2008年08月31日

血栓性静脈炎の「逆襲」

 土曜日に循環器の先生に診察してもらったところ、やはり血栓性静脈炎が再発したという結果になりました。前回が2004年の5月だったので、4年ぶりの再発というところでしょうか。基本的には自分用のメモなので(ブログを始めてから気がつきましたが、自分用のメモをネットに残しておくと、意外と便利ですね。読者無視というスタンスが基本なのであしからず)、適当な部分があるのはご容赦ください。

 違和感があったのは2008年8月24日(日)でした。帰宅してから足がつるような感覚があったので、ストレッチをしてみましたが、どうも筋肉がこわばっているのとは異なる感覚。嫌な感じがしましたが、ついつい火曜日まで放置してしまいました。火曜の夕方の段階で、若干、足をひきずるような感覚が生じて、帰宅後、左右のふくらはぎを測ると、右が約40cmであるのに対し、左が約45cmでした。これはまずいと思い、以前、RI検査などを行った病院に連絡をとろうとしましたが、前ほど症状が劇的ではないので、迷ったのが失敗でした。正直なところ、入院とかは勘弁してほしいので、面倒だったというところですが。で、面倒なことになる前に、当座いなくなっても大丈夫なように、ちゃっちゃと書類カキコをして、最悪、入院となったときのためにノートPCのメモリーの増設などの作業を水曜日と木曜日に終わらせると、ありゃまあ、むくみと腫れがとれてしまいました。水曜に歩いていた際に左脚の大腿部で「ドクン(DQNではありません。擬音です)」という感じがして、2005年に回復したときと同じような感覚だったので、ひょっとして静脈から血液が戻ってくるようになったのかなと思ったのが、2番目の失敗でした。最近の季節のように症状もコロコロ変わって、金曜日の晩には再び、左下肢の腫れがひどく、歩くのがやっとの状態でした。微妙なのが、自分で触った感じでは、左の方が若干、体温が高く、2004年とは対照的な状態で迷いました。困ったのが、病院の診察予約でこちらが参りました。

 迷いながら電話したせいなのか、病院側が外来の予約受付が終わっていて、再度、連絡をもらえるとのことで、晩に待機しておりました。病院側も金曜日は外来を受け付けておらず、手術で心臓外科の先生がつかまらないとのことで、予約がとれるかどうかも微妙だという状態でした。時間外診察に回しますとのことで、担当者が変わると、今度は専門の先生がいないのですがよろしいですかと尋ねられるので、了解すると答えると、そもそも受け付けること自体が嫌なのか、単に手続きの問題なのか、再び心臓外科の担当者に代わられて、既に1時間近く経過していました。帰り際だったので、携帯で歩きながらでしたが、途中で疲れて立った状態。メディアの病院報道も問題がありますが、ああいう報道が受け入れられる素地というのはあるわけでして、病院も規模が大きくなると、全体を見て対応ができなくなってしまうのでしょう。「たらい回し」というのはやむをえないことも多いのでしょうが、同じ病院内で「たらい回し」を食らうと、医療の供給側への同情も薄れますね。で、実はこの病気(実際にはその段階で血栓性静脈炎であるかどうかもわからないのですが)は心臓血管外科から心臓内科で診察されることになったとのことで、もうわかったから、もっと小回りの利きそうなところをという言葉を抑えて、土曜日に診てもらえそうな病院はないですかと尋ねたら、それはお答えできませんとのこと。想定どおりの回答だったので、ある病院を挙げると、態度が一変して、ご存知でしたら、まずそちらへとなりました。先回りしすぎて検査などを考えて大きいところに電話した私がバカだったというところでしょうか。

 既に夜で診療時間をとっくに過ぎていたので、先に電話を入れて、開業医の先生のところへ。この先生、実はさきほどの病院を退職されてから、開業されたそうで、先の病院の先生などは完全に小僧扱いされていて、医者の世界というのは怖いなあと思ったりします。ただ、経験と勘のよさというのはバカにできなくて、ご本人が他人と接するときは楽天的で患者の不安を取り除くあたりはさすが。今回も、簡単に病状の進行を確認したら、まず、「ズボンを脱いで」。既往歴を全部伝えているせいもあるのでしょうが、診察のペースが実に速いです。驚いたのは触診で、これほど丁寧とはびっくりしました。左右を比較しながら、足の付け根から足の指先まで、足の間までチェックされて、足の裏にきたときにはツボを押されるような感覚で、一瞬、痛いのでびっくり。パンツ一枚の中年を見たところでなんのご利益もなく、医師と淡々と仕事をされているだけなのでしょうが、触診が終わると、いつものように愛嬌のある口調で、血栓性静脈炎について説明をして頂いて、非常にわかりやすかったです。後で考えると、飄々としているようで、実に用心深い説明でした。単に血栓で血流が止まっているだけでなく、左足の外傷が炎症をひどくしている可能性があることなどを説明されて、納得。当面は、できるだけ安静にするようにとのことで、不謹慎ですが、しばらく休めるのおとホッとしました。投薬について説明されたときに、抗生物質と外傷の塗り薬だけでワーファリンなどの血栓に関する薬がでないようなので、ちょっと不思議でしたが、続いて検査があるからとのことで、診察室をでました。

 まずは、超音波エコーですが、装置を操作する方が看護士になるのか、技師なのかわかりませんが、女性で、例によって下半身はパンツ一枚。しまった、普通のトランクスにしておけばよかったと、後悔先に立たず。もっとも、向こうはお仕事ですから、こちらの下着などには興味もなく、事務的な対応ですが、かえって恥ずかしい部分もあります。パンツから陰嚢がはみ出ないようにガーゼのようなものをあてがわれて、かなり恥ずかしいシチュエーション。どこを検査するのだろうと思っていたら、しつこいまでに足の付け根の辺りに器具をあてていて、無表情だった技師の表情が非常に厳しい表情に変化してなんだろうと。数分後に先生が現れて、会話の内容は忘れましたが、ワーファリン3mg追加とのこと。機器のモニターの角度がベッドに横になっている私にも見えるようになったので、それまで無言でしたが、モニターを見せてくださいとお願いすると、表情が優しくなって「不安ですか?」と尋ねられました。実は、病気より機器のほうがおもしろくてと正直に話すと、変わった人と思われたのか、クスッと笑ってから、説明してくれました。まず、右足の付け根に身体と接触する器具を普通に当てたときと、圧迫しながらあてたときで、モニターの色が変化していました。これは正常に血が流れている場合とのことで、左足は変化がなく、大腿の静脈の血流がほとんどないことを示しているんですよと説明して頂いて、これまた納得。2004年に最初に入院した病院では、触診だけで1時間以上、紹介してくれた病院の血栓性静脈炎の疑いありとの診断を否定したり、悩んだりしていて、あんた医者でしょと内心で思いつつ、うんざりしました。造影も本当に下手くそで、足の指先に造影剤を流すための点滴が難しいとはいえ、親指を血だらけにしてくれたのを考えると、雲泥の差でした。こちらは、既往歴があることが大きいとは思いますが、ピンポイントで痛みを伴わず(ある程度の規模がないと造影用の装置などを設けるのは無理だからでしょうが)、ワーファリンの投薬を留保されていた理由も素人にもわかる話で、さっさとこちらにかかっておけばよかったと後悔しました。この後、採血をして次回の診察の予約をして病院を後にしました。

 運が悪いけれども、致命的なほど運が悪くはないのか、今回も現段階では肺梗塞などくたばりそうな症状はなく、困ることといえば、トイレに行くまでに時間がかかるので尿意がしたらすぐにいかないと大変だとか、具合が悪いのが左足だけで(頭は別のトラブルを抱えていますが)あとは元気なので、よけいなことをしたくなる衝動を抑えるのが大変だとか、「平和ボケ」みたいなものです。時間がありあまっているので、デルのC521の再インストール用DVDから「SP+メーカー」でSP3を適用したDVDを作ったら、一発で正常に動作して、自分でもびっくりしました(デルの一部のバージョンは統合ができないらしいです。お暇な方はこちらをどうぞ)。動画エンコードとか時間がかかる作業もかなり進んでありがたや、ありがたや。無茶苦茶していますが、できあがったSP3適用済みパックでOSの再設定をしたら、「Radish Network Speed Test」でほぼ上限値がでるようになって、静脈は流れが悪いのですが、情報の流れの速度(あくまで速度だけであって、受け手の感度は別の問題ですが)は最高の状態になりました。


 それにしても、土曜日は技術や知識は人間から離れて蓄積できないことをしみじみ実感しました。個人の裁量が限られている大病院と開業医を比較するのは無理がありますし、医学という自然科学でも未知のことが多い分野では当然かもしれませんが、個の経験や勘といった部分を抜きに技術や知識を生かすことは難しいのだなあと思います。「寝言」ですから適当そのものですが、ルネサンス以前などは古代のギリシア・ローマの文明など、神学に組み込まれたアリストテレスはまだしも、事実上、なかったに等しかったのでしょう。個の経験や勘と技術や知識を切り離して書いておりますが、現実には両者は一体であると同時に、全く切り離すことができなければ、ルネサンスのようなことも生じないのでしょう。もっとも、いつの時代も目の開いた人とそうでない人がいて、私のように目がついていても機能していない人間には常に暗闇を歩いているだけなのかもしれませんが。
posted by Hache at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 不健康な?寝言
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