2007年11月15日

制度改革と「保守的な」私

 私は、断じてよき「組織人」ではないのですが、歳をくってきたのか、「組織人」として振舞ってねというプレッシャーがかかってきて、正直なところ、どう逃げの手を打つのかでない頭をしぼっています。会議が増えてきて、疲れがたまっておりますが、組織全体のことを考える場で、周囲を見ながら、自分のタイプを考えてしまうあたりは、いかれた「外道」というところでしょうか。あまりブログで自分の職場のことを書くこと自体、含羞もあるのですが、それ以上に自分が、政治ポジションとは無関係に「保守的」であることに気がつきます。

 制度を見直す際に、いろいろと個性がでて、会議自体をサボっているわけではないのですが、なんとなく発言する方の個性を見てしまう。私と対照的なタイプは、明確な理念と将来のビジョンをもち、制度改革に情熱を燃やす方です。実は、20代半ばぐらいまで自分ではそういうタイプだと思っておりましたが、40まで700日+αになってから漸く、そのような資質がないことに気がつく。とくに、理念で引っ張ってゆくリーダータイプではない、俗人だなあと実感します。理念やビジョンをもたず、現状を用心深く見渡して、動かしてはまずい制度を見極めることに専念するタイプかなと。頭の中で逆の作業をすることもあります。ある制度を変えると、どこで支障が出てまずいのかとか、私も含めて実際に作業を行うサイドでコンセンサスができるのかどうかとか、オヤジ臭いことばかり考えてしまいます。このあたりは、上層部でチェックが入るから大丈夫だろうとは見ているのですが、制度改革を考える場で、ついつい逆のことばかり考えてしまいます。簡単に言えば、変えない方がよい制度を見極めることと余計な仕事を増やさないための方策(正直なところ、自分も「被害」を受けますからね)に足りない頭の9割方が集中してしまいます。

 「革命」よりも漸進的な「改革」、「改革」よりも「改善」、「改善」よりも「現状維持」を好むタイプなんだなと。もちろん、現状維持だけでは現状も維持できないことはわかるのですが、改革とともに余計な仕事が増えるという感覚も強く、経験が浅いせいか、制度変更による費用対効果の分析がパッとできないというだけのことかもしれません。ただ、周囲があれこれ騒いでいるときに、私一人はボーと「寝ている」状態のうちに、落ち着く先が見えてきて、このあたりでしょというのを考えるタイプなのかなと。ただ、このやり方では変化に追いつけない可能性が高いわけでして、欠点も多いなあと思います。

 「お仕事」を遊びにしてはいけないのですが、考える対象自体は変化しないのに、考えてゆくうちに変えてないほうがよいと考えていた要因そのものは変わってゆく思考のプロセスを楽しんでしまいます。変えてもよいかなという要因が見えたと思ったはなから、ダメだということがわかる。気がつくと、普通に考えればわかることだったりします。なんと私の思考の迂遠なことよと嘆きつつも、そのような思考のプロセス自体を省みるのが楽しい。考えるばかりでことをなす人間ではないことを自覚しますね。しみじみ、よき組織人にはなれそうにないことを痛感する日々が続きます。
posted by Hache at 01:33| Comment(0) | TrackBack(0) | まじめな?寝言
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