2007年04月19日

迷惑電話の撃退法 テクニック集

 寒暖の激しい変化に弱い私は、火曜日に帰ってきてそのままダウン。発熱があり、どうも風邪のようですが、若い頃のように扁桃腺が腫れている様子がなく、よくわからないのですが、とにかくだるい。夜の8時過ぎにはお布団に入って朝の4時前に目が覚めるという「不健康な」生活をしてしまいました。ユニバーサルサービスのお話はとりとめがなくなってきたこともありますが、一回お休みです。

 それにしても、早めに帰って休んでいるときに限って、芸のない勧誘の電話がくるので、気が重くなります。とはいっても、獅子咆哮弾を撃つわけにもゆかず、迷惑そのものです。「勧誘や宣伝ではありません」なんて白々しくいわれてしまうと、よけいに腹が立ちます。その上、「アービトラージという言葉はご存じないと思いますが」などと勝手にしゃべっているのでさらに腹が立ちます。もう少し機嫌がよいときですと、丁寧な応対をします。たとえば、「英語のスペルをおっしゃってください」とか「日本語に訳すとどうなりますか?鞘取り以外の表現で」という優しい話から入ってネチネチやってゆくのですが、状況が状況だけに、ついつい「煽りにマジレス」をしてしまいました。いきなり、「迷惑電話撃退法 応用編III」を発動して、これで二度とかけてこないでしょう。

 それにしても、個人相手の先物業者は本当に迷惑ですな。まあ、キャリアさんからすると、ありがたい「商売相手」なのかもしれませんが。電話つながりで今日は軽めの話題です(というか軽くない話題があったけ?)

【基本編 じらし】

 迷惑電話をかけてきた相手が女性の場合に限ります。性行為に限らず、人間関係の基本中の基本はやはり「じらし」。相手の欲求が強いほど、このテクニックは、相手に多大な精神的ダメージ(使い方しだいでは深い快感)を与えるという意味で、非常に効果的です。ただ、やりすぎると、単なる嫌がらせになるので、ノーマルな人間関係では要注意です。私の迷惑電話の「撃退法」としては最もポピュラーな方法です(最近は、飽きて使わなくなりましたが)。

 高校を卒業して大学に進学したての頃、下宿に電話がかかってきて、声はなかなかいけてる雰囲気の女性。英会話教室の勧誘でした。どこで電話帳にも載っていないはずの番号を知ったんでしょうね、ふーんと思いながら、80年代後半のボディコンスーツでも着こなしていそうなお姉さんの雰囲気があったので、顔ぐらい拝もうかなと、「本社ビル」へ。会った印象は、まあ予想通りで、香水がちょっときついなあという感じ。この手の女性は好みではないのですが、話していて不快になることはなく、楽しいです。こちらもスケベ心を丸出しで視線が平気で相手の脚に行きますが、相手も海千山千で、その視線を楽しんでいる様子。1時間ほど雑談をして、相手がいよいよ「本気モード」へ。契約書がでてきて、気軽に「じゃあ、署名と捺印をお願いしますねえ」ときました。とっても性格温厚な私は、がさごそとカバンの中を調べて、真っ青になって(ふり)、「印鑑を忘れてしまいました」。ここからが勝負どころです。

 相手の表情から声音、言葉遣いが一変します。まさに、「圧迫」。「あんた、ガキのくせして他人の商売をなめてるわね」という雰囲気になるので、ひたすら静岡という田舎からでてきたばっかりなので、うっかりしてました(これは嘘。もちろん最初から印鑑など持参する気はゼロ)、昔から忘れ物が多くて困るんです(これは本当)と一見、受身に回って、ひたすら「口撃」を回避。と思っていると、突然、耳元で軽く甘い吐息を吹きかけながら、囁くなど、色仕掛け全開と敵もさるもの。まあ、失礼ながら、田舎者とはいえ、100万円を越える契約を○をさせてくれたって結ぶわけがないわけでして、ひたすら「柳に風」。2時間半ほど相手が粘りましたが、ついに「絶頂」、もとい「降伏」。「ここまでお話して断られたのは初めてです」と思わず弱気の発言。視線が寂しそうでしたが、これもテクニックの可能性もあるので、早々に退散。以後、「ブラックリスト」にでも載ったのでしょうか、英会話関連の迷惑電話は皆無になりました。 

【応用編I 言葉○め】

 実例は先物業者でした。相手が男だったので、適当にあしらう。「最近、WTIが上昇していることはご存知でしょうか?」などと言うので、どの名簿を見てかけてきたのか、だいたい見当はつくのですが、なかなかいい度胸だなあと感心しました(たぶん、なめてるだけでしょうけれど)。まずは軽く、「WTIは何の略称か説明してください」。驚いたことに、この方、WTIが何の頭文字かすらご存じない様子。ちょっと呆れてしまいました。ついつい嫌な「学校の教師」モードへ突入。「ドバイ産原油はバレルでいくら?」とか「北海ブレントは?」と続けざまにこちらが「口撃」。「ええっと」を繰り返すばかりで答えられない相手に、アメリカで取引されている原油とドバイ産の硫黄含有率の違いと日本の精製能力の関係を説明せよとか続けざまに「口撃」。実につまらない勧誘でした。「もうちょっと勉強してから勧誘しようね」と捨て台詞を残してガチャ。基本編で登場した女性の方がはるかに上手でしたな。

 先物業者の皆様、離職率が1年で5割を超えているそうですが、「新人研修」をもっとやらないと大変ですぞ。

【応用編II いたわり】

 周囲で最も「被害」が多いのがワンルームマンションの勧誘です。こちらは、一度、まともに話をしていて、微分して2階の条件を確かめていたところにかかってきて、集中力が高まっていたところに、くだらん電話でたいそう迷惑しました。たいてい日曜日や休日に電話がかかってきて、「お休みのところ、誠に申し訳ないのですが」というのが決まり文句。「休み」じゃないから迷惑なんですが。だいたい、「資産形成」のために「ワンルーム」というのが理解不能です。ただ、このあたりを突っ込んでくどくど説明されて集中力が一気に落ちてしまったので、ワンルーム関係は「いたわり」で接しております。

 どのような「いたわり」かと申しますと、電話に出て氏名を確認した後で、「資産形成のためにワンル」あたりでガチャ切り。相手もノルマをこなさなければならないでしょうし、電話代もかからないでしょう。私は、周囲から薄情な男と見られているようですが、意外と優しいんです。えへん(「えへん虫」が怒ってる?)。

【応用編III 放置○レ○】

 これは、かなり機嫌が悪いときに使います。氏名の確認までは他のテクニックと同じ。素直に本名を認めます。スイッチが入ったのは、「アービトラージという言葉はご存じないと思いますが」という一言。あのね、どこの名簿を見たのかしらないけれど、人を小馬鹿にするにも限界があるだろうと。私の本職を知った上で掛けてきたなら、相当、私の業界もなめられていますな。もちろん、わが業界は金融の「プロ」は非常に少ないので、なめたくなるのかもしれませんが。

 まず、軽く放っておいて相手が何を言っても、ひたすら無言。ユニバーサルサービス維持で苦しんでいるキャリアを考えると、通話時間をのばしてやろうかと親切心があるときには、3回に1回ぐらいは「ほお」と適当に相槌を打ちます。水曜日は機嫌が悪かったので、「アービトラージ」と相手が言った瞬間に子機を「スピーカーホン」に切り替え。最初の一分ぐらいは会社説明と取引内容を勝手にしゃべっていましたが、放っておいて、微熱気味ですが、とりあえず計算の続き。気がついたら、電話が切れていました。残念ながら、2分28秒ほどしか引っ張れなかった様子で、ちと残念。体がだるくて、仕事をお持ち帰りして作業してきたところに、迷惑電話をかけてきた相手への「天誅」としてはもの足らず、ちと欲求不満が残りました。

【番外編I ハード○○○】

 携帯に債権管理回収業者を名乗る男から電話。電話ですらチンピラ風で、面倒な相手。業者名をメモして法務省のHPで確認して「法律違反の可能性がありますので、警察に連絡しておきますね」。向こうがびびって切ってしまいました。着信番号を通報しましたが、どうせプリペイドかなにかで足がつかないようにしているのでしょうが。チンピラには鞭を容赦なくふるいます。

【番外編II 鬼畜系】

 弟がサラ金消費者金融で10万円ほど借りて返せなくなってしまったことがありました。業者が実家に取り立てにきたそうです。こういうときは父上の出番。しつこく会いたいという業者に、「でるところに出ようじゃないか」(保証人ではないので払う必要がない)とすごんだら、そそくさと帰ったようです。これで終わりと思いきや、今度はもっと紳士的な人物が来たようで、「俺は払わないけれど、あの子をあんたのところで雇ってバイト料を全部、回収したらどうだ。時給は安くてもかまわん」と言ったら、勝ち目がないのを自覚して二度とこなくなったそうです。ちなみに母上はオレオレ詐欺で騙された人たちは本当にかわいそうといいながら、「悪いけどうちは本当にあんたから電話があってもビタ一文も出さないからね」。わが両親に比すれば、私などまだまだ初心者レベルですな。

 適当におもしろおかしく書いておりますが、最近はガチャ切りがほとんどですねえ。機嫌が悪かったので水曜日はついつい「応用編III」を使いましたが。それにしても、電話帳に載っていない電話番号に、業種・業界を問わず、迷惑電話がかかってくるということは、ひっかかる方がいらっしゃる可能性が高く、これぞまさしく「外部不経済」。この記事をご覧頂いて、迷惑電話を楽しみながら、業者を「愛して」やっていただきたいものです。

 それにしても、体調を崩して、周囲の目を気にしながら、早めに退社して、おとなしく地味な計算をしているときぐらい、そっとしておいてほしいものです。
posted by Hache at 00:14| Comment(3) | TrackBack(0) | ふまじめな寝言
この記事へのコメント
よく"マンションを建て資産運用を云々”という電話が亡父(もう四半世紀になる)のところにかかってきます。"今、ちょっと遠くに行っておりまして、何時戻るか判りませんと、家人。一同爆笑です。
Posted by 老眼 at 2007年04月19日 10:08
我が家の撃退法、それは常時留守電にしておくことです。相手の番号が非通知のときは絶対に出ません。
間違って出てしまったときはガチャ切りか、早々にお断りしてます。
Posted by 笛吹働爺 at 2007年04月19日 18:51
記事を書いたら、よれよれになりました。相変わらず風邪でつらいので、一言だけで申し訳ありません。

>老眼様

お見事な「寝言返し」でほのぼのしてしまいました。記事よりもはるかに軽妙かつ洒脱ですね。おまけにほのかなビタネス。脱帽です。
拝読していて風邪が楽になりました。
Posted by Hache at 2007年04月20日 04:44
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