2007年10月22日

中日4連敗!? 上海馬券王先生の「大預言」

 「上海馬券王のページ」を読みながら、馬券を買わずに上海馬券王先生の文章を楽しむいかれた「外道」ではありますが、菊花賞の予想にはひれ伏しました。あんまりわかっていない気がしますが、三連複で買っていたら、よい小遣い稼ぎになったかも。予想に関しては、「当たらんものだ。私が保証する」などとおっしゃっていますが、素人目にはびっくりするぐらいの精度で、かんべえ師匠も「冴えている」との評。実に素晴らしいです。

 話がうってかわりますが、2004年の10月3日の先生の予測に下記の文章があります。

「管理職」としての落合の仕事振りの特徴は大体以下の2点に要約できます。

@斬新な政策
 短所である攻撃力の底上げなんてあっさり放棄して、長所である投手力をとことん活かすため普通なら守備固め専用の選手をスタメン起用。こんなチーム編成考えたのは多分この人が最初ではなかろうか。大抵は「守備には目をつぶって」って形で打力増強を図るものなんだ。この割り切り方は凄い。

A強い意志
 一度決めたら頑として変えないし、意思決定に揺らぎが無い。先発投手って世間で思われてるほど豊富じゃないのに中6日のローテーションを絶対崩さないし。負けが込んだときは変えたくなるもんなんですが、ましてや新人監督だし。


まぁ、「人を見る目がある」とか「選手にやる気を出させるのがうまい」とか探せば他にも色々あるんですが、勝つときは何やってもうまくいくもので、それって「後付」で美点化される類のものですな。でも上記2点はちょっと違う。

@はリフレ派が主張するインフレターゲットみたいなもんで、「良識ある」エコノミストじゃないやプロ野球解説者が見れば目をむく様なぶっ飛んだ政策なんだ。これまで取られてきた政策って「構造改革」と題して弱点の徹底清算を図るか、「財政出動(FA)」と題して高額年俸選手を外部調達するかあるいはそれを両方やるかのどちらかだったでしょ。それを金を使わないどころか、弱点を更に増大させるやり方でチームを浮揚させようなんてスキームはかつてありません。これは凄いことです。

Aこのスキームは理屈の上では間違ってはいないんだけど実際これをやりぬくには勇気と強い意思が必要なわけです。(それが証拠に経済政策としてのインタゲは経済学者がピーチク騒ぐだけで誰もこれを実地でやろうなんてしないじゃないですか。)で、落合は机上で終わらせることなく結局それをやり抜いちゃった。これも凄いのです。こんなことは、失敗して首になっても別にかまわないという腹の据わった人にしか出来ないわけで、球団生え抜きのサラリーマン監督には到底望めないことなのです。

よって「優勝と言う結果が伴う伴わないは別にして落合はやはり非凡な監督である」と言うのが結論としてもたらされるのであります。


思えば、落合が監督就任時の記者会見で「補強をしなくても現状戦力を10%上積みすれば優勝は十分可能」と発言した時、世間の反応は大変冷ややかなものでありました。

それも無理はありません。何せそのときは、悪魔的としか言いようの無い強さで勝ちまくる阪神タイガースの印象が超強烈だったし、巨人が相変わらず金に飽かせてとんでもない補強をしまくっていたし、来年のペナントをこの1チーム以外を軸にして語ることは考えようも無かったわけだ。そんな状況下で12球団随一の貧打ぶりを誇る中日が優勝を口にすることは、例えてみれば、サッカー日本代表がワールドカップでの優勝を、亀井静香が小泉相手に政権奪取を宣言するに等しい狂気の沙汰と言わねばならず、この時の世間の反応の冷たさは今考えてもまったく正当なものであったのです。

しかし、結果は。。。。

告白しますが、実はこのとき最も冷たい反応をしていたのが他ならぬ私でした。落合は打撃に関しては長島以上の天才であることは疑いようも無いのだが、そんな天才だからこそチームの管理監督なんかできるわけが無い。きっと自分を物差しにして凡庸な選手に無理難題吹っかけてぼろぼろにしてしまうに違いない。今年は下手すりゃ最下位もありうるのではとまで思いました。まさか、3度の三冠王を初め打撃タイトルを総なめにした一方でゴールデングローブ賞には全然縁のない現役時代を過ごした人があのようなディフェンシヴなチームを構想するとは夢想だにしませんでした。

落合様。私は懺悔します。

 この「懺悔発言」を引き出したのは、どうも他ならぬ私めだったようでして、9月26日の「どうせ中日のマジックよりはイチローのマジックのほうが世間の関心事なんだしさ」発言に2003年の10月12日の発言を示してかんべえ師匠にメールを差し上げたところ、憶測ですが、かんべえ師匠が上海馬券王先生にメールを転送して先生の「逆鱗」に触れてしまい、エコノミストや経済学者がとばっちりを食らうという事態を招いてしまったようです(ちなみに、いわゆる「リフレ政策」と通常の「インフレ目標」とは区別しておくべきだと考えます。後者は、主として"time consistency"の点でミクロ的基礎が少なくとも理論的には確立しております)。あらためて、上海馬券王先生の偉大さに触れ、天に唾する行為をしでかしたことを恥じるばかりです。

 しかるに、2007年10月21日の文中、「うん、確かに、私も2週間前までは仮に日本シリーズに出られても、日ハム相手じゃ辛いなとは思っていたのです。でもねえ、考えて見れば去年ひどい目にあわされた小笠原や岡崎、新庄が今年はいないわけ。かかる日ハムに如何ほどの戦力が残されていようとも、それは既に形骸である。敢えて言おう、カスであると!!」を拝読いたしますと、非常に危険な香りがいたします。日ハムファンを敵に回すとか、そのような低次元の話ではなく、強調部分が極めて危険なのです。

 2003年9月21日では、長編を除くと、最も楽しい「上海馬券王の人生相談」が掲載されています。このコーナーは本当に楽しいのですが、文中、「私は今、次の言葉を必死に押さえているのです。『敢えて言おう。カスであると!』(C)ぎれん・ざび」という文章が出てきて、ローズSでは「カス」の可能性があると指摘されたアドマイヤグルーヴが1着という結果になっております。もう、お読みの方はお分かりかと存じますが、上海馬券王先生に「カス」の可能性を指摘されただけで奮起してしまう結果ですので、今回の留保なしの「カス」認定は、日ハムの連覇をほぼ保証したとも言えるわけでして、イクスクラメーションマークがダブルになっているのを拝見いたしますると、どうやら日ハムがドラゴンズを4タテにする可能性が極めて高くなったのではないかと危惧いたします。上海馬券王先生の鋭い勘は、敢えてあてようという「我欲」を捨てたときに、最も優れたはたらきをされるのではとひそかに感じております。

 しかしながら、元ファンとはいえ、このような、負け犬根性丸出しのヘタレな記事を書くなとの叱咤と受け止め、元ファンといえども、先生の「立てよ、国民!ジーク・ジオン!」の檄に感涙し、ファン復帰を果たして、落合中日をささやかながら応援してゆく所存です。それにしても、小学生時代に浜松時代にガンダムの初回から3回ぐらいまで見て、『宇宙戦艦ヤマト』を超えるものではないと判断し、『トムとジェリー』に流れるという安逸な生活を送っていたことが悔やまれます。ガンダムネタはからっきしなのであります。

 収拾がつかなくなりましたので、〆はこれですな。

 燃えよドラゴンズ!

 4タテを食らっても、日ハム相手なら許す(やっぱり弱気)。


 蛇足ですが、「俺に、野球を!俺に野球を語らせろおおおお!」とのお叫びもあり、「上海馬券王のページ 上海馬券王がJRAのレースに寄せる『情熱と冷静の言葉』」に加えて『溜池通信』内に「上海馬券王が日本プロ野球に寄せる『情熱と冷静の言葉』」を併設していただけないかと。無理でしたら、「時の最果て」でって下心ミエミエですな。既に拝見している地道なデータの分析、表現力などを考えますると、『純正野球ファンのメモ』と匹敵するページができるのではとかんべえ師匠に嘆願しておきましょう。

posted by Hache at 03:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ふまじめな寝言
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