2007年05月21日

愛の格闘チアガール 前編

 私の応援は、やはり究極のネガティブキャンペーンではないかと不安になる今日この頃です。昨年はドラゴンズが強すぎてかんべえさんの「逆鱗」に触れてしまい、阪神の試合を見ておりますると、ことごとく負けており、本当に「ひょっとして俺のせい?」という、自分でも迷信とは思いつつも、「疑念」を払拭することができません。日曜日は見なかったら、勝ってるし。

 たわいのない例外は、高校3年生の夏。当時の母校は、静岡県内でも優勝候補の筆頭に上がる、前評判が高い状態でした。事前の評価が高いほど傍目には不安になりますが、赤堀、望月と二枚看板を擁し、二試合目から決勝までほとんど負ける気がしない試合を開始から終わりまで堪能した覚えがあります。お約束といっては何ですが、甲子園では一回戦で敗退。財布の中身に関することにはシビアな母上も、甲子園に応援に行くことにはしぶしぶながら同意してくれましたが、悪友が河合塾のしょうもない京大対策講座(私は他の大学が本命)なるものに「付き添ってほしい」と頼まれ、しょうがなく引き受けたら、一回戦敗退。負けてもいいから、甲子園に行きたかったです。

 公立高校ですので、一時期話題になった特待生制度なるものもなく、野球部の補欠をつかまえては、「お前ら、別枠だろう?」などとからかう者もいる始末。実は、同級生に地方大会優勝時の主将がおりましたが、現役で一橋に受かって、一同、悔い改めた覚えがあります。男女共学ではありますが、文系はまだしも、理系は男子クラスが2クラス(全学年で8クラス程度だったと思います)が生じてしまう、女子の少ない学校でした。良くも悪くも歴史だけは古くて、京大程度の帝大ですと、もっと古いという珍しい高校でした(言いにくいのですが、その割りに有名人が少ないのが不思議ではあります)。そんなこともあって、甲子園に出場する野球部の応援ですら、男子が主体。もちろん、今では当たり前のチアガールなど「ちゃらちゃら」したものとは無縁です。試合相手のチアガールを見ながら、「あの子、いいなあ」、「うげっ、お前はそういう趣味だったの?」などと言いつつ、「あんなちゃらちゃらした高校などノーヒットノーランだ!」などと屈折した応援をしておりました。ちなみに、女子の制服は静岡市内では「ドブネズミ」とあだ名されるほどひどくて、男子生徒の間ですら不評で、かわいそうでした。

 見え透いた前置きが長くなりましたが、チアガールと言えば、これしかないでしょうという今条マリ子さんの登場です。「らんま+あかね」ペアに敗れたとはいえ、最強の「応援」を繰り広げるチアガール。しかし、うちの高校だったら、浮きまくって中途退学でしょうねえ(遠い目)。


【今日の『らんま1/2』】

 今日ご紹介するのは、「本格的な格闘」編です。それにしても、格闘新体操だの、格闘スケートだの、本当に素晴らしい「格闘」ばかりですな。おまけに、「裸にエプ○ン」とうっかり伏字にするのを忘れたら、エ○グ様に「友好サイト」と認められたのか、リンクをはって頂いた上に、トラックバックまで頂く始末。涙がでるほど嬉しいです。

 ところで、5月17日の「寝言」で、「ティー・オー・ケー・ユー・ビー・イー・ティー・ユー(TOKUBETU)と・く・べ・つ(はあと)」という表現が唐突にでてまいります。この表現の解説のために今回の作品をとりあげました。ちなみに、最近は『溜池通信』本誌や「不規則発言」よりも「上海馬券王(先生)のページ」を読む時間の方が長いんですね。しかも、いかれた「外道」らしく競馬をやらずに、上海馬券王先生の職人芸を楽しんでしまう。ところで、三好氏はともかく、斯波氏がでてくるあたり、相当の『信長の野望』ファンとお見受けいたしました(ただ、マイナーというのはちとどうでしょう。三好家は一時期とはいえ、畿内で相当の勢力でしたし、斯波家は尾張の守護大名です)。ちなみに、私はかんべえさんが馬鹿にしている神保氏で全国制覇を成し遂げました。エ○グからリンクされては困るので伏字が増えますが、これは、通称「M(マ○)プ○イ」でありまして、困難が大きいほど、プレイヤー心理をくすぐるものです。ちなみに、神保氏はまだマシな方でありまして、一時期やりこんだ私でも投げてしまった大名がいくつかあります。

 「かかる状況下、馬券を当てているのはコーエーの歴史シミュレーションゲームで斯波氏とか三好氏とかマイナー武将を選択しているマニアックなイカレポンチしかいないのではありますまいか」というのは以上の理由で賛同しかねますが、越中の神保長職(『天下創世』の「家督相続(1551年春スタート)」シナリオ)は、本願寺と同盟関係にあるので、その点だけが救いですが、大名の能力は今一つな上に、配下の能力も中途半端で、東に上杉家、南東に武田家の脅威があり、通称「Mプ○イ」としてはほどよい難易度であります。ちなみに、織田家でプレイするのを「ミーハー」とバカにするプレイヤーもいるようですが、シナリオによってはコツを知らないとけっこう難しいのです。畿内のみの『信長の野望』第一作など、最初に三河の徳川家を滅亡させておかないと、おそろしいことになります。当時はPCでしかプレイができず、データ保存にハードディスクなる便利なものもなく、今では知っている人が少数派になってしまった5インチのフロッピーディスクを使っておりました。

 …。本題に戻ります。『らんま1/2』をご存じない方が大多数であることを忘れておりました。今回は、先の表現の「出典」となる作品です。原作のテイストはほとんど損なわれていないのですが、いかんせん、活字のよさというのを感じますねえ。本当にどうでもよいのですが、原作ではセリフがローマ字で表記されて、たとえば普通なら「応援」となるところを「OHEN」と表記し、「オー エッチ イー エヌ」とルビを振るという具合です。この作品は、アニメで見る前にある程度の予備知識が必要ですので、今回は読者のみなさまの理解の一助になりますよう、今条マリ子のセリフに関して整理をしておきましょう(単なる個人的趣味という噂もありますが)。なお、原作でルビになっている部分はカッコ内で示しておきます。なお、根性もとい今条マリ子のセリフがほとんどですが、例外については注記しております。

【『らんま1/2』21巻】

PART.7 HATUKOI(はつこい)チアガール

「O・H・E・N(オー・エッチ・イー・エヌ)、応援!」(108頁)
「青春 応援 勝利 それがマリ子のSADAME(エス エー ディー エー エム イー)運命(さだめ)」(111頁)。
「HATUKOI(エッチ エー ティー ユー ケー オー アイ)初恋…」(113頁)
「九能様を応援するのはMARIKO(エム エー アール アイ ケー オー)私!」(116頁)
「V・I・C・T・O・R・Y(ヴイ アイ シー ティ オー アール ワイ)!」(118頁)
「T・I・G・A・U(ティー アイ ジー エー ユー)違うっ!」(おさげの女(女らんま))(118頁)※アニメでは「CHIGAU」。細かいですが、アニメではヘボン式で統一している模様。ただし、「OHEN」は例外か(パスポート申請時の氏名表記における例外が認められたのは平成12年4月1日ですのでと書きましたが、あんまり関係ないか。完全にヘボン式ローマ字つづりで統一されているわけではないようです)。

PART.8 愛の応援勝負

「倒れちゃだめよ、KUNO(ケー ユー エヌ オー)九能さま!」(121頁)
「OHEN(オー エッチ イー エヌ)応援とは、愛!」(122頁)
「SUKI(エス ユー ケー アイ)好き好き九能さまっ!!」(126頁)
「KUNO(ケー ユー エヌ オー)九能さまっ!!」(128頁)
「OYASUMI(オー ワイ エー エス ユー エム アイ)おやすみなさい九能さま…」(134頁)

PART.9 愛は勝つ

「愛する人のためには笑って泥まみれになれる!!それがOHEN(オー エッチ イー エヌ)応援よ!!」(146頁)※よけいですが、こういう人が政界でも絶滅気味ですね。
「KUNO(ケー ユー エヌ オー)九能さま!」(148頁)

PART.10 互角の愛

「MARIKO(エム エー アール アイ ケー オー)マリ子の応援に敗北はないわ!!KUNO(ケー ユー エヌ オー)九能さまっ!」(153頁)
「マリ子の愛は九能さまにはOMONI(オー エム オー エヌ アイ)重荷!?」(157頁)
「KUNO(ケー ユー エヌ オー)九能さま、素敵な思い出ありがとう」。(157頁)
「HONTO(エッチ オー エヌ ティー オー)本当?」(158頁)

PART.11 愛の激突!!

「TODOME(ティー オー ディー オー エム イー)とどめ!!」(173頁)

【『らんま1/2』22巻】

PART.1 それでも愛は勝つ!!

「女心をもてあそぶTUMI(ティー ユー エム アイ)な男(ヒト)」(13頁)。
「OHEN(オー エッチ イー エヌ)応援は愛…」(19頁)
「OHEN(オー エッチ イー エヌ)それは愛♪」(19頁)
「DEMO(ディー イー エム オー)くじけるなマリ子」(20頁)

 あんた、暇だねえって?うーむ、確かに何の役にも立ちそうにないのですが、このナンセンスさがたまらなくて。ストーリー的には『らんま1/2』としては原作からわりと紛れが少ないのですが、細かいところでいろいろ楽しみがいのある「一品」です。

愛の格闘チアガール 前編 『らんま1/2』熱闘編136話

(1) http://www.youtube.com/watch?v=vawg9pv_UOs(9分02秒)
(2) http://www.youtube.com/watch?v=iFblHBl4qm0(9分07秒)
(3) http://www.youtube.com/watch?v=MiU5uLec2QE(5分17秒)


(追記)下線部を加筆・修正いたしました(5月23日)。
この記事へのコメント
なんか、ご愛読いただいているようで汗顔の至りです。まさか、固定客がいたなんて、嘘でもうれしい。。。

それにしても神保長職で日本制覇とはマニアックにも程がある。そんな神を畏れぬ所業は地元の私でも出来ません。『三国志』を董卓で制覇したと言うのはありますが。。。

「信長の野望」もヴァージョンが変わるごとに敷居が高くなるというか、最近では相当マニアック。「太閤立志伝」のほうがはるかに面白いと思う私はやはりヘタレなんでしょうか。

では。
Posted by 上海馬券王 at 2007年05月21日 19:29
>上海馬券王先生

いやはや、先生にお越しいただくとは恐悦至極に存じます。かんべえさんに何の話題だったのかは忘れてしまったのですが、2003年9月21日「上海馬券王のページ」より、「『敢えて言おう。カスであると!』(C)ぎれん・ざび」の部分を引用させていただいて、メールで送ったら、かんべえさんから「上海馬券王先生からよい影響を受けておられますな」という趣旨のおほめのメールを頂戴いたしました。

それにしても、『特報!VIPたちの菊花賞展望』は、周囲の競馬好きに読ませたところ、ディープが頭というのは当然として、アドマイヤジャパンの2着が読み筋にあったというだけで、周囲が日曜日だけ『溜池通信』読者となった衝撃の作品でした。しかも、翌週、率直に買わなかったと書かれていて、「これが実戦心理だよな」という門外漢にもわかる感想を聞き、ますます先生の偉大さにひれ伏すばかりであります。不届きにも、「『サンプロ』なんてどうでもよいから、「上海馬券王(先生)のページ」を更新してほしい」などと申す不逞の輩まででる始末。職場で上海馬券王先生からコメントを頂くブログを運営しているとなりますと、私の「株価」まで急上昇しかねないのであります(バレているかもしれませんが、職場ではこのブログの存在自体を内緒にしております)。

神保氏での統一は、7年近くかかりましたが、鉄砲さえ調達してしまえば、謙信おそるに足らずです。本願寺と同盟関係にあるのがポイントでして、ヴァージョンにもよりますが、「天下創世」ですと、もっと簡単にできるかもしれません。「革新」はやっていないのでわからないのですが。「神保幕府」をつくったときの快感はなんともいえないものがありました。

『三国志』は第1作のみのプレーですが、董卓で統一されてしまうとは…。とかなんとかいいつつ、洛陽、長安で略奪の限りを呂布にやらせて、美女で忠誠心を上げ、ひたすら力押しで袁紹を滅ぼし、曹操の首をあげ、孫堅も打ち首、劉備ごとき雑魚は放逐と鬼○プレイが堪能できるのが董卓の醍醐味でありまして…。などと書いておりますると、どこからともなく、人様を「極悪」だの、「非道」だのとのたまうあんたはいったいなんなのよという声が聞こえてまいりまするので、対阪神戦だけ「手心」を加えて、ドラゴンズ優勝を願ってしまいまする。

今後も、御指導、御鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
Posted by Hache at 2007年05月21日 23:29
董卓は最高ですよ。

三国志のキャラクターと言うのは皆多かれ少なかれ善悪交差する二面性を持っているのですが、この人だけは徹頭徹尾「悪」。何も足さない、何も引かない純粋無垢な悪なわけです。この人の辞書には騙す、犯す、壊す、殺す以外の文字はないわけで、こういうキャラクターで中国統一を目指すのは、これはもう無上の快楽、もうやめられまへん。

顔もいいですね。デブでへちゃむくれで髭もじゃで、「ああ、こいつにだけは殺されたくない」というくらい下品な麻原彰晃顔のデザインは、8ビットPC時代から30年変わらないわけで、オウム事件をはるか前から予見しておったわけですな。

やはりコーエーは偉大です。
Posted by 上海馬券王 at 2007年05月22日 00:38
>上海馬券王先生

董卓の顔が8ビット機時代と変わらないとは…。む、むごいです。まあ、『三國志』シリーズの文句ない「悪役」なので、しょうがないでしょうね。私はちゃんと読んでいないのですが、『後漢書』ではかなり屈折した人物として描かれているようです。「『ああ、こいつにだけは殺されたくない』というくらい下品な麻原彰○顔のデザイン」を拝読して、キーボードが口から噴き出たお茶であやうく「ポ○」されそうになりました。麻原○晃がIMEでも一発変換できないのは、やはり「自己規制」でしょうか。ア○レフに目をつけられるのも怖いので、念のため、伏字にしております。

吉川弘治や柴田錬三郎の三国志を読むと、曹操が悪役扱いで、正史を読んだせいか、ゲームでは曹操びいきでした。『十八史略』かなにかの「治世の能臣、乱世の姦雄」というのが妙に気に入って、司馬懿&諸葛亮で戦闘画面(たしかヘックスじゃなくて正方形が基本単位だったと思うのですが)で計略(移動力ゼロ)と火計(全滅)で劉備を「す○裸」にしては逃がすのが楽しかった覚えがあります(董卓プレイよりもひどいかも)。

それにしても、中国の歴史は、史実として信用してよいのかわからないぐらい物語性が強くて、おもしろいです。「虚構の世界」でなければ描けない「真実」というのもあるのでしょうか。
Posted by Hache at 2007年05月23日 00:14
意外と「虚構」ではないのかもしれませんよ。

かの毛沢東が一言「雀は稲穂を食べる悪い鳥だ。」と呟いただけで、翌日から中国全土で雀が大量捕殺されたわけですが、雀は稲穂も食べるけど害虫も食べていたわけで、生態系が壊滅した結果中国全土で虫害が巻き起こり農産物の収穫量が激減、大量の餓死者が出たというのは、話を聞いただけでは「作ってるだろ。」と言いたくなるんですが、これは紛れもない真実で、中国の史書が伝える面白すぎるエピソードは実は全部本当のことなのではないかと私は考えています。

曹操もいいキャラクターですね。史実によれば彼は出自の卑しい貧相な小男で、才覚だけでのし上がったんですが、士大夫階層に相当なコンプレックスがあったようです。なんかそのまんま豊臣秀吉で「演義」やコーエーゲームのキャラとは違うんですが、こういう屈折したキャラ造形のほうがこちらの心のつぼにはまります。
Posted by 上海馬券王 at 2007年05月23日 04:37
>上海馬券王先生

思わず、体験版をダウンロードしましたが、董卓様(『北斗の拳』のハート様のイメージでしょうか)の「ご尊顔」を拝めずに、がっかりしました。本体を買えということかと。

曹操は屈折もあるのでしょうが、三国志中、息子の曹植、曹丕は別格として屈指の文学的才能もあり、今日、伝わっている『孫子』の原型となる、いわゆる「魏武注」をつくった人物としても評価しております。このようなタイプは日本の「英雄」にはあまり比するべきものがない気がします。

あと、その割に戦争でよく負けるあたりがすきですね。逃げ上手。この点では劉備の方が上ですが。赤壁の戦いは手痛い敗戦だったと思いますが、滅亡に至るような負け方はしない。このあたりのしぶとさも魅力的です。

そんな曹操ファンではあるのですが、劉備−関羽(IMEで一発変換できないです。信じられない)−張飛トリオや劉備−諸葛亮のエピソードにはかなわないものがありまして、やはり「出師の表」には参ってしまいます。

それにしても、「愛の格闘チアガール」から、なぜ、こうなったのか、よくわからないのですが、まあ、あまり気にしないことにいたします(お手すきのときに、こっそり、ご覧下さい)。
Posted by Hache at 2007年05月24日 23:53
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