2012年11月10日

有権者には優しくないアメリカ大統領選挙

 木曜日まで実質的に休みがない状態で2週間が過ぎました。もう、なんだかヨレヨレのワイシャツみたいな状態になって、水曜日には咳が出ていたので、会議でもマスクをしている有様でした。のども腫れていたので、早々に病院に行きました。「ビョーキ」は治らないので、まあせめて人様の迷惑にならないようにしようというところでしょうか。金土日と実質的に三連休ですので、とにかく睡眠不足を解消することを最優先にしています。

 まあ、火曜日ぐらいから、少し余裕が出てきて、『ぷよぷよ』を30分程度やっていたのは職場では公言できませんが。疲れているときには、連鎖が組めないことがよくわかるので、体調のバロメーターとしてみております。それにしても、『アイドルマスター』よりも『ぷよぷよ』の方にはまるとは思わなかったです。『トロピコ』も、なにをやろうとしていたのか、セーブデータを見てもわからなくことも多いので、『ぷよぷよ』のように、履歴があまり関係のないゲームの方が長続きするようになったのだなあと。「練習ステージ」を5分だけやって止めることもよくあります。5連鎖だけではなくて、ガンガン掘る練習もして、いったい何をやっているんだろうと思うこともあります。本当は、録画して見直すと、配ぷよを見ながら、改善を図れるのですが、余裕がないですね。2手までで4色が2回に1回ぐらいは来るので、5連鎖をつくれずに終わることも多く、コンピュータ側が速いペースでおじゃまぷよを送ってくると、段差の把握に苦労します。

 それはともかく、アメリカ大統領選挙ですが、日本語のサイトをほとんど見ずに、ワシントンポストやウォールストリートジャーナルなどのトップページで見ていました。日本語のメディアは割と早く当確を伝えていたようで、向こうのテレビの報道が元のようですが、速報性という点では確かにテレビなのかなと思いました。結果自体は意外感がなく、とくに感想もないので、放置しておりました。"change"をキーワードにして当選したオバマが、現状維持とも異なりますが、再選を目指すときにはどうするのかなと思いましたが、想像以上に苦戦して意地悪な目で見ていたことは率直に告白しておきます。

 下院は共和党が優勢でベイナーさんの動向を見ておくのが基本ではと思うのですが、あまり日本語では報道がないようで、「財政の崖」で騒ぐ割に詰めが甘いのではと思うのですが。オバマは富裕層への減税を止めたくて仕方がなく、ベイナーは実質的な増税には反対ときては最後は妥協するだろうと思いたいのですが、あまり見たくない光景も考えておかざるをえず、精神衛生によいものではないと思います。ブッシュ政権の"legacy"をどのように処理していくのかという点で、イラク戦争よりもはるかにやっかいな問題で、富裕層の消費が個人消費のウェートが高い現状を無視すればオバマが正しく、税の公正さを無視すれば共和党が正しいという問題でもあるので、現状では解が見当たらない感じでしょうか。

 大統領選こぼれ話というほどでもないのですが、Washington Postが2012年11月6日付で配信したJessica Goldsteinの"Which voters had the longest waits?"というブログ記事のグラフを見ると気が遠くなります。メジアンと平均値の区別をしていないようなので、若干、信頼性が欠ける気がしますが。記事を読むと、待ち時間のメジアンではなく、投票所に入って出るまでの時間の平均をとっているように読めます。気になる点が多いのですが、フロリダ、マサチューセッツ、サウスカロライナの諸州とD.C.で投票を終えるのに90分もかかるというのは苦痛と言ってよい水準だと思います。ジョージアの10分ですら長く感じます。だいたい、私の場合、投票所に入って出るまで5分程度です。まあ、大統領選挙の投票だけではないのでしょうが、それにしても長いなあと。

 でもまあブログ記事だしと読み流しておりましたが、Washington Postの2012年10月8日付の"Long voting lines suggest a need for reform"という社説を読むと、なかなか有権者に過酷なんだなあと実感します。「私に最初にコーヒーをもってきてくれた陣営を支持するよ」とツイッターに書き込んだティム・ホプキンスさんの年齢はわかりませんが、過酷な状況でもジョークを飛ばす余裕があるんだなと。しかも、「寒い。だが投票を決してあきらめない」というあたりは、オバマに一票を投じた人のようですが、なかなかヤンキー魂とも申しますか、アメリカの民主主義を支える「草の根」の質は決して低くないことを実感します。"Washington region"が都市圏を指しているのか、それ以外の慣用句なのか、ちょっとわからないというレベルなので恥じ入るしかないのですが、それでもバージニア州で投票率が70%というのは脱帽するレベルです。他方、全米では1億2000万人が票を投じたとあります。WaPoの社説は、政治参加を促すために電子投票の導入など根本的な改革が必要だと主張しています。

 この話はいったんおいて、投票率がよくわからないのですが、WaPoのデータをもとに計算すると、オバマとロムニー、独立系の候補が集めた票数が1億2123万7554、2008年の投票総数が1億3114万2144となります。ロムニーはマケインほどの表を集めることができず、ブームが去ったオバマでさえ、刺せなかったことが実感できます。2008年の投票率が57.1%ですので、これよりも低い投票率だったと推測できます。日本の衆議院議員選挙の投票率の推移が下記のPDFファイルで確認できますが、もし、アメリカ国内で大統領選挙への投票率が下がっているのなら、投票所の問題だけを取り上げるのはやや一面的な印象があります。任期が4年の大統領選挙に予備選挙から2年近くをかけるのも異常な感じがしますし、中傷合戦が続けば、うんざりするのが当然という気もします。アメリカ大統領選挙の投票率は50%を切ったこともあり(1996年)、アメリカの民主主義がこのまま衰退するという状況ではないと思いますが、極端な党派間対立が続くと、本格的な衰退を迎える可能性もあると思います。

総務省「目で見る投票率」
http://www.soumu.go.jp/main_content/000153570.pdf


 最近は努力して日本語のニュースも読んだり、見たりしておりますが、これだけ苦痛でしかない与党の無責任ぶりをみながら、現政権を生み出した2009年の総選挙で投票率が7割近いというのは、日本の民主主義が機能していると同時に、トップにしてはまずい政党を選んでしまうという多数派の皆様の感覚の悪さを象徴していてなんともはや。「大阿呆峠」なんて「寝言」を書いたおかげで、自民党支持層でも頭の固い人たちには睨まれましたが、漢字が読めない話をまず笑い話にしておかないと、自民党と「熟年離婚」したい上の世代は聴く耳をもたないので、麻生氏ご本人がうまく笑い話で「漫画読みすぎると、こうなるから固い本も読もうな」とぶら下がりで丸め込んでおいてくれたらどれほど楽だったか。麻生氏のパーソナリティは好きなのですが、安倍氏の辞任後に最後に手を上げるべき地位である幹事長職にありながら、真っ先に手を挙げて、ただでさえ、安倍氏の辞任後、情報不足でデマが流れやすい時期に最悪のことをやらかしてデマに妙な説得力を与えてから、この方はトップには向いていないんだろうなあと。

 ただ、民主党のコア層というのはどうにもならなくて、田中真紀子文部科学大臣に問責決議案を出すとか自民党も大人げないですなあとなどと平然と言うので、小泉政権下で田中氏に外務大臣をまかせてどうなったかは野田氏も御承知のはずですよねと釘を刺して、審議会で決まった事項を大臣が承認するシステムに問題があるのなら、いきなり認可しないなどと言わずに、問題提起をすれば済みますよねと念を押し、その程度の判断能力すらない首相の任命責任がはるかに重いのではないですかととどめを刺して、ようやく「おっしゃる通りですな」と苦々しそうなので、こちらは説得するのがしんどいですね。まあ、旧社会党程度の議席は民主党がもつ可能性がありそうで鬱です。
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