2013年11月15日

胃・十二指腸内視鏡検査再び

 2週間以上が経過したとはいえ、胃腸がやられて39度以上の熱が出てしまうと不安になります。インフルエンザに罹ったときでも、母親が呆れるほど、食欲があったので、胃腸がやられるというのは満身創痍になってくたばるときだろうと。まあ、そうなったらそうなったで覚悟を決めるだけなのですが。ただ、昨年の人間ドックでいろいろ指摘されたのにもかかわらず、放置していたので、胃腸の検査、必要ならば治療を行おうかと。あとは、慢性胃炎につきもののピロリ菌の有無も確認したいということもありました。

 ピロリ菌に関しては、世代的にはかかっている確率は低いだろうと。医師から聞いたことではないので、信用できるかどうかは疑問ですが、井戸水を飲んでいた世代は危ないという話を聞いたことがあります。名古屋市、浜松市、静岡市と長期間、住んだことがある地域はすべて水道水でしたので、感染していないだろうなあというのが、素人の感覚です。他方で、2週間前は急性でしたが、昨年から寝床で戻したり、下痢の症状はあったので、慢性胃炎の可能性もあり、根本にピロリ菌感染の可能性もあるかなあと。

 というわけで、(1)胃腸の状態を確認した上で、(2)ピロリ菌の有無をおこなうことを目的に内視鏡検査を受けました。担当して頂いた先生は、他の診療科の医師からの評判が良くて、実際にお話しすると、実際的で、かつ説明が行き届いておりました。こちらも安心して検査を受けました。

 9時半を過ぎた頃に、診察室へ上がりました。ベッドの上に横たわってから、鼻から白い液体を2回注入されました。1回目は胃壁の泡などをとる作用がある薬でよかったでしょうか。2回目は麻酔でして、注入後、しばらくすると、のどのあたりが麻痺してきて、嚥下も難しくなります。これらの準備が終わったところで、先生が来て、筋肉注射で麻酔です。前回は副鼻腔炎の症状がひどいので、内視鏡をのどから入れましたが、今回は鼻からです。ちなみに、鼻から液体を注入するときにあっという間に入るので、看護師さんがびっくりしていました。手術後、確実に鼻の通りがよくなっていることをあらためて実感しました。

 麻酔をしているとはいえ、意識は明瞭でした。内視鏡が鼻の穴から、のどに入ったあたりから、先生が一つ一つ説明してくれました。食道のあたりが白っぽくなっていて、逆流性食道炎の症状の典型ですねと。ここまでは意外ではなかったのですが、驚いたのは、胃ですね。珍しく困惑したように、特に問題がないですね。問題がないというより、並みよりも健全な胃の粘膜ですよと言われて、ありゃまと。ポリープが見つかりましたが、まず問題がないので気にする必要はありませんと。ただ、肥大すると、職場のバリウム検査で引っかかる可能性がありますが、心配の必要はないですと言われました。この、黒い穴から胃液が出るんですよと解説して頂いたりして、30分弱ですが、ちょっとした人体見学ツアーです。ピロリ菌はないと言い切りたいですが、念のために細胞の一部を切り取って培養しますとのことで、徹底しているなあと。のどのことは後でお話ししますと言われたので、なんだろうと思いましたが。

 検査自体は、不快感がほとんどなく、本当に楽でした。日赤よりもはるかに検査慣れされている感じでびっくりでした。あとは前日の夜9時から絶食でしたが、食欲自体が落ちているので、まるで苦にならなかったことも大きいのでしょう。

 参ったなあと思ったのは、検査が終わって診察室で声帯が写っている写真を見せて頂きながら、肥満のせいで、声帯が圧迫されているので、ダイエットをして下さいと言われました。どういう悪影響があるのかも説明されたのですが、不覚にも思い出せないです。

 急性胃腸炎の痕跡すら残っていない検査結果になりました。ただ、不思議なことに、食欲はあまりなく、運動する元気はあるので、徐々にですが、体重が減少傾向に入りました。晩御飯の主食は、さすがに米なのですが、お粥が楽です。おかずの量は半分ですね。あとは、一人では酒を全く飲まなくなりました。というより、ロッシュフォールを飲んだり、赤霧島を飲んだりしていた自分が化け物みたいに思えます。昨年の40度を超える部屋でついてしまったおかしな習慣が強制的に修正されたのかなあと。最終結果は、まだ先ですが、ピロリ菌の除去をしなくてもいいというのは楽ですね。今の若い人たちは、ほとんどそうなんじゃないかな。

 あとは、医療行為というのは、もちろん、病気の治療なんでしょうが、患者を安心させるというのが案外、大切なんじゃないかなあと。こちらの病院で検査を受けるまで、意外とくよくよ悩んでしまっていましたが、安心しました。しなくてもいい経験ですが、経験して損はなかったなと思いました。
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2013年10月31日

「政低経高」の時期?

 胃腸炎をしみじみ軽く見ていたことを後悔します。自分でもひどい表現ですが、料理として出されたものは、ご飯一粒まで残さずに食べてきましたが、生まれて初めてでしょうか、会議で出たご飯を口に含んで噛んで、飲み込んだところ、もうお腹いっぱいです。あとは鮭の小さな切り身とか、固焼きの玉子焼とか確実に火が通っていそうな食べ物を2、3口、つまんだら、もう限界でした。高熱の後遺症なのか、睡眠過多の後にくる睡眠不足のせいなのかはわかりませんが、とにかく頭がふらふらするので、仕事も最低限だけやっておしまい。そういえば、胃腸炎だと言っていた女子がいたので、これはきついとこぼしたら、そうでしょ、そうでしょみたいな感じ。向こうが病気だったころには、こちらが時間通りにいたことにして、早く帰るように促していました。善意もありますが、やはり長期的に体を壊されては困るので、アメとムチで休ませる感じ。自分がなると、無理はやむをえないですね。土日も朝からきっちり業務なので、寝ていたいのですが、休んだ分を土曜で取り返さなくてはならず、今年度で終わるとはいえ、土日が休みではない週が続くので、下手に休むわけにもいかないです。

 酒が出そうな席はしばらくお断りすることになります。例外は幹事みたいな役になっている場だけで、まだ日数に余裕があるので、回復を願うしかないです。ダメだったら、代役を頼めるようにしてあるのは、結果論ですが。

 しかし、アメリカによる西欧諸国首脳に対するスパイ活動とか、天安門事件とか物騒ですね。このあたりは、疲れていないときに書いた方がいいのですが、いろいろリーダーで読み込んでプリントアウトすると(印刷した文書をどこかに忘れてしまいげんなりしてはいるのですが)、日本以外の主要国や新興国では政治が不安定であったり、はっきり言えば混迷しているのに対し、相対的に経済は国際的にみて落ち着いているなあと。「デフォルトへの不安」とか物騒なタイトルが少し前の米紙でたくさん出ていたのが、ユーロ圏の景気後退の終わりとか、スペインもとうとう底を打ったとか、いやでも安心はできませんよと釘を打ったりとか、すんなりと成長経路に戻るかと言われると、大いに疑問はありますが、欧州はよい意味でしぶといなあと。心配しだすとキリがないのが景気ですが、中国も回復が加速して、アメリカが思ったよりももたつき感はありますが("Calculated Risk"あたりが2013年度に財政赤字が急激に縮小する予測を紹介する一方で住宅関連の債務の減少を指摘しています)、崩れるという感じでもないです。

 本邦の場合、株高が段々落ち着いてきているので、奇妙な焦りを『日経』の記事を読むと感じますが、現状で嘆く状態ではないだろうと。懸念といえば、来年度の4月以降、消費税率の引上げの影響ですが、ちゃんとした計算をしておりませんので、需要の先食いの反動がどの程度出るのかもわからず、無理な予測はしません。ただ、痛み止めを狙った景気対策はあまり効果がなく、素直に税収の自然増でまず財政赤字の縮小が可能ですから、財政を安定させた上で、社会保障制度を持続可能な水準に調整するという道筋を粗々に示した方が、消費税率の引上げそのものは来年度か3年後かという程度の相違しかないので、景気が落ち込んでも、回復過程に入るのも早いのではと思います。現役世代で生活保護よりも広く網がかけられる安全網をつくるのはかなり急ぐ必要があるのではと感じております。ただ、具体的な制度設計が……な状態ですが。

 他方で、アメリカが典型ですが、政治の失敗が経済を低迷させかねないリスクを抱えている大国が多いのに驚きます。もちろん、日本もこの点は同じといえば、同じですが、安倍政権の意外な安定感を見ていると、自然災害も多いですし、安倍政権の経済政策よりも、安倍政権が安定していること自体が景気にとっては重要ではと思います。ただ、TPP参加でこれほど心象を害する人が多いというのは、びっくりですね。この点だけは安倍政権の経済政策で評価していたのですが、これを評価する人が圧倒的な少数派というのは、いつも変人なんだなと。なんか面倒なので、とりあえず、足を引っ張られないように頑張ってくらはいみたいな感じでしょうか。

 政治的な不安定は北アフリカ−中東に集中しています。繰り言みたいで、自分でも嫌なのですが、イラクからの完全撤退とアフガニスタン増派を実施し、アラブ諸国の民主化を掲げたオバマ政権は罪深いなあと。この状態ではスパイ問題がこじれると、オバマの弾劾が問題になりかねないでしょう。もっとも、景気回復のあり方によっては弾劾される確率はほぼ無視できる程度にはなるかもしれませんが。ただ、Wall street Journalが2013年10月30日付で配信した、 Neil King Jr. and Allison Prangの"More Voters Turn on Obama"という記事では、世論調査の結果ではオバマに対する支持は下がる傾向にあり、底が見えるのがいつなのかもわからない状態です。WSJが反オバマ色の強い報道機関であることを割り引く必要がありますが、オバマケアに反対する勢力を"bad apple"と決めつけたりと、国内世論を説得し、誘導する民主主義的なリーダーシップの担い手として、オバマ氏は残念としか言いようがないです。

 先程のWSJの調査で気になるのは、アメリカが衰退傾向にあると感じている人の割合が年々、上昇していることでしょうか。いくつもの衰亡論で何度もアメリカは衰退させられてきましたし、アメリカ人がいつも楽観的ではなく、むしろ悲観的であることが珍しくないとはいえ、ちょっと嫌な数字です。まあ、しかし、医療保険制度改革をめぐる議論だけでも、辞書を引く気力すら起きないほど、厳しい感じなので、世も末と思うアメリカ人の心情も理解できなくはないです。


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急性胃腸炎

 自分でも病気で忙しいですねとからかいたくなります。月曜日の朝にベッド上で嘔吐しました。慌てて洗面所に駆け込んで、胃の内容物を吐き出すと、次は下痢です。これで収まったのかなと思ったのですが、しばらくしたら、嘔吐です。午後からの出勤でしたが、午前中の嘔吐は半年に1回ぐらいあるのですが、ほぼ1時間間隔で吐き気が来て、胃の中が完全になくなるまで続くので、出勤を諦めて、正午に連絡を入れました。一応、連絡前に熱を測ると、37度ちょうどで、気にするほどではありませんでした。

 とりあえず、月曜日は休みになったので、ゆっくりして翌日に備えようとベッドで寝ていました。ちなみに、嘔吐が落ち着いてから、敷き布団のシートと洗面所のマットなどを洗濯しましたが、干そうと思うとだるいです。なんか変だなと思ったら、熱が38度に上昇しました。訳が分からないよ状態でしたが、とりあえず、枕元に体温計を置いて寝ていたら、異常にだるいです。意識が朦朧としていたのですが、とりえあえず体温を測ると、39.1度で、40を過ぎてから初めてこの数字を見ました。病院にいく気力がないので、頭がボーっとした状態で勤務先に火曜日も休ませてくださいと。病院に行くと、急性胃腸炎からくる風邪ですねと言われましたが、胃腸炎自体が初めてなので、単なる食あたりと思えばいいのかなと困りました。

 この2年ぐらいの暴飲暴食が原因なのは明らかだったので、月曜日と火曜日はゼリーとお粥で済ませました。内科で処方して頂いた薬で水曜日には嘔吐・下痢・発熱がすべて収まったので、こちらは一段落です。

 副鼻腔炎は手術後、3ヶ月間に再発が多いようで、それをすぎると、そのまま治ってしまうこと確率の方が高いようです。幸い、現状は非常に安定しておりますね。こちらは、心配がいらない状態です。最後に、逆流性食道炎など消化器のチェックで、ピロリ菌の検査と感染時の除去が課題です。

 今回の急性胃腸炎は夜中の暴飲暴食もきっかけの一つのような気がします。食欲が低下していることもあるのですが、もうそんなに食べたくなる感じではないですね。週の前半を空費しましたが、取り戻そうとか考えずに、ゆっくりいこうかという感じです。

 なお、知り合いでこちらをご覧頂いている方は、万が一、ぶり返した場合はご迷惑をおかけするかもしれません。事情を察して頂ければ幸いです。
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2013年10月28日

病気の効用・不効用

 加齢で心が狭くなったことの方が大きい気もしますが、副鼻腔炎の手術をしてから、臭いに敏感になりました。もう20年近く前のことですのが、店に入った瞬間に誰も気がついていなかったガス漏れに気がついて、中の人たちがきょとんとしていたぐらいです。都市ガスの臭いは強烈ですので、微量でも漏れると、すぐに気がつきます。手術直後は、さすがに鼻腔全体に綿が入っていますし、まだ腫れている状態でしたので、臭いに鈍くなったのではと不安になりましたが、退院して、鼻洗浄を続けていると、以前よりも、鼻の中の通りが良いので、臭いに対する反応が以前よりも敏感になりました。この点は、病気のままの方がよかったのかもしれませんが。

 例えば、映画館のように、人が集まる場所で、平均年齢が私の年齢よりもかなり低いであろう映画を見るとなりますと、ポテトの臭いで、拷問にあう気分になります。この点は、私がうっかりしていて、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』を見に行ったときに、ポテトとポップコーンの臭いでKO寸前になったのは、「クラスのみんなには内緒だよ」レベルの機密事項です。

 臭い抜きにしても、まず絵を追うのが大変でした。前衛的でありながら緻密というのは、古臭くて単純な目しか持っていない私にはかなり厳しかったです。というよりも、いまの映画館で前の方に座るのは自殺行為だなと。画面全体が視野に入らないので、周辺視野のあたりで動きがあると、焦点がしょっちゅう移動するので、大変でした。途中で、1回の視聴ではとても収めるのは無理と諦めました。

 話の方は、「叛逆の物語」というサブタイトルが要約しているので、(1)誰が、(2)何に対して、(3)どのように、叛逆するのかを事前に考えていて、「どのように」以外は、想定内のつもりだったのですが、途中から、示唆するセリフや絵が多すぎて、勝手に思い込んでいるのかなと不安になりました。正直なところ、画像と音楽の情報量が多すぎて、無理に処理しようとしていたら、楽しめない感じでした。

 しかし、2時間以上、鼻水・鼻づまりもなく、せきもなく、過ごせたのは快適でした。家でもそうなのですが、人気アニメの上映のような過酷な環境でも平気なところまで回復したのは助かります。気がついたら、集中力自体が徐々に回復してきているので、仕事に使わないとというところでしょうか。

 ただ、現実問題として、洋上風力がどうとか、日本の風潮にはついていけないみたいな感じです。まあ、火力発電で、追加的な費用が低い石炭がベースで、次に天然ガス、ピーク時に石油火力を燃やすというのは少し調べればわかる話だと思うのですが、経済学部の先生でもわかるように供給曲線が右上がりですよと言ってあげているのに、実際の企業がそんな風に意思決定するわけがないとのたまうのにはのけぞりました。まあ、社会を合理的に捉えるという点では、英米にかなうはずもなく、おのずとその国の程度もわかるなあというところでしょうか。まず、合理的に捉えることを真剣にやらないと、非合理的な要因で動いていることを分析することができないという簡単なことがわからないのは本当に困ったことだと思います。


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2013年10月05日

オバマ政権に対する疲れ

 もう1か月近く前になりますが、オバマ政権がシリア攻撃で他国を説得し切れなかった背景に、自国の軍部を説得できなかったという記事をWaPoで読んで、しみじみ、オバマ政権は詰んでいるなあと。この10年間で最も愚劣なアメリカの軍事行動はイラク戦争ではなく、アフガニスタン増派だと感じておりましたが、米軍がしっぽを巻いて逃げだすのに乗じて、米兵が殺されまくっているという記事を読んで、オバマ政権があと3年以上も続くのかと暗澹とした気分になりました。

 医療保険制度改革と債務上限に関する記事が日本語でも増えているのですが、米紙を読んでいて、大統領にふさわしい資質を完璧に備えた人物というのはいないと思うのですが、ここまで資質を欠いている人物がその地位にあるというのは、同盟国として安全保障で依存している立場として非常に危険だなあと。シャットダウン自体は、オバマのヘルスケア改革をめぐる党派間対立が救いようのない状態になっている象徴だと思いますが、問題は、債務上限を巡って年初に妥協が成立してから、どれぐらい政権側が譲歩をしたりして、説得にあたったのかと。アメリカの世論調査をざっくり見ると、茶会のような極端なスタンスで党派間対立を激化させる立場に対する支持は少ないものの、オバマ政権が急速に債務を拡大していることには恐怖感を感じている印象を受けます。オバマは国内外で対立を和らげる、調停者として自らを演出しましたが、困ったことに、対立を激化させる最大の要因となっているようです。

 債務上限に関する問題では、普通ならば、妥協が成立すると考えます。しかし、昨年末から今年の初めにかけて、あれだけ危機的な状況を経験したのにもかかわらず、まともに手を打っていないというオバマ政権の政治感覚が信じられません。妥協が成立するにしても、激烈な歳出削減が前提となる確率が高く、「内向き」というよりも、アジア重視のような日本の安全保障環境に直結する外交政策でも極めて厳しい財政制約に直面すると予測します。したがって、オバマ政権のアジア重視は、これまでも言われていることではありますが、なんちゃってで終わる可能性が高いと思います。

 国内外のの融和や結束を掲げたこと自体は、時宜をえていたと思いますが、オバマ氏は具体的にそれを実現する能力と資質を欠いていていました。問題は、オバマ政権がアメリカの優越をどこまで傷つけるのか(終わらせるのか、多少なりとも寿命を保つ手立てを打つのか)ということなのでしょう。


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2013年08月26日

退院後

 2013年8月19日に入院して、20日に手術を受けました。25日に退院しました。入院直後は4人部屋でした。部屋で入院している方にご挨拶をすると、ほとんどが私よりも年配の方で、これはちょっと驚きました。耳鼻咽喉科と頭頸部外科、救急診療科などが混在している病棟だったので、もう少し、年齢がばらつくのかなと思いましたが、ほとんどがご高齢の方で、意外でした。なお、入院時に患者の氏名とID番号、バーコードが記された紙のようで紙ではない、不思議な素材のリストバンドをはめました。

 1日目の午後になって、個室が空いたのでどうですかと打診されて、聞くと、なんと1泊1万8000円也です。最初は、断ろうとしましたが、翌日が手術なので、金も地獄までは持っていけないしと、移りました。後でわかりましたが、違いは面積とシャワーのあるなしですが、この差は地味に大きいです。

 部屋を移動した段階で、今回が2回目の入院ですが、荷物を持ってきすぎてしまったなあと。前回は、準備なしで入院したので、時折、外出しては荷物を持ってきたので、物資不足に苦しみましたが、必要最小限でコンパクトに済ませることができました。今回は、事前に色々、情報がありすぎて、失敗でした。必要なものはどれかを見極めることができず、あれもこれももっていたので、主に衣類ですが、あとあと苦労しました。また、敷地内にコンビニやコーヒーショップがあるなど、事前に知ってはいたのですが、事前に慌てる必要なく、入院生活に必要なものは、コンビニで安価に手に入りました。たとえば、箸を入れる箸箱を買いましたが、スプーンやフォークは抜けていて、コンビニで割り箸と使い捨てのスプーンを買えば済みました。

 手術前日はまず入院生活のリズムに慣れられるかなと不安でしたが、割りとスムーズに9時半就寝、6時起床の生活に慣れました。個室だったので、夜中に起きて手洗いに行っても大丈夫とか、条件が良すぎるぐらい整っていたことが大きいのかもしれませんが。

 前日に手術の日程の説明があって、午後1時半頃からスタートの予定とのことでしたが、前の手術の進行によって遅れることもありますとのことでした。4人部屋で入った最初の看護師さんは若い女性で、絶食のうち、飲み物の最終は当日6時でしたが、前日零時と間違えて記入していました。個室に移ると、私と同じぐらいか、少し若いぐらいの看護師さんになって、朝まで大丈夫ですよと教えてくれました。説明を受けていたのですが、ついつい最初の説明に非木津られて、朝、水を取り忘れていたので、食べられないのは大した苦痛ではなかったのですが、のどが渇いて大変でした。もっとも、のどが渇いたらうがいをして下さいというアドバイスがあって、うがいで凌ぎました。手術は1時半になっても準備すら始まらず、焦ることではないのですが、少しジリジリしました。手術は全身麻酔ですので、手術になったら寝てしまえばよいと開き直っていた分、手術前が一番苦痛だった気がします。

 午後2時前に、看護師が入室して、手術の準備です。まずは、血栓予防のためのストッキングを着用です。副鼻腔炎の手術で大袈裟なと思いましたが、あとになると、当然の処置でした。次に、手術用の青いエプロンを着用しました。手術を担当する先生方が相次いで入室されて、2時半から手術が始まりました。自分の氏名を告げて、麻酔をする旨を告げられてから、記憶がありません。おそらくですが、麻酔開始から1分足らずで寝てしまいました。大声で名前を呼ばれて終わったのかと。終わった直後は頭がボーっとして、半分ぐらい酩酊したような状態でしたが、先生方や看護師の方の顔ははっきりと見えました。もっとも、裸眼ですので、極度の近視でぼやけてはいるのですが。

 手術が終了した時刻は正確にはわからないのですが、午後6時半頃に部屋に戻ったと思います。徐々に意識が回復してきましたが、思ったよりも麻酔が効いていて、頭がボーっとしたままでした。術後の検温の結果は摂氏37.4度、血圧の上が130ぐらいで、特に問題なしとのことでした。1時間ぐらいすると、さすがに麻酔の効果も薄らいで、痛みを感じるようになります。手術した鼻が痛いのかと思いきや、実は、のどがガサガサに腫れて、とてつもなく痛いです。手術後、3時間したら、歩く練習をして、食事を摂ることになっていました。この間は、また別の看護師さんが付っきりです。2回目の検温では38.0度で、のどが痛く、頭がフラフラするので、つらかったです。血圧の上が110ぐらいだったと思います。執刀医、免疫関係、麻酔医の先生方が、相入れ替わり入室されたのは覚えていますが、ありがとうございましたと申し上げるのが精一杯で、とにかく頭がボーっとしていました。モノが2重に見えるなど神経系統に異常がないのを確認して、9時すぎに歩行練習です。書き忘れていましたが、手術前日から点滴をしているので、点滴の袋をつるした台をもって歩行できないと、いろいろ不自由が生じます。まあ、とある事情で寝たきりでも問題はないのですが。

 歩行練習が終わって、次はご飯です。5分粥が主食の晩御飯を食べ始めたのですが、途中からどんどんと食べるスピードが落ちて、半分も食べずに、もう食べられなくなりました。個室に帰ったときから、ずっと看護師さんがつきっきりなのですが、ちょっとまずいと感じたのか、執刀した先生を呼びました。元々、細身で神経質な印象の先生ですが、このときは冷静で男らしく、心配する必要はありません、鎮痛剤を指示通り飲んでくださいと全く動揺の色がないので安心しました。翌朝にはのどの痛みが少しだけ和らぎ、体温も37.5度まで下がりました。

 男性限定ですが、全身麻酔をしてからの手術の場合、尿道から前立腺まで管を入れることが多いと思います。正直なところ、これが一番つらかったです。尿意があるのかないのか、自分でもわからないので、歩行ができるのを確認してから、看護師さんに外してもらいました。普通だったら、恥ずかしいとか気になる気もするのですが、このときは平然としていたので、自分でも不思議ですが。どの程度の太さの管が入っていたのかは、看護師さんが物を見せないようにしていたので、わからないのですが。これを外す前に、最初の放尿はとても痛いことがあるのでトラウマになる人もいますと恐ろしいことを笑顔で話すので、こちらがひきつった笑顔になりました。その日は、手術中にし尿瓶の3分の2程度ぐらい尿をしていたので、ほとんど出ませんでした。翌日、水を飲んだ後でまとまった尿を出すときに、血の小便が出るんじゃないかと思うぐらいの痛みで、泣きそうになりました。あとは、次の安い個室が空きそうだというので、早速、移転をお願いしました。

 高い部屋と安い部屋の違いは広さとシャワーの有無なので、けち臭く、部屋を出る前にシャワーを使ってみました。これはさすがで、もちろん湯船はないのですが、とても快適でした。実は、以降、共同のシャワー室を一度として利用したことはありません。手術前は実質的に強制されてシャワーを浴びましたが、最近は風呂屋からサウナ、プールなど不特定多数がマットの上を通るところは近づきたくもないです。簡単に言えば、そういうところで水虫をもらうことが20代のときにあって、完治するのに3年以上かかったので、二度と近寄りたくないです。温泉も好きですが、マットの上に引くタオルを別途、用意しないと入りたくないです。

 高い個室で3泊した後、安い個室(9800円)で4泊したのですが、鼻の洗浄の説明に来た看護師さんが20代かなと。実は、入院当初に鼻洗浄の説明は簡単に受けて、エネマシリンジを動けるうちにと買っておきました。点滴の説明を勘違いしていて、部屋を移った頃には抗生物質の点滴もなくなっていました。こればかりは仕方ないのですが、点滴をしている状態での移動は本当に面倒で、今回は手の甲からで、すぐに外したこともあって、ほとんど跡が残らない程度でしたが。そんなわけで入院初日にエネマシリンジを2800円で買いましたが、微妙に高いなと。検索してみると、ネット通販での最安値が3600円台(他の安い商品はありますが、同じ品物でないと比較する意味があまりないので)なので、意外と良心的な価格ですね。生理食塩水を入れるボトルを用意してもらって、今夕ぐらいから鼻洗浄をしましょうとのことでした。実際には、鼻から垂れる程度の出血があったので、4日目は鼻洗浄を見送りました。当然ですが、洗浄によって出血が悪化することがねらいです。先生に相談しますが、今日は見送りになると思いますとのことで、実際、見送りになりました。

 5日目の朝から鼻洗浄を始めましたが、失敗だったかなと思うのは、念のために看護師さんについてもらって、説明をもう一度うけてなかったことでした。看護師さんから説明も受けていますし、図解もある説明書を見ながらで大丈夫でしょと思いましたが、最初は勢いが足りずに苦労しました。鼻を洗ったら、食事前に10分ほど処置室でネブライザーで吸入して、診察です。実に丁寧に鼻の穴を掃除して頂けるので、これはなかなか助かります。ただし、この段階では鎮痛剤としてロキソニンを毎食後、飲んでいた状態でかなり痛いので、覚悟が必要でしたが。

 ネブライザー吸入後や処置後に鼻から出血することもあるので、綿球を鼻の穴に詰めいていました。お見舞いは極力、居場所を隠すという形でやんわりとお断りしていました。例外的に着て頂いた方々には申し訳ない話ですが、地の顔自体が変な顔ですが、綿球をしている顔は変顔以外の何物でもなく、羞恥プレイに耐えました。話が変な方向にそれそうになりましたが、医療機関で使われている綿球はかなり密度が高くて、両方の鼻を塞ぐと、口呼吸を余儀なくされます。代わりに、血を吸い取る能力は非常に高くて、右の鼻の穴からの出血がやや多いので、右には必ず詰めていましたが、看護師さんには詰めなければならないものではないですよと、少し笑われてしまいました。

 5日目以降は、鼻洗浄とネブライザーによる吸入、医師による処置、3食を食べて薬を飲むといったことがメインです。5日目の夜に、コンビニから部屋へ帰ってくると、若い看護師さんが、青いエプロンを着用しながら、隣室に向かうところを通りました。思わず、息をのむほど、凛々しくて、見惚れました。翌朝、その人が検温などの担当だったのですが、他の看護師さんと比較して、「他になにか問題はありませんか?」という決まり文句の後の間が長くて、これは「今、お一人ですか?」と30代前半なら突撃していたと思いますが、40代になって勢いがなくなったことを実感しました。ヘタレ。大丈夫ですと笑顔で答えたら、寂しそうに「そうですか」と部屋を出ていきました。まあ、自意識過剰なだけでしょう。

 執刀した先生は月曜日まで入院させたい意向でしたが、さすがに日常生活に戻らないとまずいので、日曜日に退院することにしました。入院を引き延ばしたいというわけではなく、純粋に、術後の状況を確認されたかったのでしょう。土曜日に内視鏡で診察されたときは、かなり早い段階で腫れが治まってきているので安心して下さいとのことでした。雨の中ですが、おっさんが血迷っていると思われてもいいから、なぜ、声をかけきれないのだろうと一つだけ迷いを残して、帰宅しました。

 日曜は帰ってきて、カバンからすべての荷物を取り出したら、ぐったりして寝てしまいました。頭がすっきりしたので、入浴(たぶん本当は控えるべきでしょう)、入浴後の水を使った洗濯、晩御飯の支度と一気に忙しくなりました。携帯のメールであいさつを返したら、9月は遊べるかと尋ねるメールが来て、ちと困るなあと。入院から元に戻るのは中々、大変なので、しばらくはそっとしておいてほしいというのが本音です。今日も、念には念を入れて休んで、鼻洗浄をして、耳鼻科の先生に診察して頂きましたが、ふだんの診察は短いのに、今回は「手術直後というのは、けがをしたような状態です。出血が1か月は続くでしょう。できれば毎日来てください。最低でも週2回です。1週間も空いてしまうと、固まった血がとれないですから」とおっしゃるので、頷くばかりです。しかし、いくら頑張っても保険の点数が増えないのに、本当に丁寧に処置をして頂けるのはありがたいとしか言いようがないです。ただ、朝でロキソニンが切れて、処置後にじわじわとくる痛みにひたすら耐えていました。

 「幸福度」とか言っている経済学者もどきの話を聞くと、実は功利主義の批判をしながら、功利主義が口ごもる領域まで功利主義を拡大していることに気がつかないのはくだらないのですが(ロジットモデルを使って、加法的に幸福度を計れば、経済学以上に功利主義的であることに気がつかないバカもいる)、やはり金銭的インセティブでは説明できない士気や誇りなどの非金銭的インセティブをどう扱うのかを、どこかで真剣に考える必要があるのではと思ったりします。


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2013年08月18日

入院前

 このような表現は、すべてをぶち壊しにする可能性が高いのですが、入院といっても、1週間ほど軟禁されて、ご飯も3食付で、ただ、2日目に全身を眠らされて鼻の出来物をとって、副鼻腔の内部にある鼻汁をとりますよと。とりあえず、お見舞いが必要な病気ではないので、数人ですが、ありがたいことに見舞でもしようかと言ってくれましたが、すべてお断りしました。実は、手術中に気管にチューブを挿入するようなのですが、十中八九、声帯を傷めると思ってくださいと言われたので、会話は難しいかなと。来週が無事、終われば、酒を飲む機会がいくらでもあるので、声が回復してからがいいなと。

 病院は、34歳のとき、血栓性静脈炎でお世話になった病院には申し訳ないのですが、かゆいところに手が届く感じです。一人暮らしなので、事前確認のときに留守にしていたのですが、細かいところもFAXできめ細かく説明して頂いて、安心です。個室は満室で4人部屋の簡易ユニットに入れてもらえるとのことで、助かります。いわゆる「差額ベッド」の対象ですね。PCの持ち込みが可能かどうかを尋ねたいのですが、当日でもいいかと。執刀して頂く先生も、免疫関係の先生もとても人格的にも信頼できる方で、正直なところ不安はないです。勤務先からは病院で生活リズムや過食などを是正して少しでも痩せてくるよう、指示がありました。ありがたい話です。紹介して頂いた耳鼻咽喉科の先生も丁寧な対応をいつもして頂いて、胃腸関係の薬も勝手に頼りにしております。

 元々、具体的には長生きするといった、人間としては普通の欲望が理解できず、自分自身に薄情でしたので、他人にも情が薄かった気がしますが、最近は、入院をきっかけに情というのも侮ってはいけないなと。当たり前かもしれませんが、両親に連帯保証人をお願いして、入院前の書類を郵送したら、私が速達にしていたのでそれ自体は当然といえば当然ではあるのですが、往復して3日で返ってくるというのはとてもありがたいことなのだと最近は思うようになりました。独りでいることにこだわりはないので、しかるべき人が同意してくれれば、それはそれでありかなと。
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