。まずは、血栓予防のためのストッキングを着用です。副鼻腔炎の手術で大袈裟なと思いましたが、あとになると、当然の処置でした。次に、手術用の青いエプロンを着用しました。手術を担当する先生方が相次いで入室されて、2時半から手術が始まりました。自分の氏名を告げて、麻酔をする旨を告げられてから、記憶がありません。おそらくですが、麻酔開始から1分足らずで寝てしまいました。大声で名前を呼ばれて終わったのかと。終わった直後は頭がボーっとして、半分ぐらい酩酊したような状態でしたが、先生方や看護師の方の顔ははっきりと見えました。もっとも、裸眼ですので、極度の近視でぼやけてはいるのですが。

 手術が終了した時刻は正確にはわからないのですが、午後6時半頃に部屋に戻ったと思います。徐々に意識が回復してきましたが、思ったよりも麻酔が効いていて、頭がボーっとしたままでした。術後の検温の結果は摂氏37.4度、血圧の上が130ぐらいで、特に問題なしとのことでした。1時間ぐらいすると、さすがに麻酔の効果も薄らいで、痛みを感じるようになります。手術した鼻が痛いのかと思いきや、実は、のどがガサガサに腫れて、とてつもなく痛いです。手術後、3時間したら、歩く練習をして、食事を摂ることになっていました。この間は、また別の看護師さんが付っきりです。2回目の検温では38.0度で、のどが痛く、頭がフラフラするので、つらかったです。血圧の上が110ぐらいだったと思います。執刀医、免疫関係、麻酔医の先生方が、相入れ替わり入室されたのは覚えていますが、ありがとうございましたと申し上げるのが精一杯で、とにかく頭がボーっとしていました。モノが2重に見えるなど神経系統に異常がないのを確認して、9時すぎに歩行練習です。書き忘れていましたが、手術前日から点滴をしているので、点滴の袋をつるした台をもって歩行できないと、いろいろ不自由が生じます。まあ、とある事情で寝たきりでも問題はないのですが。

 歩行練習が終わって、次はご飯です。5分粥が主食の晩御飯を食べ始めたのですが、途中からどんどんと食べるスピードが落ちて、半分も食べずに、もう食べられなくなりました。個室に帰ったときから、ずっと看護師さんがつきっきりなのですが、ちょっとまずいと感じたのか、執刀した先生を呼びました。元々、細身で神経質な印象の先生ですが、このときは冷静で男らしく、心配する必要はありません、鎮痛剤を指示通り飲んでくださいと全く動揺の色がないので安心しました。翌朝にはのどの痛みが少しだけ和らぎ、体温も37.5度まで下がりました。

 男性限定ですが、全身麻酔をしてからの手術の場合、尿道から前立腺まで管を入れることが多いと思います。正直なところ、これが一番つらかったです。尿意があるのかないのか、自分でもわからないので、歩行ができるのを確認してから、看護師さんに外してもらいました。普通だったら、恥ずかしいとか気になる気もするのですが、このときは平然としていたので、自分でも不思議ですが。どの程度の太さの管が入っていたのかは、看護師さんが物を見せないようにしていたので、わからないのですが。これを外す前に、最初の放尿はとても痛いことがあるのでトラウマになる人もいますと恐ろしいことを笑顔で話すので、こちらがひきつった笑顔になりました。その日は、手術中にし尿瓶の3分の2程度ぐらい尿をしていたので、ほとんど出ませんでした。翌日、水を飲んだ後でまとまった尿を出すときに、血の小便が出るんじゃないかと思うぐらいの痛みで、泣きそうになりました。あとは、次の安い個室が空きそうだというので、早速、移転をお願いしました。

 高い部屋と安い部屋の違いは広さとシャワーの有無なので、けち臭く、部屋を出る前にシャワーを使ってみました。これはさすがで、もちろん湯船はないのですが、とても快適でした。実は、以降、共同のシャワー室を一度として利用したことはありません。手術前は実質的に強制されてシャワーを浴びましたが、最近は風呂屋からサウナ、プールなど不特定多数がマットの上を通るところは近づきたくもないです。簡単に言えば、そういうところで水虫をもらうことが20代のときにあって、完治するのに3年以上かかったので、二度と近寄りたくないです。温泉も好きですが、マットの上に引くタオルを別途、用意しないと入りたくないです。

 高い個室で3泊した後、安い個室(9800円)で4泊したのですが、鼻の洗浄の説明に来た看護師さんが20代かなと。実は、入院当初に鼻洗浄の説明は簡単に受けて、エネマシリンジを動けるうちにと買っておきました。点滴の説明を勘違いしていて、部屋を移った頃には抗生物質の点滴もなくなっていました。こればかりは仕方ないのですが、点滴をしている状態での移動は本当に面倒で、今回は手の甲からで、すぐに外したこともあって、ほとんど跡が残らない程度でしたが。そんなわけで入院初日にエネマシリンジを2800円で買いましたが、微妙に高いなと。検索してみると、ネット通販での最安値が3600円台(他の安い商品はありますが、同じ品物でないと比較する意味があまりないので)なので、意外と良心的な価格ですね。生理食塩水を入れるボトルを用意してもらって、今夕ぐらいから鼻洗浄をしましょうとのことでした。実際には、鼻から垂れる程度の出血があったので、4日目は鼻洗浄を見送りました。当然ですが、洗浄によって出血が悪化することがねらいです。先生に相談しますが、今日は見送りになると思いますとのことで、実際、見送りになりました。

 5日目の朝から鼻洗浄を始めましたが、失敗だったかなと思うのは、念のために看護師さんについてもらって、説明をもう一度うけてなかったことでした。看護師さんから説明も受けていますし、図解もある説明書を見ながらで大丈夫でしょと思いましたが、最初は勢いが足りずに苦労しました。鼻を洗ったら、食事前に10分ほど処置室でネブライザーで吸入して、診察です。実に丁寧に鼻の穴を掃除して頂けるので、これはなかなか助かります。ただし、この段階では鎮痛剤としてロキソニンを毎食後、飲んでいた状態でかなり痛いので、覚悟が必要でしたが。

 ネブライザー吸入後や処置後に鼻から出血することもあるので、綿球を鼻の穴に詰めいていました。お見舞いは極力、居場所を隠すという形でやんわりとお断りしていました。例外的に着て頂いた方々には申し訳ない話ですが、地の顔自体が変な顔ですが、綿球をしている顔は変顔以外の何物でもなく、羞恥プレイに耐えました。話が変な方向にそれそうになりましたが、医療機関で使われている綿球はかなり密度が高くて、両方の鼻を塞ぐと、口呼吸を余儀なくされます。代わりに、血を吸い取る能力は非常に高くて、右の鼻の穴からの出血がやや多いので、右には必ず詰めていましたが、看護師さんには詰めなければならないものではないですよと、少し笑われてしまいました。

 5日目以降は、鼻洗浄とネブライザーによる吸入、医師による処置、3食を食べて薬を飲むといったことがメインです。5日目の夜に、コンビニから部屋へ帰ってくると、若い看護師さんが、青いエプロンを着用しながら、隣室に向かうところを通りました。思わず、息をのむほど、凛々しくて、見惚れました。翌朝、その人が検温などの担当だったのですが、他の看護師さんと比較して、「他になにか問題はありませんか?」という決まり文句の後の間が長くて、これは「今、お一人ですか?」と30代前半なら突撃していたと思いますが、40代になって勢いがなくなったことを実感しました。ヘタレ。大丈夫ですと笑顔で答えたら、寂しそうに「そうですか」と部屋を出ていきました。まあ、自意識過剰なだけでしょう。

 執刀した先生は月曜日まで入院させたい意向でしたが、さすがに日常生活に戻らないとまずいので、日曜日に退院することにしました。入院を引き延ばしたいというわけではなく、純粋に、術後の状況を確認されたかったのでしょう。土曜日に内視鏡で診察されたときは、かなり早い段階で腫れが治まってきているので安心して下さいとのことでした。雨の中ですが、おっさんが血迷っていると思われてもいいから、なぜ、声をかけきれないのだろうと一つだけ迷いを残して、帰宅しました。

 日曜は帰ってきて、カバンからすべての荷物を取り出したら、ぐったりして寝てしまいました。頭がすっきりしたので、入浴(たぶん本当は控えるべきでしょう)、入浴後の水を使った洗濯、晩御飯の支度と一気に忙しくなりました。携帯のメールであいさつを返したら、9月は遊べるかと尋ねるメールが来て、ちと困るなあと。入院から元に戻るのは中々、大変なので、しばらくはそっとしておいてほしいというのが本音です。今日も、念には念を入れて休んで、鼻洗浄をして、耳鼻科の先生に診察して頂きましたが、ふだんの診察は短いのに、今回は「手術直後というのは、けがをしたような状態です。出血が1か月は続くでしょう。できれば毎日来てください。最低でも週2回です。1週間も空いてしまうと、固まった血がとれないですから」とおっしゃるので、頷くばかりです。しかし、いくら頑張っても保険の点数が増えないのに、本当に丁寧に処置をして頂けるのはありがたいとしか言いようがないです。ただ、朝でロキソニンが切れて、処置後にじわじわとくる痛みにひたすら耐えていました。

 「幸福度」とか言っている経済学者もどきの話を聞くと、実は功利主義の批判をしながら、功利主義が口ごもる領域まで功利主義を拡大していることに気がつかないのはくだらないのですが(ロジットモデルを使って、加法的に幸福度を計れば、経済学以上に功利主義的であることに気がつかないバカもいる)、やはり金銭的インセティブでは説明できない士気や誇りなどの非金銭的インセティブをどう扱うのかを、どこかで真剣に考える必要があるのではと思ったりします。


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2013年08月18日

入院前

 このような表現は、すべてをぶち壊しにする可能性が高いのですが、入院といっても、1週間ほど軟禁されて、ご飯も3食付で、ただ、2日目に全身を眠らされて鼻の出来物をとって、副鼻腔の内部にある鼻汁をとりますよと。とりあえず、お見舞いが必要な病気ではないので、数人ですが、ありがたいことに見舞でもしようかと言ってくれましたが、すべてお断りしました。実は、手術中に気管にチューブを挿入するようなのですが、十中八九、声帯を傷めると思ってくださいと言われたので、会話は難しいかなと。来週が無事、終われば、酒を飲む機会がいくらでもあるので、声が回復してからがいいなと。

 病院は、34歳のとき、血栓性静脈炎でお世話になった病院には申し訳ないのですが、かゆいところに手が届く感じです。一人暮らしなので、事前確認のときに留守にしていたのですが、細かいところもFAXできめ細かく説明して頂いて、安心です。個室は満室で4人部屋の簡易ユニットに入れてもらえるとのことで、助かります。いわゆる「差額ベッド」の対象ですね。PCの持ち込みが可能かどうかを尋ねたいのですが、当日でもいいかと。執刀して頂く先生も、免疫関係の先生もとても人格的にも信頼できる方で、正直なところ不安はないです。勤務先からは病院で生活リズムや過食などを是正して少しでも痩せてくるよう、指示がありました。ありがたい話です。紹介して頂いた耳鼻咽喉科の先生も丁寧な対応をいつもして頂いて、胃腸関係の薬も勝手に頼りにしております。

 元々、具体的には長生きするといった、人間としては普通の欲望が理解できず、自分自身に薄情でしたので、他人にも情が薄かった気がしますが、最近は、入院をきっかけに情というのも侮ってはいけないなと。当たり前かもしれませんが、両親に連帯保証人をお願いして、入院前の書類を郵送したら、私が速達にしていたのでそれ自体は当然といえば当然ではあるのですが、往復して3日で返ってくるというのはとてもありがたいことなのだと最近は思うようになりました。独りでいることにこだわりはないので、しかるべき人が同意してくれれば、それはそれでありかなと。
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2013年08月07日

「ジラース法」をめぐる諸問題?

 天気予報によると、すさまじい驟雨と湿気の後は、猛烈な暑さのようで天気のことは考えないことがよさそうです。入院の準備だけではなくて、入院前に仕事を片付けておかなくてはならず、前回のごあいさつでお休みしようと思いましたが、8月5日に『ぷよm@s』part32が投稿されているのに気がつく始末で、ちと、これはひどいなと。天気と景気の話はご勘弁願いたいところでしたので、干天に慈雨でありまして、「寝言」の一つでも呟こうかと。

 前回と比べて、ギャグの要素が多くて、こういう回も楽しいです。さすがに、「せんだサプライズ」とか「みつおウェイブ」は初見でありまして、中カウンターの補足説明に続くパートは「消化試合」と言いながら、アイマス自体から離れていますが、笑いが止まらないです。しかし、そういいながら、雪歩が勝負に目覚めるきっかけが織り込まれているあたりはさすがだなあと。真とは対照的に、part30の状態では雪歩が中途半端な状態で決勝戦に入ってしまうので、このあたりは構成が緻密でうなります。単に深読みのしすぎかもしれませんが。

 ただ、今回が事実上、決勝戦の始まりとなるとは予想していなくて、ちょっと驚きました。まあ、えぐいジラース法で妄想が広がるのも困るのですが。最初は、part30で雪歩が経験したカウンター側の起爆色の問題かなと思ったのですが、ジラース法の演出のおかげで、見れば見るほどわからなくなります。その程度なら、あそこまで引っ張るかなあという感じで、真も織り込み済みではと考え出すと、カウンター以上に、凝視もちの5連鎖の弱点なんて簡単そうで難しいなあと。何気に凝視ができるのが当然の前提になりつつあるのが、もうやだ、この芸能事務所みたいな感じ。「申し訳程度のアイドル要素」という7分38秒あたりのコメントですべてが語られているのでありました。それはともかく、カウンターそのものについては、本編でも触れられているように、除くデスタワーですが。鱈Pのジラース法にすっかり踊らされている感じですが、楽しいので無問題です。



 他の技も面白いのですが、たかが「せんだみつおG@ME」でけが人が出たり、「ごめんね春香。これも勝負だから!」という迷セリフが出たりとくだらなすぎて、その動画に見入っている自分に呆れるぐらい泣けてきました。エピローグで伏線回収とか、オチがシンプルなようで、細かい配慮があったりと(オフ組とせんだみつお組は声を出して笑いそうになったので、職場で見るのはお勧めできないのが遺憾ですが)、最後まで笑えていいですね。



 なによりも、完結している作品は、「次回を待て」とじらされないのが精神衛生にはとっても良いですねえ。1年ぐらい待った気がしたのですが、前回はいつだったんだろうとpart31の投稿日時を見ると8カ月も待っていないのかと。1年以内に次回作が来たら、それはとってもうれしいなと思ってしまうのでした(遠い目)。


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posted by Hache at 20:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 気分しだいの寝言