萩原雪歩(ランキング1位)対菊地真(同2位)の対戦になったのは、ごく自然な感じです。勝敗の結果については、どちらが勝っても、違和感はない感じでしょうか。強いて言えば、確実に長めの連鎖を組める真がやはりやや有利かなと。5本先取でそれほどの差があるのかはわからないのですが。とにかく、パラマス戦に入る前のランキング戦での対戦は、結果だけでぷよ譜がなかったので、待望の対戦が実現した感じです。
途中で違和感を覚えたのですが、それはまた後で。とりあえず、対戦結果だけを並べてみます。
第1戦 ●雪歩(ヘルファイアA?) ○真(カウンター?)
第2戦 ●雪歩(ヘルファイアA) ○真(カウンター)
→第2戦から動画開始。先に撃った方が負けという膠着状態の描写。発火色をすんなりツモったことに不安を覚える真の描写が妙に生々しい。
第3戦 ○雪歩(ヘルファイアA) ●真(カウンター)
→雪歩がごみ消しで発生したおじゃまぷよが真の3列目に落下したのを確認して、発火。真もおじゃまを消しつつ、応戦するもカウンターの形が悪く、雪歩の勝負勘のよさが光る。また、膠着状態では雪歩の凝視能力が段差把握が完璧にできるレベルにあることを示した一戦。
第4戦 ○雪歩(クアドラプル) ●真(カウンター)
→雪歩がヘルファイヤーAを完成後、紫2連×2を活用して、クアドラプル(2連鎖4色同時消し)を完成させて、発火。文字通り、カウンターを圧殺した。
第5戦 ○雪歩(クアドラプル) ●真(カウンター)
→またも、雪歩が発火色(黄)と同時消しに必要な赤の組み合わせをツモったため、2連3色消し(ただし、赤は離れているので、連結ボーナスなし)が決まる。ヘルファイヤーAよりも、消した数は多いが、連結ボーナスがない状態なので、おじゃまぷよが多い気もするが、たぶん、気のせいだろう。
第6戦 ●雪歩(ヘルファイアA) ○真(カウンター→5連鎖)
→今度は、真の好判断で、カウンターから5連鎖を先に発火。遅れて雪歩も発火し、真の側に先に先におじゃまぷよが降る。連鎖モーションの長さの差が、高レベルになるほど、重要になることをあらためて印象付けた一戦。もっとも、雪歩の側に致死量を降らせても、回しで負けるという弱点があることを示した面も大きい。
第7戦 ●雪歩(ヘルファイアA:未完成) ○真(カウンター→5連鎖)
→ここでは雪歩がヘルファイヤーを完成することができないまま、真が5連鎖を発火。ヘルファイヤーの不安定さがよく出ている。ただ、このスピードで5連鎖が組めるとなると、あえてカウンター&5連鎖にこだわる必要があるのかという気もしてくる。真の連鎖に関するセンスが抜群であることをよく示したぷよ譜。
第8戦 ○雪歩(ヘルファイアB) ●真(5連鎖:未完成)
→第7戦の後、雪歩がヘルファイヤーを伸ばす方法を伸ばす方法に悩んでいると見た春香がアドバイス。すぐにできるであろう、3連鎖トリプルへの簡単な連鎖の発展法を雪歩に教える。もっとも、これを雪歩が直後にやっていたら、そのような組み方ができる配ぷよを経験せずに組める、異常な能力の持ち主になったところ。ところが、雪歩はヘルファイヤーBを選択。致死連鎖勝負になると読んだ真の読みの裏をかいた。
第9戦 ●雪歩(ヘルファイアB) ○真(カウンター(4連鎖))
→この一戦は動画を見るしかない。雪歩対真戦の真骨頂。
こうやって、それぞれの対戦を戦型も含めて、書き並べると、あらためて違和感の元がわかります。何かと言えば、雪歩対真で何を見たかったかと言えば、堀り合戦だったのですが、なかなか乱戦模様にならず、当初は膠着状態になるほど、両者が致死連鎖を意識していたのが、あらためてわかります。なので、私のような素人レベルが見たいと思う、高いレベルの乱戦が後回しになっていたので、すごく焦らされた感じがしました。あ、別に悪い意味はないですよ。
ぷよ譜の完成度の高さもすごいんじゃないかと思うのですが、全体の構成がすごいなあと。要は、ヘルBの潰しから堀り合いになるという乱戦は、むしろ両者の実力とぷよぷよへの愛着をよく示すので、動画の最後になっているあたりがさすがと脱帽します。ヘルBでの乱戦から、致死連鎖勝負へ移行するのではなく、既にその経路を、とくに、雪歩がたどっているので、致死連鎖を意識したヘルA対カウンターから膠着させ、クアドラプルを打たせた上で、自分の原点に戻っていくという流れが『ぷよm@s』part33を支える、骨格になっているんじゃないかなという「寝言」です。真と雪歩の掛け合いも最高ですね。真が18分20秒あたりで、「あの、いままでの攻防は全然楽しくなかったんですか」と引き気味になっているあたりが、前半では「キチクマコト」の名をほしいままにした女子の発言ですかという感じで、なかなかかわいいです。雪歩が素に戻っていくプロセスに、真が寄り添っているようで、何度見ても飽きない動画です。
これは下衆の勘繰りですが、最終盤で小鳥さんが美希がいないのはという趣旨の発言をするあたり、このまま、真が小鳥さんに挑戦させることへのためらいを消す狙いなのかなあと。挑戦者決定戦は全員、出演の機会がありましたが、この直前での千早と真美のカットは気の毒な感じ。まあ、でも、全員を出演させるとすると、この二人は居場所がほとんどないので、やむをえないのかなって。出演しない方がやはり扱いとしてはひどいとなりかねないので、難しいなあと思ったりします。
part33を見る前に、PSPで『ときめきメモリアル対戦ぱずるだま』をダウンロードできることを知って、やってみました。「告白モード」で伊集院に勝てなくて、投げつつあります。それでも、20代の時にやったときよりは、連鎖も見えるので、最近は錆びついていますが、一時期、寝食を忘れて没頭してサタン様を倒したのは無駄ではなかったんだろうなあと。
以下、『ぷよm@s』から完全に話が逸れますが、連休中は体調が最悪で、とにかく眠かったです。合間を縫って『風の谷のナウシカ』の漫画版を読んでいましたが、ああ、こんな物語を描けるんだと、宮崎駿氏を過小評価していたなあと。すっきりしない終わり方でまとめられるというのは中々、勇気がいるわけで、映画では、截然としていたのが、段々、善と悪、生と虚無があざなえる縄のように結びついてくるのは、読み応えがありました(冷戦で東側陣営が総崩れになったことも大きいのでしょうが)。
まどマギがよかったのは、素朴な意味で悪意を持っている少女がいないのに、破滅に至るというあたりでした。劇場版のパンフをアマゾンで取り寄せましたが、テレビアニメに見た、基本が実は思ったほど崩れていないのではないかと思いました。連休中に見に行く機会を逃しましたが、もう一度は見ておきたいです。
話を戻すと、『ぷよm@s』の基本は、厨二ノベマスでありまして、3回ぐらいpart33を見直した後で、久しぶりに弓削Pの『アイドルたちのジャンケン大会』を見てしまいました。両者をこよなく愛するという点で、今年で45になろうというのに、しみじみ厨二病を患ってしまったなあと苦笑するばかりです。あくまで、出鱈目な話ですが、part33はぷよ譜で厨二病を引き付ける魅力に満ちた、しかし、part12あたりではなかった、かなりぷよぷよ味が濃厚な厨二ノベマスで、とても満足しました。
なにより、夢がある。
(追記)これは余計な記録です。ニコレポは1週間で消えてしまうので、今のうちに、転記しておきます。ここから逆算すると、最初に見たのが、1月12日の深夜ですね。
2014年01月12日 16:38 介党鱈さんが動画を投稿しました。
2014年01月12日 18:04 介党鱈さんの動画が2,525 再生を達成しました。
2014年01月12日 23:05 介党鱈さんの動画が10,000 再生を達成しました。
初めて見てから、あえて他の方の感想を見ずに、一気にメモしました。というのは、なんとなくですが、他の人の意見を見てしまうと、書く気が起きなくなるかなと思ったからです。おかげで、投稿後、細かいところとはいえ、かなりの箇所を修正しました。書いてから1日も経つと、他の方はどう感じたんだろうと思いましたが、基本的な感覚は同じだなあと安心しました。とにかく、見ていて楽しいです。