2010年01月29日

話が長いですねえ……

 オバマ大統領の一般教書演説が69分44秒とずいぶん長いなあと。テキストも読みましたが、ありゃまあ、ウォール街に喧嘩を売る気満々だったのねえと。予測通りというより、さすがにマサチューセッツで負けた翌日に規制の提案がでてくるとは思えず、日程的には一般教書演説の布石かなという程度の話ですが、どうなんでしょうね。まあ、金融機関に対する反発が強いこと自体は理解できますが、大統領がそれを煽りますかね。雇用は中国頼み、日本はともかく、他の同盟国にはドイツ以外は言及なしとアフガニスタンではアメリカだけが頑張っているかのようなご様子。たいした中身がないのなら、日本を除く同盟国に感謝してもよかろうと思いますが。それにしても、ムダに長くて、ワードにコピペして普通の文書のように行間を詰めても、A4(40字×36行)で15頁でこの内容だったら、プリントアウトするほどでもないかという感じでしょうか。

 さらにひいたのは、夕刊で日本の施政方針演説全文が載っていましたが、バカみたいに長い。衆議院のネット中継サイトで見たら、なんと56分もパッと見た瞬間に見る気がなくなるような話を聴かされるのかと。おしゃべりをしている暇があったら、借金を減らしたらいかがでしょうと思いますが。国会答弁では「自民党が」を連発しているようですが、この勢いでゆけば、来年度あたりでいよいよ長期金利の上昇を見ることができそうですなあ。

 「君みたいになにも考えずに政権交代だけで民主党に入れる奴が」と年配の方に話しかけられて、「ハァ?」となりました。幸い、機嫌が悪いわけではなく、いろいろドキュメントを印刷している最中だったので、適当に流して聴いておりました。なにをそんなに印刷するのかと尋ねるので、ディスプレイを見せたら、こんなものを読んでいるのかと不思議そうでした。まあ、金融規制の強化自体には反対ではないのですが、当局が金融機関の活動や資産を完全に把握できるわけもなく、機能しそうにない話がでてきてげんなりです。一方で自己資本の増強を求めて、他方で儲けるなというわけですから、株価が下がるのも当然かと。表面的には一般教書演説で超党派の雰囲気をつくりましたが、いよいよ金融規制だけではなく、金融政策にも議会が口を出してきそうで、いやですなあ。

 げんなりするので、勝ち戦の話でも読んだ方が精神衛生によかろうと『戦略の本質』を読んで、気を紛らわすだけです。日露戦争でもよいのですが、やっぱりバトル・オブ・ブリテンがいいですなあ。戦史上はスターリングラードの戦いの方が意義が大きいのでしょうが、ナチスが最強だった時期に島国を守り抜いたチャーチルは、イギリス贔屓ということも大きいのでしょうが、やはりよいなあと。話が長いというのは(「寝言」と同列に扱うのはさすがに遠慮がありますが)、たいてい碌でもないということに気がついたので、簡潔な描写とアナリシスがよいだなあと。それにしても現実には民主主義諸国では「逆転のリーダーシップ」が発揮されることはなさそうで、あまり考えない方が精神衛生によさそうです。すみません、単なる愚痴になってしまいました。
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2010年01月25日

民主主義諸国におけるリーダーシップの麻痺

 管理画面で記事一覧を見ると、「寝言」の割にずいぶんと壮大なタイトルをつけているなあと。だからこそ「寝言」にしかならないのかもしれませんが。メディアの遠回しの表現というのも大したもので、宇宙人との説明では説得力に欠くとか、言葉が軽いとか、定型的ではありますが、ボキャブラリーが乏しい私には参考になりますな。リアルですと、政権発足当初から鳩山政権について尋ねられると、「アホ、バカ、死ね」(発言なので伏字にできませんし、録画しているわけではないので音を隠すわけにもゆきません)という三語に要約できるので、観察の対象にもなっていません。まだ、低能とはいえ、麻生政権の方がネタにするぐらいの、末路特有の華やかさがありました。ただ、政権交代にもかかわらず、政治的リーダーシップの欠如という根本的な問題は解決していないように映ります。

 他方、日本よりも早く政権交代を実現したアメリカのオバマ政権も苦悩の最中のようです。最近では金融改革に関するオバマの演説に端を発する金融制度改革、あるいは金融規制強化が『日経』では連日、とりあげられていますが、単なるポピュリズムとしては片付けられないのでしょう。確かに、マサチューセッツ・ショックがあり、New York Timesは、オバマ大統領が民主党に対するリーダーシップの強化を図っていると報道しています(参照)。以前、「"Yes We Can"は変わらないことを演出できるのか?」という「寝言」を書きましたが、オバマに対する期待値が高い上に、経済状況は最悪という下では、成果を急ぐのが一番、危険だろうと。大統領選挙中、オバマ対マケインの討論の第1回を見て驚きました。ブッシュ前大統領は不評のなかでも、内心は穏やかではなかったのでしょうが、やはり米大統領にふさわしい忍耐強さを発揮したと感じておりました。討論を見た印象は、オバマはせっかちだなあと。もっと、ちゃんとした観察をされている方、それを読まれている方にはあまりにナイーブな感覚でしょうが、オバマは、アメリカ人、あるいは政治に限らないリーダーにある美点でもありますが、せっかちで、ちょっと危なっかしいというのが率直な印象でした。マケインの意地の悪い煽りにつられてしまうあたりはちょっと嫌だなと。話が完全に本題からそれていますが、どうも今回の金融規制の強化は、演説を読んでもロジックが整理できているという印象がなく、とにかく成果を出さなくてはという焦りを感じます。あくまで、「感じ」であり、したがって「寝言」でしかないのですが。

 先ほどのNew York TimesのJeffF Zeleny and Peter Bakerによる
"Obama Moves to Centralize Control Over Party Strategy" を読んで、記事の本旨とは関係がないのですが、ははんと思ったのが、今週の水曜日に一般教書演説(State of the Union address)が予定されているということでした。アメリカの日付で1月21日に"Remarks by the President on Financial Reform"が公表されたタイミングが気になっていました。内容がもちろん問題なのですが、やはり唐突な印象がありましたが、こちらは焦りというよりは、一般教書演説に向けてオバマが準備をしているのだろうと。公表された側としては唐突な印象ですが、オバマ大統領からすれば、多少はサプライズを起こそうという色気があったのかもしませんが、案外、予定通りの行動だったのかもしれません。

 ただ、演説の内容たるや、やはり首をかしげてしまいます。規制の眼目は、(1)"private equity funds"やヘッジファンドへの商業銀行の出資を禁止すること、(2)金融機関の合併などによる集中を抑止することです。確かにヘッジファンドなどへの出資ではレバレッジがあまりに高くて、信用収縮期には"deleveraging"をもたらしました。ちゃんとしたデータをもとにしていませんが、ヘッジファンドなど多くのファンドは解散に追い込まれました。次の「バブル」が発生する前に予防措置として最も強力な手段を選ぼうということなのでしょうが、はたしてバブルを防ぐことが現状の金融において課題なのかどうか。レバレッジを規制することが目的ならば、他に手段はなかったのか。演説では"Economic Recovery Advisory Board"のメンバーとしてポール・ボルカーの名前が入っており、オバマ自身はファンドへの出資規制を"Volcker Rule"と呼んでいますが、実質的に投資銀行が消滅した現在では、再び銀証分離を定めたグラス=スティーガル法を復活させた上で、商業銀行には厳しい規制をかけようという意図が現実と一致しているのだろうかと。

 また、金融機関の集中規制ですが、不思議なことに競争(competition)の欠如という点への言及がありません。JPモルガンチェースがベアスターンズを合併した際には救済という側面が強かったと思いますが、この種の合併も禁止されるのでしょうか。演説では原則とその説明にとどまっているので、これから具体的なルールが策定されるのでしょうが、2008年以降の金融機関の合併のプロセス自体を暗に批判しているようにも読めます。また、このタイミングではバーナンキの再任にも影響がでる可能性もあるでしょう。報道ではファンドへの出資規制の方が注目されているようですが、オバマの演説を読んでいると、ブッシュ政権下の金融危機への対応に対する暗黙の批判を行っているように映ります。演説の順番とは逆ですが、"too big to fail"という理由から金融機関を救済したことがアメリカの納税者に負担をかけたというロジックから金融危機における批判を導くのは違和感を覚えますが、この演説では金融機関の規模が小さい方が金融システムが安定化するということが前提になっているようですが、まるで理解できないです。さらに、このロジックでは、報道でしか確認しておりませんが、GMの実質国有化は正当化できないでしょう。事業会社と金融機関とでは異なるという反論はできそうですが、ブッシュ政権はオバマの要請を受けて、私自身は問題が多かったと思いますが、GMACへのTARP資金投入でGMの処理をせずにオバマ政権に引き継ぎを図りました。GMの実質国有化は"too big to fail"そのものではないのかと思いますが、オバマはそうは捉えていないようです。なおかつ、金融機関への公的資金の投入は、納税者には評判が悪いですが、システミックリスクが沈静化すれば、返済される確率が事業会社よりも高いでしょう。どうもこのあたりの説明をオバマは逃げているようにも映ります。

 話があちらこちらに飛びますが、New York Timesの記事では、次のような指摘があります。

  The long and messy legislative fight over health care is a leading example of how Mr. Obama has failed to connect with voters, advisers say, because he appeared to do whatever it would take to get a bill rather than explain how people could benefit.


 「説明責任」という言葉をどこぞの島国で聞くと寝言は寝てから言え(コメント欄では私以外はNGワードです)と感じることが多いのですが、ある政策を実施する際に、法案の成立自体が自己目的化して、世論に対してどのような利益があるのかを説明して説得し、誘導するということがオバマは苦手なようです。アメリカの国内政治で最大の争点は医療保険制度改革でしょうが、そこに金融規制強化などが加われば、政策の実施にあたって人々にどのような利益があり、説得し行動を誘導するという民主政治におけるリーダーシップという点で、オバマ大統領に最も重要な資質が決定的に欠けるという評価になるのかもしれません。また、ブッシュのように批判にじっと耐えるという資質もオバマには現時点では感じないです。ブッシュ政権下ではイラク攻撃を代表に党派性が強く出る決定が行われましたが、不思議なことに党派間の殺伐とした党争にもかかわらず、ブッシュの言い分の多くが通りました。しかも、任期後半は議会は民主党が多数であった時期が続いたのにもかかわらず。ブッシュとオバマの個人的資質の相違について論じることができるほど、アメリカ政治を観察しているわけではないので不思議でしかないのですが。

 ただし、ブッシュ政権のパフォーマンス(成果)の評価は微妙です。経済政策では減税によってクリントン政権下の果実を放出しすぎた感もありますし、対外政策では任期後半の対北朝鮮政策の混乱や対中国政策も安全保障などハードパワーの側面では大きな問題はなかったと思いますが、通商政策ではアメリカ国内の保護主義を抑制する中国との対話を成立させるには至らず、2008年のイラクの安定化という成果にもかかわらず、全体として機能不全も目立ちました。

 「時の最果て」らしくとりとめもなく書いてみましたが、どうも、戦後、民主主義諸国として先進国では、主として経済的パフォーマンスの低下が注目されますが、むしろこれから問題になってくるのは政治的リーダーシップの欠如かもしれません。どこぞの島国はその意味では世界の最先端なのかも。本当に宇宙人だったら、よその星にお帰り頂くか、宇宙塵として永遠に空間をさまよっていただく(以下略)。

えっ、最後のさぶいギャグが書きたくてこんな長々と「寝言」を書いたんだろうって?

訴追の虞はございませんが、黙秘いたします。


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2009年12月26日

地底に落ちた日本国総理の地位

 鳩山氏が総理を続けるそうで。呆れたのは国民の声を聞いて決めるそうで、「国民の声」なるものがマスメディアが公表する世論調査の結果ですと、マスメディアが支持率が低くなる誘導的な質問を行って数値を操作したら、進退を決めるのは報道側になります。『日経』では社説とは一面の論説で別に指導力のなさを指摘していましたが、この部分はさすがに書かないようです。日本国の最高位の大臣が進退一つをご自身でお決めになることができないというのがこの国の現状のようです。軽蔑しかありません。自公連立政権下では総理大臣がコロコロ代わって値打ちが地に落ちましたが、鳩山氏の最大の「成果」は、その地位を地下にまで貶めることなのでしょう。脱税が問題ではないとは思いませんが、ご自身の進退を最終的には世論に委ねる旨の発言はあまりにひどく、まだ小沢幹事長に委ねると率直に実態を語っていただいた方がよいのではと思いました。

 クリスマスというより、年末モードです。今日でほぼ年内の仕事が片付きます。年賀状は日曜日に。そんなわけで正月の前に、自作機のCPUをCore2 Duo E8500からQ9650に替えることにしました。LGA775でクアッドの性能を試したいということが最大の狙いです。20万を超えるソフトを買ったので、これをフルに使いたいのですが、流れ作業ならぬ「ながら作業」が増えそうです。使っている人によると、シングルコアでは計算に1時間を要することもあるそうで、これは厳しいです。「寝言」で使っているデータ加工などは片手間でエクセルで一瞬ですが(データ入力の方が時間が面倒な程度)、本業はさすがに。勤務先で使用するのが望ましいのですが、なにしろ、メモリーが1GBしかなく、IE8のタブを複数開くと、既に重かったりします。そんなわけで自宅のPCを過剰なまでに進化させるしかなく、時折、E8500でも重たく感じる作業が生じておりますので、Socket775でこれ以上、進化させるとなると、Q9650でしょうか。口コミでもこの型番の評価は上々で、E8500を1年半で引退させるのは惜しかったのですが、売れるうちにグレードアップを図ろうというところです。

 本当のところはもっとマシなマザーをとも思うのですが、頼みのギガはFDDの差し込み口の位置があまりに悪く、代わりがないという状態。CPUクーラーですが、やはり当面はギガバイトのGH-PSU23-PBでしょうか。リテールクーラーがあまりにしょぼかったせいでしょうが、とてつもないお値打ち感があります。室温が摂氏18度程度ですと、CPUの温度は摂氏20度を超えるのがやっとぐらいまで冷えます(アイドル時)。これ以外にもよいブツがあるのかもしれませんが、かなりのお気に入りです。難点を強いて挙げれば、マザーを替えるたびに裏の金具の使いまわしができないために、買い替えが必要になりそうなことでしょうか。作業手順を確認したところ、今回は買い替えが不要ですが、不測の事故もありうるので、予備で1台だけ買っておきました。

 ちょっと神経質ですが、グリスにはGELIDのハイエンドメタルフリーグリスを選びました。シルバーのグリスを塗ったのですが、ソフマップで落とすのが大変ですからねえと言われて、ありゃま。私がシルバーグリスを使ったのを知らずに教えてくれたのですが、しまった、塗り替えるときのことを考えずに、前はツクモでとりあえず高いのを選んでしまったなあと。組み立てるときはすべてが新品ですから、作業が意外と楽なんだなあと思いました。今回はメンテナンスそのものではありませんが、こういう作業が丁寧にできるかどうかが意外と大切だなのかも。実際の作業は年賀状の印刷が終わってからになりますが、これ以外にも、ちょっとシビアでデリケートな作業が続きます。


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2009年12月13日

まるで異邦人になった気分

 体調不良で寝ていたおかげで精神衛生に悪いものを知らずにいたが、国会が閉まってから、民主党が本領を発揮し始めたようだ。まるで、別の国になったような気分だ。あるいは私が外人なのか。かつて日本という国があったことを私自身が記憶しておきたいし、多くの人に記憶しておいてほしい。これが最低でも4年も続けば別の国だろう。観察対象に愛着がまるでわかないようでは観察者失格だ。日本政治にはもはやふれまい。
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2009年10月11日

10年後には別の世界?

 東アジア共同体なるものが英米から見たらどう映るのか。大東亜共栄圏みたいに見えるだろうと。ただ、戦前と異なるといえば、ごく短期間とはいえ、東南アジアから欧米勢力を排除する実力をもっていたのに対し、安全保障の根幹部分をアメリカに依存しているだけに、なんとなく滑稽感があります。ただ、アジアからアメリカを排除しようという動きだと映るのは必定で、鳩山首相の作文が米紙にとりあげられてから、ちょっとは頭を冷やすのかと思ったら、なんとも軽率ですなあ。一番、粗野な反応ですが、naked capitalismの"Greater East Asia Co-Prosperity Sphere Coming?"というエントリーは事実誤認が多いものの、まあ率直な反応だろうと。鳩山外交が最後にあるような利害計算からなされたものかどうかは疑問がありますが、合理的に考えようとするなら、まあそうとれないこともない。あまり反論する気にもなれない気分です。あの御仁は、ご自分でも"alien"と称しているので、日本人でも行動が理解できないとはさすがに言えないですしね("invader"という気もしますが)。

 リーダーで読み込んでオバマ大統領のノーベル平和賞受賞を知りましたが、ため息が出ました。オスロの嫌がらせかと思いきや、授賞理由をざっと見たら、ああ、ブッシュ政権への意趣返しですねという感じでしょうか。なんとも稚拙な受賞理由の作文だ。正直なところ呆れてしまいましたが、オバマは断るだろうと思ったら、受けちゃった。この二つの出来事で日曜日は時事ネタは一切見ないことにしました。

 日本の指導者は反米ととられても不思議ではないことをやっているのに、たぶんそのような意識すらないのでしょう。アメリカの指導者はヨーロッパに振り回されている。このような状況で日米安保が10年後も続いていたら、幸運としかいいようがありません。見てはいけないとは思いつつ、日本の新聞のサイトを見たら、岡田外相がカルザイと会見しているし、もはやカオス。日米の指導者に共通するのは、現状認識がきわめて甘いということでしょうか。土曜に平日に溜めていたアフガン関連の記事に目を通しましたが、すべてムダになってしまいました。平和賞の受賞を受諾してから、オバマがひどく小さく見えてしまう。アフガンの増派でも、どうせ碌な決定にならないだろうという先入観から自由になるのが難しいです。

 経済危機はそれはそれで大変ですが、先進国が既に成長の限界に達しつつあるのかもしれず、控え目にいっても、これ以上の生活水準の向上は技術の進歩があっても、フラットになるのだろうと。しかし、これに政治的な危機が重なると、もはやありとあらゆる可能性が開いてしまう。世界恐慌の後や1970年代とも異なった国際的な無秩序が広がる可能性が増している現状に戦慄を覚えます。
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2009年10月03日

気が重いアフガニスタン

 Washington Postの9月30日付社説("Advice from NATO")を読んでから、かなり気鬱です。こういう気分はどのように形容すべきか。NATO事務総長ラスムセンの演説やインタビューを背景にオバマ大統領にアフガニスタン増派を決断すべしと促す内容ですが、なんともいえない感覚です。Rasmussen-sanは実に勇ましく、「主戦論」からすれば出口がないというのは妥当かなと。それにしても、社説の終わりの方ではオバマがアフガニスタンでの増派がアメリカの国益にとって不可欠か否かを検討していると述べられていますが、本当なのでしょうか。ということは私自身が以前、書いた「寝言」はガラクタ同然です(まあ、これ自体はしょっちゅうあるのでそれほど落ち込む話ではないのですが)。戦争あるいは各種の軍事行動が国益にかなうかどうかの判断というのは、合理的に詰めてゆくには限界が多いようにも思います。1990年代の終わりぐらいからの「現実主義」ブームには危険性がありました。国益を合理的に定義し、実際にそれにかなう手段が選べるのかという問題はあまり問われなかったような気がします。それはさておき、オバマも人の子。迷うのは当然という気がしますが、8月17日の演説の後では選択肢が事実上ないのではと思うのですが。迷うなら、その前でなければ。それにしても、「合理的な意思決定」というのは、後付けの話でしかないことを実感します。

  The right policy, Mr. Rasmussen said, "is definitely not an exit strategy. It's of crucial importance to stress that we will stay as long as it takes to stabilize the country."


 上記の引用で既に今後の軍事作戦の目的が述べられていますが、次の引用部分の最後ではよりクリアにアフガニスタンの社会を安定化させ、民意を反映する政府をもつ社会をつくりだすと述べられています。皮肉の一つもつぶやくなら、とうとうデンマークの元首相まで「ネオコン」に染まりましたかというところでしょうか。イラク戦争でも、民主化というスローガンにはまるで共感できなかったという、奇妙な戦争の「支持者」でしたので、この手の表現を見ると、どんどん嫌だなあという気分に。厭戦とも異なる、なんともいえない、ある社会をよりよい方向に導こうとする「善意」と同時に傲慢さにたえかねるというのが正直なところでしょうか。戦争の善悪是非以前に、こういう発想とは無縁でありたいと思います。

  Mr. Obama recently questioned whether support for the Afghan government was an essential U.S. interest. But Mr. Rasmussen stressed that "we need a stable government in Afghanistan, a government that we can deal with. Otherwise we would be faced with constant instability in Afghanistan and in the region." Some in and outside the administration are advocating a more limited strategy centered on strikes against terrorist targets with drones and Special Forces troops. But Mr. Rasmussen said, "we need more than just hitting individual targets in the mountains. We need to stabilize the Afghan society. We need to create . . . a society with a government that reflects the will of the people."


 ちょっとひどい感覚ですが、昔の欧米列強による植民地支配は強欲にもとづいていたがゆえに悲惨でしたが、「善意」による軍事行動もそれなりに悲惨なものになりそうです。率直なところ、イラク戦争は成功すれば、アメリカ中心の国際秩序を大きく補強するがゆえに賛成でした。アフガニスタンの社会が安定し、Rasmussen-sanも刺戟的になるので避けていますが、実際上は民主化をするためにアメリカやヨーロッパ(しつこいのですが命を落とすリスクが高い作戦には不参加の仏独は除く)の若者を犠牲にするというのはなんの利益と価値があるのか。もちろん、パキスタンとの関係もあるでしょうし、NATOの存続にもかかわる問題だというのは頭では理解できますが。しかし、Rasmussen-sanの発言に情のレベルでも共感できないですし、理のレベルでも納得したという感覚がまるでありません。

 
 他方で、即時撤退というのはあまりにも危険でしょう。ラスムセンの発言が米軍とNATO軍(両者を区別するのは微妙な問題がありますが)のプレゼンスに対するアフガニスタンにおける"will of the people"はよくわからない点が多いですが(抽象的に部族社会といっても、なかなか体験しないものは実感すら難しい)、さすがに出ていってくれというほど険悪な関係ではないのでしょう。このあたりはもう少し説得的なデータなどによる裏付けがほしいところですが。即時撤退した場合のマクリスタルやラスムセンの警告自体は、おそらく見通しとしては妥当だろうと。というわけで、アフガニスタン増派には共感も理解もありませんが、他に選択肢がないのが実情なのでしょう。しかし、"a society with a government that reflects the will of the people"を人為的につくりだそうという試みが民主化という手段に限定されていることは、任務の遂行と達成を困難にするでしょう。民主制が安定するためには社会の成員が高度の自制(投票する前に政権公約を読んだ上で実行されたらどんな事態が生じうるかを考えてみるとかその程度のことではありますが)を保つことが不可欠ですが、民主制が成立するためには様々な対立する勢力が暴力に訴えないという最低限の自制が不可欠なのでしょう。アフガニスタンにおいてタリバンが無視できない影響力を持っていること自体、民主制が成立する大前提を欠いているように思います。だから米軍の増派が不可欠なのだという論理になるのでしょうが、アフガニスタンの実情にあわない政体を持ち込むために武力を用いること自体、なにか倒錯した印象をもちます。現代の民主主義国の最後の使命は、民主主義という名の宗教の布教なのでしょうか。

 他方、中国のように民主主義や自由という価値を共有しない大国の影響力は経済にとどまらず、政治的にも強まってゆくでしょう。増派した場合、アフガニスタンにおける失敗は先送りされるでしょうが、長期化した場合、中東や南アジア、中央アジアに留まらず、アメリカの影響力は徐々にでしょうが、確実に低下してゆくでしょう。うまく表現できませんが、腕力があるというだけではダメなのであって、腕力がありながらもそれを露骨に用いずに自制しながら秩序を維持するのははるかに難しいということなのでしょう。 

 ぐだぐだと愚痴のようなことを書いてきました。私自身は共感も理解もないアフガニスタンでの軍事行動ですが、アメリカがやるとなれば、どうにもならないでしょう。アフガニスタン増派がどれほどの効果を収めるのかに関しては懐疑的ですが、やるとなればなんらかの形でお付き合いせざるをない。"risk-free"と言われると忸怩たるものがありますが、補給支援活動を「単純停止」するのはただでさえ疎遠になりつつある日米関係をさらに空洞化させるのでしょう。小泉政権が無理に無理を重ねてアフガニスタンやイラクでの活動を行ったという問題点が後の自公連立政権を苦しめました。他の政治的イッシューも同じといえばそうなのですが、議会におけるコンセンサス形成はスピードを優先させたために犠牲になった部分も大きいのでしょう。したがって、現状では民主党中心の連立政権の高度な自制に期待する以外なく、これまた望みが薄いだけにドン詰まり感ばかり感じてしまいます。


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2009年09月08日

環境共産主義への道

【注記】この「寝言」は「オバマはアフガンに沈む」から国内政治に関するものを切り離して独立させたものです。追記した部分以外は公開当初の「寝言」に手を加えておりません。

 日曜日は平和そのものです。まあ、こういうお方が「勝ち組」という気もしますが。統治機構の頂上の壊れ方は正視にたえないので、「菊地美絵子」でググったり(IME2007は「ググる」とか、こういうのは一発で変換できるので驚きますが)、新しい与党はぶたれて喜んだり、ぶって快感を覚える(石川2区で新与党の候補に票を投じた方々は意図せざる結果として女王様を国会に送り出すという快挙をなしたのかも)と変わった趣味の人がいるんだなあと他人事状態です。そんな堕落した状態で月曜の朝を迎えて、つい神保哲生さんの「鳩山外交論文の謎:危惧される情報管理の甘さ」(参照)を読んでしまって、月曜早々、抑鬱気味ですね。強いて「異論」を唱えるのなら、「対等な日米関係を標榜し日米地位協定や普天間移転の見直しを公約に掲げて選挙に勝利した党の党首の外交デビューの場としては、少なからず違和感を覚えた人もいたに違いない」というあたりかな。報道では鳩山氏が共和党から民主党への政権交代、オバマ大統領の誕生が日本国民に勇気を与えたと発言したとのこと。ほお、ならばNew York Timesでは"risk-free"と形容された「補給支援活動」をやめてもらって結構。おたくのネクスト幹事長が『世界』で書いていた陸自の派遣をお願いできますかと尋ねたくなりますな。つい辛辣になってしまいますが、一国の総理大臣がここまでアメリカにへつらう必要はないでしょう。

 頭が痛いのは、仕事ではちょっとした予想外のことが徐々に増えていることでしょうか。一つ一つの出来事は騒ぐほどではないのですが、なにかがおかしいというシグナルを感じたりします。頭を整理しようとしても、脈絡があるようにも思えず、しかし、ごく少数の例外的なことがこれだけ起きること自体、ちょっと変な感じもします。メールをチェックしていたら、アンケートが来ていたので答えました。露出趣味はないのでアンケート元は伏せますが、「市場原理」という意味がわからない言葉からなにをイメージするかと問われてもなあと。「頭が悪いんじゃないの?」という選択肢がないので、穏当な答え。心が折れそうになったのは「小さな政府」と「大きな政府」からどのようなイメージを受けるかという質問で、こういう頭の悪そうなアンケートをつくったのは誰なのかを真面目に知りたいです。大した時間を使わなかったのですが、精神的に疲労しました。


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2009年09月04日

苦痛の十年の始まり?

 さすがに鳩山氏のオピニオンをめぐる騒動はおさまったようですね。Wall Street Journalは鳩山氏の'My Political Philosophy'全文(参照)をアジア版のトップに掲げた上で、"Hatoyama Reassures U.S. on Ties"という記事(参照)をアジア版のトップに掲げました。事実上の「白旗」といってよいでしょう。よって、不健全な事実認識にもとづいた「寝言」も実質、撤回です。これで一見落着かといえば、頭痛の種ばかりです。悪い方ばかり拾う傾向がありますから誤報を拾う確率が上がっていますが、『朝日』が「米高官、普天間の見直ししない意向 民主の公約巡り発言」(参照)という記事を配信しているのを読んでため息が出ました。 ウェブ上で日本の新聞社の記事が残らないのは、いろいろな意味で惜しいので、「時の最果て」ではやらないのが流儀ですが、全文を引用しておきます。

「米高官、普天間の見直ししない意向 民主の公約巡り発言」

『朝日新聞』(2009年9月3日15時19分)

 【パールハーバー(米ハワイ州)=村山祐介、ワシントン=伊藤宏】米国防総省のグレッグソン次官補(アジア・太平洋安全保障問題担当)は2日、訪問先のハワイで朝日新聞の取材に応じ、民主党が総選挙で、沖縄県の米軍普天間飛行場の移設計画の見直しを公約したことに関連して、「我々は飛行場移設計画の現行の合意に非常に満足している」と述べ、計画を見直す考えはないことを明らかにした。

 総選挙での民主党の大勝後、米国防総省高官が、移設計画見直しへの態度を明らかにしたのは初めて。米国務省のキャンベル次官補とメア日本部長も同日、それぞれワシントン市内で講演し、現行の移設計画を進める考えを表明。米国務・国防両省で対日政策の中心となる高官らが、そろって見直しに応じない考えを示したことで、民主党は、公約の実現が困難な情勢となっている。

 グレッグソン氏は、日本の政権交代について「日本政府と共に仕事をすることは、いつも楽しみにしている」と述べ、民主党政権との連携を深めていく考えを表明。ただ、移設計画をはじめ、これまでの日米政府間の合意については「我々は日本政府と合意済みだと考えている」として、政権交代には影響されない、との姿勢を強調した。

 一方、キャンベル氏は講演のなかで「沖縄問題は長年の懸案だ。我々はこの問題を進展させてきたし、今後もそれを続けたいと思っている」と語った。そのうえで、国務省のケリー報道官が8月31日、移設計画について「日本政府と再交渉するつもりはない」と記者団に述べたことに触れ、「私も報道官の発言を支持する」と述べた。

 メア氏も講演で「現行計画は、日本政府と合意したのであって、自民党政権と合意したわけではない。これは国家間の合意だ。民主党政権とも議論を続けるが、今の計画をどう実行するか、という議論だ」と述べ、計画を変更する考えがないことを強調。「今の計画で沖縄の負担は劇的に減るし、米軍の能力も維持できる」と述べた。

 キャンベル氏は、民主党の「アジア重視」の外交政策について「日本がアジアの国々のなかで、より強いリーダーシップを発揮することを望むし、我々もそれを支持する。その過程のなかで、民主党は、日米同盟の重要性についても十分理解すると信じている」と述べた。

 また、キャンベル氏は「日本で働いていて、非常にすばらしいと感じるのは官僚たちだ。彼らが敵のように見られるのを残念に思う。多くのいい仕事をしてきたし、これからも専門家同士の関係が続くことを望んでいる」と語った。「脱官僚」「政治主導」を掲げる民主党の姿勢にクギを刺した形だ。


 『朝日』があえて解説していないところを補足してしまうと、キャンベルは現在の民主党は日米同盟の重要性について十分に理解していないという認識をもっているということでしょうか。メアの発言に至っては苦痛すぎて、事実ではないことを願ってしまいます。民主党政権は外交のなんたるかを知らないから、そこから教えないとダメだと言っているのに等しい。いくら自分が投票先ではなかった政党が中心の政権とはいえ、ここまで言われると屈辱的に感じます。もっと屈辱的に感じるのは、普天間の問題で本気で再交渉を行おうとするならば、全くの正論で反論の余地がないことですが。もちろん、この話とてオバマが再交渉に応じようと言えば、話が変わることがありうる程度の問題ではあります。

 1990年代の政治改革はまるで熱に浮かされているようでした。いつの間にか自民党のスキャンダルによって始まった政治改革が二大政党制こそが政治の理想であり、自民党が分裂することで政権交代は実現しましたが、政治的な意思決定プロセスは混迷し、1993年以降、いったん野に下った自民党がありとあらゆる手練手管を使って政権を再度、回復したものの安定した政権は小泉政権だけでした。橋本政権や小渕政権も一時的に安定期を演出しましたが、前者は金融危機によって対応が混乱し、後者はその混乱を受けて収拾に乗り出しましたが、残念ながら突然の死去によって中断してしまいました。政治改革の途上におけるハプニングであり、長期的に二大政党制が均衡であるならば、その均衡に至るプロセスで生じる痛みに耐えてゆくこともできなくはないのでしょう。小選挙区比例代表制は、一見、そのような解に至る選挙制度のようにも見えます。ただ、人為的に二大政党制なるものを目指すというのはなんともいえない違和感があります。

 20年近く前の政治改革が発端だったのが今回の政権交代として帰結したのでしょう。結果的に外交政策や安全保障政策に関して与野党間でコンセンサスが形成されれば、それはそれでそれなりの成果でしょう。ただし、日本人の間で外交や安全保障の問題を日米安保抜きで考えようという人は、世代の相違かもしれませんが、確実に少数派になっている印象があります。政治が現実を後追いするためにこれほど時間と労力を払うこと自体がバカバカしく感じます。それ以外の分野でも朝令暮改が多く生じるでしょう。政治に何かを求める感覚はなく、そっとしておいてほしいものだと消極的な感覚になってしまいます。
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2009年08月21日

PC地獄

 本格的に仕事にとりかかる前に、情報機器関連を整理しておきましょうというぐらいの軽いきもちで始めました。まったくもって見通しが甘かったです。結局、地獄の一週間になってしまいました。自作機はいらざる作業を増やしてしまい、ノート型に関しては付属のソフトが使いこなせず、もうダウン寸前ですね。

 まずは、Windows7ですが、ブルーバック・スクリーンが頻発する理由がサウンドボードとはね。オンボードデバイスの操作性があまりに悪いので(XPだとスピーカーなどを接続するたびに音響機器の検索が起動して凍る)、「Sound Blaster 5.1 VX」を入れてみましたが、これがWondows7との相性が現時点では悪いようです。PCのサウンドにこだわりがないので、スピーカーも過去のメーカーの付属品を使いまわしにしている状態なので、サラウンドとかまったく興味がない。そんなわけで最も安いボードで済ませているのですが、Windows7との相性がよろしくない様子。ボード自体の相性というより、ドライバの問題なのでしょうが。しょうがないのでダメもとでオンボードのデバイスを有効にして立ち上げたら、なんのことはない、ドライバを導入する必要すらなく、音が出るようになり、ブルーバック・スクリーンも出なくなりました。それまでは音無さん状態だったわけでちょっとだけ感動しました。

 おまけで便利になったのが、メディアプレイヤーの11が使えることがわかったこと。ずっと9できたのですが、最近は国会中継も再生できず、ちょっと不便だなと思いましたが、11は嫌だなあと。10と勘違いをしているのかもしれませんが、コーデックが不足しているのか、過去にダウンロードしたものが再生できなかったりしましたが、windows7では再生できないものがないぐらい。メディアセンターがVISTA以降、標準装備になったおかげなのかはわかりませんが、これはありがたいです。あとはVHSで溜め込んでいる放送大学の講義をPCに取り込みたいのですが、いかんせん3倍速で画像の質があまりに悪い。数学関連がほとんどなので、数式が微妙にぼやけるとつらいです。理科系の方には笑われてしまうかもしれませんが、2001年春期の長岡亮介先生の線形代数は文科系の者にとっては神懸り的にわかりやすいのですが、最新の放送で我慢するのしかないのかも。

 地獄の本命は、ノート型PCのHDD交換でした。アイ・オー・データの80GBを買ったのですが、データの移行ソフトが添付されていて、「HD革命back up pro」のバージョン6でした。名前を見た瞬間にちょっと不吉な感じ。なぜHDD革命ではないのだろうと。それはさておき、このソフトのこのバージョンは操作性があまりに悪く、所詮は付属のソフトだからとは思うのですが、マニュアルがPDFファイルで100頁あって、一応、全体に目を通したのですが、起動ディスクの作り方がすっきりしませんでした。どうも、CDもしくはDVDでバックアップをつくる際の1枚目が起動ディスクになるようなのですが、どうもはっきりしない。夜中にバックアップを始めて、時間がかかりそうなので寝て放置したら、うまくバックアップがとれない。おまけに、ノートがこんなに熱くなるのかというぐらい熱いです。

 次の日も寝ている間にもう一度、バックアップをとりましたが、今度は成功したものの、起動ができない。イライラして、「HD革命」は「反革命」で追放、もといアンインストールして、True Imageを使おうとしたのが最悪でした。これはさすがに無理筋で、復元しても、起動は無理。もう思い出すだけでバカバカしいのですが、結局、リカバリーCDで新しいHDDを初期状態に戻して、不要なソフトが多数、入っているのですべて削除してイメージリカバリーで最新の状態に戻して、Perfect Diskで念入りにデフラグをかけました。びっくりしたのは、OSの起動時間が体感的には2分の1ぐらいになったことです。メモリーを1GBに拡張したときも、こんなに速くなるのかと感動しましたが、今回はさらに驚きました。ネットとオフィスソフトが動けば十分なので、液晶がやられない限りは、2014年まで使おうかなあと。問題はパーティションですが、バックアップを保存するにはちょっと厳しくて、悩ましいです。

 あとはデジカメのUSBケーブルですが、メーカー純正品でないと、無理な様子。ネットで1万円ちょっとだったのでとびついてしまいましたが、どうも損をした気分です。今となっては、元々、附属品が欠落していたのか、私が失くしたのか、わからないので、やむをえず、取り寄せることに。最近は大した差がないのかもしれませんが、個人的にはビックカメラはこういう細かい部品でも丁寧に対応してくれる印象があります(どこが対応が悪かったのは書きませんが)。しかし、PCとの接続で特殊なUSBのB端子を必要とする端末は勘弁してほしいです。こちらは仕事ではそれほど使う機会はないのですし、プライベートでもめったに使わないのですが、富士フィルムのデジカメは買わないかも。まだ、PCにデータを落としていないので画質がわからないのですが、バッテリーやPCとの接続など、ユーザーへの配慮を感じませんでした。安物とはいえ。300万画素の古いデジカメで私には十分だったと後悔しきりです。


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posted by Hache at 19:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 不幸せな寝言

2009年07月28日

自民惨敗か……。

 「これはひどい」という声が聞こえてきたので、どうせ碌でもない動画でも見ているんでしょうと流しておりました。さすがに先週の疲れがひどく、例えばこんなレポート(参照)を読んでおりますと、心が洗われる気分に。放っておいたら、「マジでこれはひどいですよ」と席を立ってほしそうなので、遺憾ながら中断して画面を覗きこんだら、さすがにひきました。

「まさか、これ麻生シンパの暴走?」
「いや、オフィシャルの動画じゃないですか?」
「だって、これ見たら、たいていはひくじゃない?」
「だから、さっきからこれはひどいって言っていたじゃないですか」
「でもさ、今、権力の交代があるかもってときだからな」
「だから、この破壊力はすごいんですよ」
「ちょっと待て。念のため公式HPで確認だ」

 というわけで自民党HPを見て愕然。当該、動画が堂々とトップにあるので、びっくりしました。一応、埋込み動画を入れておきますが、なくなることを願いますね。教えてくれたのが失礼ながら、オタクタイプだったので、普通そうな20代や同世代に見てもらいましたが、一様に絶句していました。ショックは同世代の方が大きいのかも。郵政選挙では、郵政民営化だけで本当に議席を決めるのがよいのか懐疑をもちながらも、小泉改革を後退させることは好ましくないという判断から、自民党、より正確には小泉政権を選択した人が多く、もちろん、そうじゃない人もいるわけですが、やはり前回はかなりの数が自民党に流れていたように感じます。この流れを理解していたのは、小泉氏が最初で最後だったのが遺憾であり、まさに竜王戦第3局ではありませんが、「止まったら死ぬって感じですね」(行方八段)(詳細はこちら)のところで、エンストしまくりの自民党がとうとう見放されたというところでしょうか。劣勢はいかんともしがたいのですが、意図せざる自沈を目指すというのは信じがたい感性です。



 たまたまですが、地方選挙も含めて10連勝を超えていましたが、今回は、失礼ながら負けるであろう候補に入れようかとも考えておりましたが、この動画のおかげでもうそんな義理立てもいらないかという気分に。この動画を見る人など少数でしょうし、選挙の行方を左右するほどの影響力があるとは思いませんが、自民党の党勢をよく象徴しているなあと。言いにくいのですが、日本のように伝統的に識字率が高く、エリート層と非エリート層の境界が意外と曖昧な社会でネガティブ・キャンペーンは難しいと思います。この埋め込み動画が消えることを願いますね。下手をすると、自民党の党勢建て直しができない場合、単に来る総選挙で自民惨敗で済めばよいのですが、来年の参議院選挙では再チャレンジの可能性を奪う行動すら予想せざるをえず、民主党の統治能力に不満を抱きながらも、自民党には二度と日の目を見させないという選択もありうるのかもしれません。


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