今年の下半期はまったく更新できない状態になりそうなので(休出・サビ残の連続で休みがない)、前半だけでも、せめて生存報告をというところでしょうか。本当は、New York Timesが2012年4月14日付で配信した"NATO Sees Flaws in Air Campaign Against Qaddafi"という記事を「寝言」にしてしまおうと考えておりましたが、既に23時を回ってしまい、眠気がすさまじいです。リビア空爆ですら、NATOでは自己完結できない現実を認めているのはさすがというところでしょうか。意地悪な見方をすれば、ユーロ圏がゆっくりと溶けていくのは避けられないにしても、テロの後にはびこったネオコンが印象付けた、軍事行動ができない欧州というイメージが少しは変わるのかなと。もっとも、地中海中心なのか、シリアが話題になってもバーレーンは無視されている感じで、なんともはやというところでしょうか。
それにしても、雨の日だからと油断したおかげで、歩きタバコは高齢者に多いことに気がつきました。マナーがどうこうと騒いだところで、あれじゃあねえ。すれ違いざまに煙が入ってくると、のどがさすがに痛いです。最近は、全面禁煙の店でないとご飯が食べられないです。分煙の店では高齢者が多くて、ほとんどの場合、喫煙者が混じっていたりするので敬遠するようになりました。
桜も散ってやっと4月も後半というところですが、なんだかスローモーションで時間が動いているような感じです。鼻とのどさえ正常なら、トレーニングして仕事も全力投球という感じなのですが。禁煙の力は地味に効いてきていて、喫煙時の集中力が最も高い状態を超えることもありました。未だに転居の日程がまったく決まっていないせいもあって、考えてもどうしようもないとわかっていても遅いなあと感じることが多いせいかもしれませんが。
国内の新聞を読んでも時間の無駄なだけですが『読売』がIMFのユーロ圏向け融資を増やす資金を確保するにあたって日本がイニシアチブをとったと大本営の発表をそのまま載せていて、理由の一つに円高対策となっていて、こんな記事を書く人の、ある特定の器官は正常に機能しているのだろうかと不思議に思いました。この問題を説明するのが億劫になっていて、たとえ話で済ましています。年収500万円で住宅ローンを1000万円ぐらい残している、借金をする癖のある男がおりますと。毎月5万円近く貸すとして、相手のなにを見ますかと。たとえば、借金をギャンブルに使われてはたまりませんよねと。使ったら終わりでして、似たような費目が、目的は全く異なりますが、いわゆる社会保障。もう一つは、5万円借りる一方で、利息はもちろん、満期が来たら、きっちり元金を支払っているので、信用できない相手というわけではない。ただし、年収は減る一方で、10年後ぐらいには年収が400万円ぐらいになるかもしれない。そんな相手に毎月5万円も貸せますかと尋ねると、たいていの人はうーんとなってちょっと無理かもと。
"austerity"といえば、なにか特別な政策という感じがしますが、要は支出を減らせ、増税しろというわけで、根本の所得が増えるという見込みがないまま、耐乏生活が続けば、税収にも影響が出るでしょう。国の経済を成長させるように誘導するためには、手段が乏しいというのが「時の最果て」のスタンスですが、ないなりにやっているふりぐらいは必要なのではと。ミャンマーの借金の一部棒引きが成長戦略ですと真顔でいいそうな豚政権なので、日本のことはあまり考えたくないのですが。