2013年03月18日

とりあえず一段落

 3月14日木曜日に転居いたしました。昨年の5月に転居した後、短くても5年ぐらいは住むつもりでしたので、家具をしこたま買ったのですが、おかげで、前回の引越しとは比較にならない運搬量になりました。書きたいことがいろいろあるのですが、引越し当日だけに話を絞ります。

 今回、依頼した先はアート引越しセンターです。25%オフのキャンペーンがあったので、一度は利用してみようという程度の理由です。見積もりの段階では作業員は4名、総予算は11万円弱でした。見積もりでは、割引の適用がない場合が15万円強、割引を適用して11万円弱でした。ええ、「時の最果て」でも「寝言」というより、かなりの問題発言ですが、書類に、作業員向けのコメントが書いてあって、「基本作業の徹底を!」と書くつもりで、「徹」の字が手偏になっていたので、これがFランク大学の実力だと実感しました。あまり偏差値の良し悪しは関係ないと思っておりましたが、やはり手で書いた文書で誤字脱字というのは不安を掻き立てます。今のところ、私は字を誤って書いたことはないと思うのですが(このブログは誤字脱字だらけですが、デフォルトなのでご安心をry)、パソコンの利用頻度と手で字を書く機会は、やはりトレードオフの関係にあるようなので、英語以前に日本語をやらないとまずいなと感じております。

 午後2時から作業を開始したのですが、この段階では2名でした。ただ、とても手際がよくて、午前開始の作業をしていた3名のグループと合流する頃にはほぼダンボールの詰込みが終わっていました。この段階ではリーダーの人が礼儀正しいぐらいの印象しかありませんでした。

 なにしろ、エレベータのない4階からのダンボール箱だけで70個近くを下すという過酷な作業です。2月末には玄関の外側に本が入った段ボール箱を並べていましたが、体感的には30分程度で段ボール箱がなくなりました。私自身も、部屋の内部にある段ボール箱を玄関にもってきたりなど多少のアシストはしました。2人にしてはペースが速かったのですが、アートの本気が始まったのは、ここからでした。

 まず、机の分解です。机とイス、本棚は通常の家具屋では手に入らない、業務用を使っています。厄介なのが机でして、160cmの基本の机にL字型になるようにサブの机を連結しています。さらに、デスクパネルを机の前面につけています。もちろん、他人の机と並べているわけではないのでパネル自体は画鋲等でメモを貼り付けるためのボード代わりです。これは、部屋に搬入する際に、コクヨの配達員が1時間近くセッティングに要したという面倒な品物ですが、若いリーダーが簡単に分解してしまったので舌を巻きました。「分解するのは簡単ですよ」と言っていましたが、そういう問題かいな、すげえなと思いながら、次はワードロープ。

 これは完全に私のミスなのですが、前々日から前日にスーツを始め、すべての衣類を段ボールに詰めてしまいました。アートの人が中が空っぽなのを見て、「衣類をたたまず傷めずに運ぶ箱を準備しておりましたが」と怪訝そうにしていました。安い業者しか利用したことがなかったので、貧乏くさい考えでした。「営業の者が説明しなかったせいですね。では、解体して運びます」と言うので、これはさすがに感心しました。引越しマニアでもなければ、引越しオタクでもないのですが、引越し業者の作業員と言えば、横柄、乱暴、力任せの脳筋というのが勝手な私の妄想ですが、この一言は、言いなれているのかもしれませんが、完全にアドリブで、顧客である私のミスを自社の責任にするとっさの気遣いと判断力に脱帽しました(正確には社内に持ち帰ることにしてなにも言わなければいいわけです)。リーダー方の年齢を、顔の表情にどこかあどけなさが残っていたので20代と勝手に想像しましたが、よい人材が育っているなあと感心しました。

 さて、ワードロープはミスとはいえ、服を梱包したおかげで、内側の下に20cm四方程度のカビを発見しておりました。実は、カジュアルなシャツの袖がカビまみれにいて泣きたい気分でしたが、これを破棄するのは忍びないぐらい気に入っていたシャツなので速攻で洗濯をして、乾いたら、即クリニーング屋で事情を話してカビの徹底除去をお願いしました。ワードロープの内側の壁自体は、カビキラーではなく、アルコール消毒をしながら、1時間近くかけてとりました。一回拭いただけではだめなので(カビ自体は1回で落ちるのですが)、何回も乾くのを待って、拭きました。ただし、カビの胞子そのものを除去することは無理なので、困ったなあと。

 ワードロープの解体をするために、移動したら、リーダーが声を上げていました。来てくださいというので、見ると、背面のほぼ同じ位置にカビが生えています。用語は忘れましたが、普通の木の板ではなく、合板の少し落ちるもののようです。金額のことは引越し費用以外はあまり書きたくないのですが、これは6万ぐらいしたので60ぐらいまでは使えるかなと思ったのですが、安物でした。たぶん、2度とこれを購入した店の製品は購入しないでしょう。ただ、この冬は湿度・気温ともに異常で、おそらく浴室の壁面とトイレの底面がカビまみれになったときに、やられてしまったのでしょう。しかし、過酷な気象条件が続いているとはいえ、カビが生えるタンスを売る家具屋とは取引するのは生理的に無理です。

 代わりを見つけたら、廃棄するしかないかという気分になったところで、リーダーがカーボンシートを使いませんかと言われたので、話を聞いてみました。胞子が入り込んでいるので、放置すれば、再発は必至です。お客様の方で除湿剤を遣って頂くと同時に、カーボンシートを使えば、かなりの確率で再発防止ができますと。畳の下に置くのが本来の使用方法のようで、3畳用が10,500円、6畳用は19,500円と引越しの最中には即決を躊躇う金額ではあったので、向こうに到着するまでに考えておいて下さい。ただ、ワードロープだけで2畳分は必要なので、そこはご理解くださいと言われました。

 7月から10月の期間に仕事から帰ってきて40度を超える気温を体験したことが転居の最大の理由だったのですが、実は冬も寒いです。日当たり自体はよいのですが、日が落ちると、今年のように寒気が強いと、すぐに冷えます。実は、寒さに弱いので1回しか試していないのですが、昼に暖房を入れずに15度まで温まった部屋が、9時頃には5度まで下がっていました。寒暖の差が激しい部屋の上に、結露がひどくて驚きでした。したがって、家具は自主防衛をしておかなければならなかったのですが、残念ながら事が起きてから対処する形になりました。値は張りますが、6畳分で買おうと、タクシーの中で肚を決めました。もう一つは、冷蔵庫の下にコルクマットを敷いていましたが、全く効果がなく、CFに食い込んでいました。アートのリーダーが言うには、厚いマットは要注意とのことで、こちらもアートさんの5安心マット(ネーミングに若干、疑問は感じて買うのを躊躇わせる効果があるのですが)を買いました。

 人を見て物を買うというのは危ういところもあります。話がうまいだけの人もいますし、そうではないのに善人の演技が板についている人もいるのでしょう。実は、今回の引越しで20万近くがとびましたが、リーダー役のNさんとエアコン工事のKさんを信頼して買いました。この判断は間違っているかもしれません。このように書くと誤解を招くと思うのですが、この二人を疑っているわけではなく、相手を信頼できると思うというある種の「信念」自体が確率的なもので、純粋に信頼してしまうと、思った通りの結果が出なかったときに、人間は過度に信頼しなくなるというブレをもっているという仮説を立てています。だいたい、「疑心暗鬼」、「信頼と不信が半々」、「信頼」という主観的な確率で人は動いるのだろうと。これをなんとか形式化したいのですが、難しいです。本題から話がそれるので、このあたりにしますが、「信念」のブレこそが市場を不安定にもするのですが、歴史的に見て、市場という非人格的な機構と「信念」のブレを無意識に反映する市場外の制度が育つことが、市場経済がある地域で支配的になるために不可欠の前提の一つではないかという「寝言」を本業でなんとかつぶやきたいなあと。引越しもその環境をプライベートで確保する一手段でしかありません。

 午後2時から作業を始めて、4時前でした。荷物を降ろす作業中に、最初の2人のメンバーにさらに3人が加わったのでびっくりしました。午前の作業が長引いたらしく、予定よりも遅れて参入しました。まだ昼ご飯を食べていないのでというので、さすがにびっくりして、ゆっくり食べて下さいと言うと、リーダーが嬉しそうにしていました。その気はないのですが、若くてきびきびしている男子を見ていると、女子以上に気を遣ってしまいます。さすがに4階から階段で290リットルの冷蔵庫を降ろしたりとか、無茶をお願いしていますので、次はエレベータがありますねとホッとした顔をしていたので、無理しないでねと言うところです。あとでお昼はどうしたのと尋ねたら、コンビニのおにぎりだったので、準備してあげればよかったと思いました。

 管理棟で駐車場に進入できるコインをもらって作業再開です。この段階で4時半でした。エレベータがあるおかげで5階とはいえ、スムーズに上げる作業は進みました。ここでエアコン工事が入って、また信頼できそうな人だなあと。アートの関連会社の方でした。実は、引越し前日に、別の方が取り外しだけをしたのですが、そのときもいい感じでした。追加料金で1万5千円ほどかかりましたが、この物件の断熱はそうとうしっかりしてますよと言わました。大半は、パイプを外に出すための費用でしたが、後で見ると、エアコンの取り付け先は50cmほど出っ張っていたので、URもやりすぎではと苦笑しました。

 もう書くこともあまりないのですが、洋室8畳の物入れにひび割れがあるのが気になったようです。ここも、湿気が溜まりやすいと思いますとのことでしたので、ワードロープと机を置いている遮音性のカーペットの下、物入内部とお任せでカーボンシートを敷いてもらいました。最後に特筆すべきは、机の組み立てでして、作業後、いやらしいぐらい傷がないか点検したのですが、事前に気がついた傷以外はまったくなくてさすがです。もっと驚いたのは、既に書いているのでくどくて申し訳ないのですが、分解した状態はコクヨの人がもってきたときとまったく同じ状態で、コクヨの作業員は組み立てから完成まで1時間近くかかって見ている方もぐったりしました。電動ドライバーも使って、この時間です。実は、本棚の連結も電動ドライバーでやっていたのですが、こちらは私が手動のドライバーで簡単に処理できました。しかし、机はどこから手をつけたらいいのかわからないほど複雑です。ちなみに、組み立てのマニュアル自体がなく、アートさんにお任せです。

 正確に時間を計ったわけではないのですが、たぶん10分もかかっていないと思います。子どものときに母上がお昼ご飯を手抜きをするときにはいつも「きつねどん兵衛」を食べるという「虐待」を受けましたが、机の組み立て時間は麺が伸びない長さじゃないですかね。よい意味で唖然としました。芸術品の輸送から噂では盗まれて困るものの輸送ではアートさんが最もよく利用されるという話を、どこかで聞いたのか、読んだのかは忘れましたが、耳にしたことがあります。それとは桁違いの安物とはいえ、製造元の関連会社の人がマニュアルを見ながら、組み立てに四苦八苦するとは対照的に、毎日、組み立てているかのように簡単に作業が終わってしまいました。後日、不動産屋で聞いたのですが、アートは引越し業者の中では格が違うらしく、言葉遣いから教育がすごいですよと。しかし、それは表面的なことであって、すべてと言ってよいと思いますが、すべての作業が顧客視点で常になされているところと、どんな作業でも確実にソリューションを見出すノウハウの蓄積が、一般人の引越しでも行われているのが驚きでした。正直なところ、懐は痛いのですが、金額よりも満足の方が大きいです。3月と5月という相違も大きいのですが、日曜日で食器の片づけまで終わって、新生活の準備が短期間で終わったのはアート引越しセンターのおかげでしょう。次の引越しはせめて5年後ぐらいにしたいのですが、このレベルのサービスが受けられるのなら、他に選択肢はないと思いました。

 アートの手先みたいな「寝言」になりましたが、よいスタートを切れたので、けなすべき点がないのが実情です。すみません。たまには褒めることもありますよ。最近、「毒いなあ」、「うわ猛毒」とか言われたのを気にしたわけではありませんよ?それにしても、1LDKという間取りは楽です。広いので掃除は楽ではないのですが、ボーっと時間を過ごしていると、やはり広い部屋というのは落ち着きます。


 2011年に禁煙を始めてから、禁煙が定着するまで止めていた作業があります。タバコを吸うきっかけとなった作業なので、要注意ではありましたが、昨年5月に引越しを終えた時点で再開する予定でした。しかるに、7月から10月の暑さは猛烈で、ストレスが溜まりました。ここが今となっては不思議なのですが、ストレスを感じていながら、タバコが吸いたいと思ったことがありません。新居?の周辺でも歩きタバコ(ここでも高齢者の歩きタバコが異常に多い)を見かけるのでがっかりしますが、煙と臭いでうんざりします。タバコを吸わない代わりに、体重が10月から12月にかけて15kgほど増えました。命の危険を感じたので、暑さから逃げ、近くに散歩できる空間があるという条件で今回の物件に決めました。家賃は、首都圏ではないので10万を超える物件はさすがに少ないですし、あっても私自身が苦手な緑が少ない場所だったりするので、40代の地方都市在住者で家族持ちの平均よりやや高めぐらいでしょうか。「寝言」らしく、あらぬ方向へ行っていますが、いよいよ禁煙の最終段階です。大袈裟な感じがしますが、この作業を3月末までに完了できれば、はじめて禁煙成功といってよいと思います。

 あとは、マスメディアとは無関係の生活に入りました。新聞はもちろんですが、テレビも廃棄して、部屋が広いのですが邪魔くさいので新しいテレビを買うのは止しました。NHKに解約手続きのために連絡したのですが、30分以上つながらない挙句に(午後6時で受け付け終了なので午後5時30分ぐらいに電話をすると以上につながらないことがあるようです)、明日下取りに出しますと言ったら、今、テレビはどちらにありますかと5回も尋ねられて、そのたびに部屋にありますと答えると、それでは解約は致しかねます(「でも明日下取りに出すのですが」で振り出しに戻る)と繰り返すので、生まれて初めてですが、電話で女性相手に怒鳴り散らしました。まず、前回引越しのときに引越し中で汚れているとはいえ、土足で上がりこんで新住所を書けといい、明日下取りに出すというのに、解約手続きではなく、到着するまでに1週間近くかかるという解約に必要な書類も遅れないとは何様ですかと。そうやって受信料収入にあぐらをかいていればいい。どうせNHKは潰れないだろうと。しかし、相応の報いを受けるがいいとまで言ったら、お客様目線が不足していて申し訳ありませんでしたとその場をつくろう姿勢がありありだったので、「公租公課で甘やかされている組織にお客様目線なんて無理に決まっているじゃあありませんか」と言いたい放題になりました。一言でいえば、放送法によって、NHKの衛星契約を切るために、CATVの契約を廃止し、地上契約を切るために受信設備を廃棄するしかない現状は、(NHKの番組を見ないという消費者の選択の自由を大幅に侵害しているとすら思います。民放や新聞は問題も多いですが、見ない、読まないという選択も保障されているので、さすがに誤報はまずいと思いますが、電波を垂れ流すのは消費者サイドとしては無問題です(とはいうものの、真に受けるバカをどうするかという問題があって、こういう層は税金の払いが少なく公共サービスの利用額は大きいので頭痛がしますが)。そんなわけで、『日経』で新聞とさらば、NHKのおかげでテレビともさらばです。

 PCをネットにつなげる環境ではなかったので、英字紙もほとんど読めていないですし、仕事が本格的にできる環境が整ってきたので、「なまもの」は浮世からボケないために、適当に気が向いたらメモをするという感じでしょうか。1週間ぶりですが、Google Readerにアクセスしたら、サービス終了のお知らせが出ていて、これも時代ですかね。やはりリーダーはツイッターにはない利便性がありますので、どこかに環境を移転しようと考えています。こちらがネットも見ていない状態のときでも、この読者ガン無視のサイトにお越し頂いている方がいらっしゃるようで、これは嫌味ではなく、文字通り受け取って頂きたいのですが、感謝するばかりです。
posted by Hache at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 幸せな?寝言
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