2010年05月18日

ルーピーのルーピーによるルーピーのための政治

 ほへぇと思ったのがまだ口蹄疫対策本部を首相官邸に立ち上げてなかったのですかというお話。連休中に農水省の「宮崎県における口蹄疫の疑い事例」が増える一方で収束する感覚がなかったので、5月6日の「寝言」で農水省の関連ページにリンクを貼っておきました。おそ松君が宮崎県入りしてから、疑い事例がほぼ倍増。さらに、山田君が宮崎県入りしたそうで。宮崎で座布団でもばらまいていたのでしょうか。建前上はどうも官邸が風評被害の拡大を恐れていたとのことですが、その間に現実の被害は拡大していましたという笑えない話です。連休前の段階で宮崎県だけでは消毒液さえ十分にとれない状態でしたから、その段階で既に宮崎県のできる範囲を超えていたと思いますね。

 さらに笑えないのが周囲の反応でして、連休明けの頃には口蹄疫なにそれという人が多かったのですが、先週の段階でも多かったですなあ。ある程度、説明しても、私の理解力不足もあるのでしょうが、それって宮崎だけなら影響ないでしょとか。万単位で殺処分された牛・豚を想像することもできないようです。ああ、この人民にしてこの政権ありと実感しましたね。新聞やテレビが騒ぐ普天間がどうとか挙句の果てにはよく知らない議員が突き倒されか自作自演かどうかで騒いでいて、まるで別の国みたい。冷静に考えると、この国の人と話があうことが少ないので、それだけのことなんだなあと。

 ルーピーの、ルーピーによる、ルーピーのための政治(government of the loopy people, by the loopy people, for the loopy people)。昔風に表現すれば、「苛政は虎よりも猛し」でしょう。昔は、現在のような民主的な手続きをへずに暴力を独占した人たちが無茶苦茶なことをやることもありました。現政権は、民主党に投票した人だけではなく、棄権した人たちも手を貸したという自覚がまるでない。牛や豚では痛くないようですから、死人でも出ないと、「苛政は虎よりも猛し」というのが実感できない人が多数なのではとすら思います。日本社会が活用できる資源は、今後ますます減少していくでしょう。今日では政治が積極的になにかを行うことよりも、個人や自発的なコミュニティではとても処理できない事態に対応することの方がはるかに重要でしょう。右往左往するルーピーを見て、笑っている人が増えてはいますが、あれは日本人(残念なことに私自身も含まれる)の自画像だということを自覚しない限り、また同じことを繰り返すだけなのでしょう。
posted by Hache at 08:24| Comment(1) | TrackBack(1) | 不幸せな寝言
この記事へのコメント
>死人でも出ないと

自身に被害が及ばないと、でしょうかね。

政治家の質も国民の質を反映しているに過ぎないというご意見同感です。政治家は自分達の間からしか選ばれないのですからね。

民主主義とは「人任せにしていい仕組み」ではなく「最終的な責任も負担も自分達に降りかかってくる」仕組みという認識が社会に不足しているのでしょう。

教育でどうにかできる問題かというと怪しげですが、まぁ何かでどうにかしないといけない。国民裁判員制度でなく議員制度でも導入するのが良いのではと個人的には考えてますが、さて。
Posted by 名無之直人 at 2010年05月19日 23:47
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Weblog: すきま風
Tracked: 2010-05-19 21:11