2012年09月06日

人間ドック 2日目

 1日目の夜の食事はよかったです。宿泊するレストランが和・洋・中の3種類があって、どうもそれぞれのレストランのフルコースから少しダウングレードしたレベルのようでした。お品書きがはっきりしていたので洋を選択しましたが、メインの赤ヒラメのムニエルが意外とボリュームがあってデザートなしでもいいかなというぐらいでした。一人だったので、空しかったのですが、店の人が気を利かせてくれたのか、話相手になってくれたので、「こんなおいしいものを食べていると、明日あたりガンが見つかって死亡判定かも」とか「最後の晩餐ですね」とかくだらないことを言っても、フォローするあたりは慣れているんですかね。部屋もダブルで広いので、貧乏人は貧乏性らしく、おとなしく仕事をしました。当然ながら、朝は絶食、飲食は夜10時までなのですが、夜中の2時に目が覚めて、空腹感がすごいのでやむなく内視鏡検査で邪魔になりにくいであろう飲料水タイプのヨーグルトを2種類買ってきて飲んで、水を1リットル飲みました。もちろん、病院には内緒です。ほとんど寝た気がしないまま、7時半起床、8時にチェックアウトしました。

 寝不足でフラフラだったので、内視鏡検査以外はあまり覚えていないのですが、眼科検診と肛門・直腸検診があったはずです。まず、肛門・直腸検診ですが、『のら犬兄弟のギョーカイ時事放談』を聴いていたのですが、元旦のゲスト時に「村の漫画家」さんがこの話を延々としていて、正月早々、萎えてしまい、もう嫌と思いました。それでも『峠のラジオ』が復活した回があったので聴いたのですが、「肛門を『ほわた〜』」が笑えるけれど、もういいという感じで罰刺激が強すぎて結局、聞かなくなりました。それはともかく、触診は気もち悪いのですが、それほどでもない感じでした。自分で肛門を広げて鏡で見ればわかる病気しか先生が指摘しないので、ちょっと残念でした。ただ、年季がはいっているだけに、便潜血もないので、今の段階ではこれこれの病気であることが確定するぐらいですと言われて、ついつい便が黒いとかないから大腸がんもないですよねと生意気なことを言ったら、ニコニコしながら、「それは甘いです。私が言えるのは肛門にガンがないのは確実だという程度です。直腸の奥やまして大腸はわからないですよ」と答えられて、それはそうだなと納得。昨日から採血してくれた看護士さんが付き添いでいたのですが、終始、事務的な表情で見ているので、かえって恥ずかしかったです。まあ、散々、男女を問わず見ていればそうなるんだろうなと。ちなみに、事務の人が総入れ替えになっていたのは残念でした。

 眼科検診はコンタクトを替えるときに受ける検診と基本的には同じで、光を当ててレンズを目の前に置いて、「はい右を見て、下を見て、左を見て、上を見て」を左右ともにやるだけでした。コンタクトの検診ですと、まぶたをめくったりするのですが、それもなく事務的に終わりました。ちなみに、当日は眼鏡です。コンタクトの度数なら、右が7.00、左が6.00なので中程度の近眼ですが、自分では「ド近」と呼んでいます。最近は眼鏡をつくるときもコンタクトを交換するときも必ず老眼の話をされて、わかるんですけれど近くの小さい字が見えなくて困ることがないので、ありがた迷惑だったりします。

 2日目最大のイベントは内視鏡検査でした。健診センターとは階が異なるのでエレベータで移動するのですが、一つ階を降りるだけなので階段でもいいかなと。で、待っている人を見てびっくりしました。失礼ながら高齢者ばかりで、私ぐらいの年代は男女ともに皆無でした。最近、年齢不詳の方が多いのですが、病院に行くと、一発ですね。特に女性は化粧をしていないので、一発で60代以上というのがわかります(あとは手首の肌年齢でほぼ特定できます)。最初だけですが、珍しいものが来たみたいな視線が集まって、嫌でした。

 前にも書いたと思いますが、内視鏡検査は鼻から入れるタイプとのどから入れる、昔ながらの胃カメラの2種類から選択できます。鼻の粘膜が荒れている状態ですので(鼻毛処理をした後出血することがあります)、のどを選択しました。記憶違いかもしれませんが、まず少し白く濁った感じの水を飲みました。次の、のどの感覚を麻痺させる薬の吸収をよくするためでしょうか。次に、紙コップ5分の1ぐらいしか入っていないのどの感覚を麻痺させる薬をのどに含んで5分ぐらいして吐き出しました。粘々していて気もち悪いのですが、味は忘れました。さらに、鎮静剤の注射ですが、これは外科の先生が担当してくれて嫌な予感がしたのですが、痛いです。今でも500円玉程度の内出血が残っていて、素人的には筋肉注射だったのかなとという感じ。実は、胃カメラ本体を見た記憶がないので不思議なのですが、注射してしばらくしてから検査が始まりました。

 寝不足のせいもあって意識を保つのがやっとでしたが、検査が始まると、目の前にモニターがあるのに気がつきました。グロテスクな感じがしそうだったので、見ていなかったのですが、外科の先生が少しずつ胃カメラを食道を通して胃の入り口までいくあたりを実況中継してくれました。やはり喉頭を通るあたりで、「ここを通れば楽になりますよ」と声をかけてくれましたので、吐き気はありましたが我慢できました。食道のあたりは見ていなかったのですが、胃に入りますの声でモニターを凝視し始めました。

 完全に自己陶酔ですが、なんてきれいな粘膜なんだろうとびっくりしました。女性の、まあ、あまり書けない粘膜もきれいに見えますが、ピンクというより桜色の粘膜で見ながら、美しいなあと。どのあたりが十二指腸かはわからなかったのですが、小腸よりも上の粘膜ツアーという感じで、一度も組織をとることもなく、無事に終わりました。それにしても、臓器の中で消化器が最後に壊れるんじゃないかと思うぐらい丈夫なのですが、中の粘膜がこんなにきれいだとは思いませんでした。これが20年ぐらいすると、色も落ちるんでしょうかね。これは持論ですけれども、五体満足な状態のまま、くたばる権利も認めてほしいなあと。鬱陶しいんですよね。こんな重病と闘っている人もいるのに、あなたは生きている喜びを感じないのですかとか、あなた一人の命じゃないんですよとか(高齢者が言うと、「ああ年金を支える人間が減るのが嫌なんだな」ぐらいにしか感じない)押しつけがましく言われるのが。ガンの闘病日記を一冊だけ読んだことがありますが、全く感動しませんでした。「時の最果て」でいかれた外道が「寝言」を書いているだけなので、読み流して頂きたいのですが、闘病日記なんてほとんどが生への執着しか感じないので、さっくり死を迎えた人の日記の方が読みたいです。

 内視鏡検査終了後は仮眠室で30分ほど鎮静剤が切れるのを待ちました。男性の事務の人が迎えに来てくれましたが、もう10分遅いと熟睡していたので、助かりました。会計は1日目に済ませているので、遅い朝食券をもらって、総合健診(結果を郵送してもらうだけでも良いのですが、一応、話を聞いた方がいいかなと。ただ、やる気のなさそうな内科の先生の話を聞きに行くのも面倒なので、郵送に替えてもらおうと思います)の確認とか事務的な処理をして終わりました。雰囲気は悪くはないですが、こんなものかなという感じ。絶食後の「朝食」がコーヒーとサンドウィッチは朝食としてはまずい気がしますが。サンドウィッチなら、焼いたのを出さないと、胃に負担がくるので、いくら胃腸の安定性には自信があっても、自分で朝食をつくるときはかならずトーストかおかゆです。それまで食事はよかったので、最後が残念感がありました。

 総合評価は72点ぐらいでしょうか。オプションをつけなければ、血液検査は2か月に1回は受診している循環器内科の検査とほぼ同じですし、腹部のエコーがなければ定期健診とそれほど変わらないです(定期健診では胃はバリウム造影しか選択肢がないのでこれもドックの方が良い点ではあります)。

 楽しみなのは肺のCTですね。肺がんが見つかれば、まさに自業自得。愚か者は苦しんで死ねばよいという持論は私自身にも当てはまるので、苦しみながら死になさいという感じ。そういえば、東京電力福島第一原子力発電所の事故後に、よくある「正しく放射性物質を恐れましょう」みたいな講座に出たのですが、17年間ぐらい毎日40本ほどタバコを吸ったら、どれぐらいの放射線を浴びた計算になりますかと尋ねたら、状況によるので数値は言えませんが、ミリもつかないシーベルト単位とのことで、さすがにこれは。もっとも、とある場で喫煙者が放射能が怖いと煙を吐いているときに言っているのを聞いて、この人たちとは価値観が違うと思って止めました。最も強いインセンティブを与えてくれたのは豚政権の厚生労働大臣閣下でありまして、本当に感謝しております。あんな○バ○にえらそうに人間扱いされない上に、税金を搾り取りますと言われれば、チャンピックスのおかげもありますが、誰が好き好んで税金を払うかとなります。今では、副流煙が漂ってくるだけで口でふうふうしてこっち来んなとやってますし、エレベータで喫煙者と一緒になるだけで、申し訳ないのですが、タバコが臭くて吐き気で死にそうになります。最初は、威勢よく、肺ガンでくたばったら、自業自得と書けましたが、だんだんと、バカなことをしていたなあと後悔しますね。

 朝食抜きでリズムがおかしくなっていると、食欲も異常な状態から回復するのが大変なので、ここ数日はなんだか力が入らない感じですね。まあ、涼しくなりつつあるので、のんびりと土日は散歩をして頭の中を空っぽにしたいです。


 昨年の禁煙、今年の人間ドックと言っていることとは裏腹に健康にはそれなりに注意するようになりました。本音はさっさとくたばりたいのですが、くたばる前に、このせせこましい島国から抜け出して海外で生活したいなあと。中年の流浪願望みたいなものでしょうかね。家族も両親と弟だけですので、気楽なものです。ただ、健康はどうにもならなくて、口だけ「死ぬのも怖くないよ、ガハハ」みたいなことを書いていても、2004年には入院していますし、歯も内実はボロボロ、おまけに呼吸器が致命的に弱いという状態では1年が限度でしょう。各国の医療保険制度を調べる必要があるのですが、その前に本業で受けれいれてくれるだけの仕事をしなくては。

 率直に言えば、日本で正規雇用であれば、これほど医療機関へのアクセスが確保されている国というのは珍しいのではとすら思います。ちなみに、岡崎研究所をはじめご高齢の方の言うことに耳を傾ける気がなくなったのは、福田康夫政権下で長寿医療制度導入に際して70代が猛反発したのに対し、なんの弁護もなかったあたりからです。現役世代の負担を明示して高齢者医療制度の存続を図るという制度自体は高齢者から見ても歓迎できるものではと思いましたが、堀内光雄の論考で高齢者は信用に値せずという評価になりました。『日経』ぐらいしか報道していなかったのは寒気がしましたが、長寿医療制度ですら現役世代の負担があまりに重く、解散に追い込まれた企業の健康保険組合が少なくないことこそが現在の社会保障制度を考える際の基本にならなければ、持続可能な制度など構築できるわけもないと思います。「べき論」ではなく、事実から話をしてくれないと、聴く気がしないということに尽きます。

 それにしても、病院に2日間もいると、新聞を隅から隅まで読んでしまうのですが、なぜか日赤には『日経』と『朝日』しかなくて、ドック利用者はビジネスマンが多いのだろうかと。散々、悪口を書いている『日経』ですが、今週の月曜日の「核心」は、「電波浴」ができずに、拍子抜けしました。よく見たら、滝田洋一さんが筆者でした。韓国が米国債を保有すると逆ザヤになるというのはへえと思いました。通貨スワップの問題はかなり微妙で今の政府の方向性はやりすぎかなと思います。ただ、通貨問題だけでは中国の勢力圏に韓国が入る可能性は低いだろうと。北朝鮮が崩壊して、あえてこれまでは韓国主導で統一するという確率が非常に低い方を書いていましたが、確率がはるかに高い方を考えれば、中国の衛星国として傀儡政権ができて、なおかつ安定した場合、韓国は米韓同盟を薄めて「フィンランド化」する可能性はあるのだろうと。李明博がいろいろやりすぎて、盧武鉉程度だったら、レイムダックですからで済む話ですが、正直なところ、ネタの感覚が抜けなくて「頭大丈夫なの?」とそちらを心配していました。通貨スワップを止めるのは韓国が中国寄りになる以前に、韓国経済がいざというときにもたなくなるリスクを高め、ただでさえ不安定な朝鮮半島情勢を不安定化させない経済における歯止めを弱体化してしまうので、必ずしも日本にとって得策ではないと思います。韓国を弱めることが日本人にとって損なのか得なのかの議論がないままというのはまずいでしょう。私も感情論を書いておりましたが、そろそろ算盤をはじいた方がよいのではと思います。
posted by Hache at 18:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康な?寝言
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