2009年01月12日

危機の連鎖(私的な話)

 そういえば、メモリーを余計に買ったままにしておいたので、自作機に増設しましょうと作業を始めたのが、金曜日の晩。ファンの前にほこりがたまっていたので、翌朝に掃除機で全部、吸い取りました。当初のメモリーとまったく同じCFD販売のFIRESTIX Heat(FSH800D2B-K2G)でしたが、よく見ると、昨年の夏に買った分はバッファローのブランドで、増設用のメモリーはCFDの名前でした。失敗の第1は、内部ケーブルを電源・接続用ともにすべて外して作業をしなかったこと。これで作業スペースが狭くなり、あとで気がついたのですが、OSをインストールしてあるハードディスクの電源ケーブル・SATAケーブルに気がつかないうちにぶつけてしまい、緩ませていました。第2に、サウンドカード(Sound Blaster vx5.1)を同時に再度、組み込んだために、エラーの原因が複雑になってしまったことです。

 しかも、机の前で作業を始めてしまったので、いすに座った状態でPC本体を腿に乗せた状態でいじったりすることも多く、おそらく昨年の夏の血栓ができたのも、この作業が遠因かあるいは自覚がないだけで直接の原因だったのかもしれません。予備として2007年6月に購入したDELLのC521があるのですが、いつも危機は単独でこないもの。ネットにすら接続できない状態まで追い込まれてかなり焦りました。こういうときに限って、仕事の関係でメールがくる始末で、いやな予感がしたうちにすべて片付けてなんとか仕事へのダメージは最小限に留めましたが、連休がすべてといってよいほど部屋の中で終わってしまいました。

 システム的な危機はわかりませんが、やはり個人のレベルでは慢心と過去の「悪行」(不作為・作為を問わず)が危機の原因なのかもしれません。軽い気持ちで始めたメモリーの増設から、予備のPCを動員してもネットに接続できない事態に至るとは。リダンダンシーを準備しているつもりでも、慢心があれば、無意味になることを実感しました。


(ステージ1)2009年1月10日午前−午後

 自作機へのメモリー増設、サウンドカード実装後、電源を入れても、モニターが反応しない。慌てて、グラボの電源を確認するものの、異常なし。念のため、CMOSクリアを実行。何度も同じ作業を繰り返した挙句、1時間後になんとかBIOS設定画面が出現。ただちに、メモリーのレイテンシーなどを4−4−4−12に設定。ハードウェアのコンフィグ画面を見ると、マザーでは4GBと認識し、約3.2GBが利用可能と表示。設定を終え、再起動してWindowsの起動画面に移るはずのところで、まさかの再起動。絶望を感じつつ、BIOS画面を見ると、SATA Configの部分でSATA1が認識されていないことを確認。

 意外な事態に驚いて、初めて本格的な改装準備。作業用の部屋に移動して、すべての電源ケーブル、コネクター類を外し、メモリーの再装備、ケーブルの再度のチェックを行う。サウンドカードは原因究明のためにいったん、外した。作業を終え、机の下にセットして起動させると、BIOS設定後、CPUファンエラーがでるものの、Windowsが正常に起動。

 再び、電源を切って、作業部屋にてサウンドカードをPCIバスに挿入。オンボードデバイスをBIOS設定画面でdisableに設定するのを忘れていたのに、なぜか音がでる。深く考えずに、既に深夜であったために、就寝の準備をして寝る前に電源を落とすつもりだったが、うっかり忘れてしまい、寝てしまう。

(ステージ2)2009年1月11日午前

 自作機が朝起きると、再起動を延々と繰り返していることに気がつく。Windowsのロゴが出ている画面で起動せず、タイムアウトして再起動のループ。最悪の事態の予感におののく。最悪の場合、HDDの故障、よくてクリアインストールが必要であろう。緊急事態に予備のC521を起動させて、USB接続のSATA/IDE変換機を使って、自作機の内蔵HDDを確認しようと試みる。しかるに、USBで接続しても、C521の方で認識しない。なにをやってもダメ。内蔵HDDの故障とC521のUSB認識の両方の可能性がある。昨年の8月にBIOSアップデートをしてからUSBの認識に異常が多いので、C521のチューニングを優先。デルのサポートページから提示されているソリューションをすべて試すも、ダメ。あぜんとしたが、シンプルなUSBメモリーでさえ、自動で認識しない。こちらも深刻なトラブルに至る可能性があるため、土日に来た仕事関係のメールをすべて送って、本格的な作業へ突入。

(ステージ3 2009年1月11日午後−深夜)

 やむなく、デルのサポートセンターへ電話。提示されたソリューションは、システムの復元で対応、さらに、それでも解決しない際にはイメージリカバリーによる工場出荷時への再設定。普段は、PS/2対応のキーボード・マウスをUSB接続する変換ケーブルで接続しているが、万が一に備えて、USBでキーボード・マウスを接続。これがまずく、遂に最悪の事態に陥る。C521のUSB周辺機器をXPがマウス・キーボードを含め、認識しなくなった。これで事実上、C521もシステムダウンと同じ状態。想定外の状態だ。やむなく、イメージリカバリーを行い、直ちに、ネットを経由しないディスプレイなどのドライバを更新し、不要なソフトを削除。その上で、Windows XP SP3を適用すると、突然、マウスが反応しなくなってしまった。訳がわからなくなり、必死に収拾に努めるも、不可。再度、デルのサポートセンターに問い合わせるも、出てくるソリューションが、イメージリカバリーができなくなるクリアインストール(実行すると、Media Center editionからProfessionlへバージョンが変化する)で、あまりにむごい(クリアーインストールだけで2時間30分程度必要とのこと)ので、それ以外のソリューションを必死に探す。デルのサポートでは、本体のUSB接続が物理的に破損していないのかを確かめるために、すべてのポートにマウス・キーボードを接続するというやや面倒な作業を行った。奇妙なことだが、反応するポートとしないポートがあり、出荷時のOSに問題がある可能性が高いため、クリアーインストールの提案となった。

 SP3適用後、エラーが生じたので、SP3を削除するも、事態は改善せず。再度、イメージリカバリーをすると、驚くことに、通常のUSBポートと同じく、マウス・キーボードが直ちに反応。接続したマウスを外して別のポートに接続しても、認識する。以上の結果から、サポート担当者よりSP3の適用を見合わせる提案。それもどうかと思うが、背に腹は変えられないため、しばらく、この状態で作業を行う。

(ステージ4 2009年1月12日昼−夜)

 完全に生活のリズムが狂う。午前6時まで作業を行ったため、起きたのは同じ日の12時過ぎ。未明の作業の途中で、CATVのモデムとLANハブを結ぶケーブルが断線。携帯を使えば、ネットへの接続が可能なものの、事実上、通信が途絶した状態になる。予備のケーブルは最長で2mであるため、やや苦しいが、一時的であれば、接続可能であるため、ケーブルのモデムの位置を変えて対応。ただし、しばらくは対案が思いつかず、絶望的な気分ではあった。

 途絶する前に、イメージリカバリー後、自作機の内蔵HDDをSATA/USB変換ケーブルを使ってC521へ接続。C521がドライブを認識したので、ただちに、HDDの内部を確認すると、Cドライブ・Dドライブともに利用可能。OSの起動領域に異常が生じている可能性が大なのか? 当座の仕事に必要なファイルはすべてバックアップを3重にとってあるものの(USBメモリー、外付けHDD、ポータブルHDD)、"Program Files"内のデータ領域やOutloolk Expressのバックアップは最近とっていない(ほとんど使っていないのだが、最近、webメールの添付ファイルを開けることができないため、やむをえず、ここ数日はOutlook Expressを利用)。ローカルディスク内の"Documents&Settings"と"Program Files"のバックアップを作成するのに1時間近くかかり、既に疲れ果てていたときに断線。

 目を覚ましてから、直ちに接続の復旧を開始したのが、さらに事態を深刻にした。まず、システムの復元ポイントを利用可能にするのを忘れていたために、SP3を適用すると、直ちに、USBポートに異常が生じる。どうも、昨年のBIOSアップデート以来、SP3との相性が悪いようだ。再び、イメージリカバリーを行い、ウィルス対策ソフトとofficeソフトのインストールが終わった段階で6時過ぎ。疲れ果てる。自作機が復旧するまで、SP3の適用は見送り。当然ながら、ウィルスバスターでシステム全体を検索すると、セキュリティホールだらけ。やはり怖いので、ほとんどのHPにアクセスせずに終わるだろう。自作機の復旧は、週末に延期。内部にいくつも厳格なライセンス認証が必要なソフトがあるため、できればクリアーインストールは避けたい。

(分析:危機の始まりと連鎖)

 まあ、分析するほどのことでもないですが、最初はどうでもいい、ちょっとした余計なことだったりするのかなと。今回は、軽い気持ちでメモリーを増設しようとしたことがきっかけでした。その慢心から、まず自作機がダウンし、まるで連鎖するように予備のマシーンまでダウン。予備のUSB認識に異常があるのは承知していたのですが、自作機が安定していたために、放置していたツケが一気に出たという感じです。さらに、CATVのモデムからLANハブまで5mのLANケーブルで結んでいたのが裏目に出ました。これも、予備がなく、幸い、11日の午後から仕事のメールが来なかったので、支障なく済みましたが、日程が詰まっている状態だったら、人生で最悪の事態でした。過去最悪のトラブルは、明日、締め切りを抱えているのに、CRTモニターが映らなくなったときでした。二度と取引のない可能性がありましたが、もはやどうにもならないので、事情を説明して頭を下げたところ、さすがにそれはしかたがないと許してもらいました。液晶が普及したおかげで、モニターの予備を置いておく保管費用が低下したのは助かります。

 危機の始まりは、ちょっとした慢心ですが、連鎖するのはなんらかの必然性があるのかもしれません。必然性というのは強すぎる表現で、実際には生じる確率事態は低いのでしょうが、危機が連鎖するのには、自覚しているか否かにかかわらず、過去の行動(あるいは行動しなかったこと)が存在するのでしょう。悪いことが続くというのは、それなりの理由があるというところでしょう。

パトラッシュ、もう眠いよお……
posted by Hache at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報通信技術関連
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