2008年11月20日

「不惑」という不幸せ

 某巨大掲示板群からの速報を携帯電話で受信できるそうです。私は携帯電話をもってはいるものの、仕事の関係上、ほとんど電源を切った状態にしているので、電源を入れておくのは待ち合わせのときぐらいなのですが。そんな某巨大掲示板群利用者と携帯電話のヘビーユーザーから旧厚生省の事務次官経験者である、17日に山口剛彦さん宅と吉原健二さん宅が相次いで襲われたことを教えてもらい、驚きました。山口さんご夫妻は、お二人とも亡くなり、18日、自宅で一人だった吉原靖子さんが重傷を負ったそうです。亡くなったお二人のご冥福と重傷を負った方の一日も早い回復を祈ります。

 で、例の巨大掲示板群では旧厚生省事務次官を襲った事件を賛美するスレッドが多く、教えてくれた人が「これは怖い」ともらしていました。言いにくいのですが、8年近く前から見ている私などはネタスレぐらいしか見ないので、段々、鈍感になって、犯人も逮捕されていない状態では、単に騒ぎたい人たちが騒いでいるだけではと気の利かないことを言ってしまいます。報道では、吉原健二さんが1988年から90年まで、山口剛彦さんが1996年から99年まで旧厚生省の事務次官を務められたそうです。また、二人とも、旧厚生省年金局長を務めるなど年金行政に精通された方々だったようです。私がさっさと消えてほしい新聞では「年金テロ」などと称していますが、お二人とも退官されており、いわゆる要人テロとは異なる事件だという印象をもっています。

 件に乗じて騒いでいるのは、某巨大掲示板群に書き込みをしている人たちだけでなく、メディアも同様のようです。さっさと看板を降ろさないかとひそかに感じている新聞では、ウィキペディアに犯行予告があったかのような事実無根の記述をネットでも流したそうです。『朝日』は、ウィキペディアの更新時の時刻が「協定世界時」(グリニッジ標準時が地球の自転をもとに決まるのに対し、協定世界時はセシウム時計で測定されるが、ほぼ一致するように定められている)であることに気がつかずにその新聞社があたかもネットで犯行予告があったかのような記事を流したと指摘しています(参照)。ちょっと、うんざりしますね。件の新聞社は別件ではサイトのトップでおわびを掲載していますが、この件に関しては当該記事の関連記事にすらでてこない状態のようです(2008年11月19日晩)。もちろん、今回の事件は重大だと思いますが、やたらと騒ぐばかりで事実すらまともに伝えられないことの方が大変だなあと。

 時事通信配信の記事では、麻生総理が医師には社会常識がないと発言された後で、さすがに「本音」を言ったのがまずいと思ったのか、「首相は同日夜、記者団に『医者は友達にもいっぱいいるが、おれと波長が合わねえのが多い』としながらも、『そういう(社会常識の欠落という)意味では全くない」と釈明した』」そうで。安倍・福田政権の混乱をふしゅう(なぜか変換できない)された上で、みぞうゆう(なぜか変換できない)の事態がはんざつ(頻繁という漢字に変換できない)に生じる大変な政権運営のご様子。「俺と波長が合わない」と言われてしまうお医者さんはまともではないですかね。不出来な政権が2年以上、交代を挟んで続くと、景気の悪化もあってなんとなく閉塞感を覚えるのが人情というもの。携帯で某巨大掲示板群を見ている人は「メシウマ」のAAを見て他人の不幸を喜ぶなんてと心を痛めている様子でした。竜王戦第3局で敗れた渡辺竜王のブログで朝食も食べる気がしなかったとの記載にリアルでメシマズ状態ってプロとはいえ、いたたまれないなという書き込みもあったよとまだ楽な話題に転換しました。将棋がわからない人でしたが、勝負の厳しさというのは伝わったようです。盤外で励まされようが、けなされようが、指し続ける以外ないプロというのは尊敬しますね。話を戻すと、総理に「波長が合わない」と言われてしまうお医者さんは、この上ない賛辞を総理からいただいたのかもとひどい感想が浮かんでしまいます。


 それにしても、経済ネタだと反応がほとんどなくて、よっぽど的外れなことを書いているのかなと不安になります。「寝言」を「時の最果て」で書きましょうというのが、このブログのコンセプトとはいえ、この状態はいかがなものか。もちろん、「寝言」なので自分でもぶっ飛んだことを書いていて、まともな方は反応できないだろうなあとは思うのですが。コメントを催促しているわけではなくて、やはり私が「常識」と思い込んでいるものは実はそうではなくとてつもなく的外れではないかと、経済以外でも不安になることがあります。気がつくと、来年はいよいよ40代に突入します。既にそうなのですが、的外れなことを言っていても、指摘してくれる人がどんどんといなくなってしまう。「不惑」というのは、惑いようにも周囲が指摘してくれず、自己を変えてゆく契機が減り、インセンティブがどんどんとなくなってしまうということなのかもしれません。
posted by Hache at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 不幸せな寝言
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